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更新日:2018年12月13日
この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
知事定例記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。
・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入の推進について
(作成:報道・広聴課)
平成30年12月13日(木曜日)
11時14分~11時25分 会見室
では,会見を始めさせていただきます。
まず,幹事社から幾つか質問をさせていただきます。
1つ目は,9日に投開票がありました県議選の関係なのですが,結果を受けて,知事の方でどう受けとめているかをまず教えてください。
知事:大きな体制の変化というのはなかった選挙だったのではないかなと思っていますし,私としての県政運営においては,今までどおり県議会との協力関係をしっかり保ちながら進めることができる結果になっているのではないかなと感じています。
茨城(幹事社):投票率が残念ながら過去最低になってしまったのですが,この点はいかがでしょうか。
知事:ちょっと残念な結果ではあるのですが,いろいろな要因があるものと思いますが,引き続き,民主主義の根幹でございますので,投票ということの意義についての啓発・啓蒙を続けていくしかないのかなと思っています。
茨城(幹事社):わかりました。
先日,県が,日立製作所日立総合病院の医師確保で,産婦人科医を4人確保されたということで,大変良いニュースだと思うのですが,これについて,その後,会見がなかったものですから,知事の方からお話があればお願いします。
知事:平成21年に日製日立総合病院に派遣をしていた当時の東京大学が産婦人科医を引き揚げてしまったことから,地域周産期母子医療センターを休止していたわけでございますが,長年の交渉の成果が実って,今回,筑波大学から産婦人科医師4人の派遣が決定されました。それによって体制を整えて,地域周産期母子医療センターの再開ということ自体は,さらに新生児科医という専門医を追加する必要があるようなので,それを最大限,可及的速やかに確保した上で,できれば平成34年の4月までには地域周産期母子医療センターの再開を目指したいと思っています。
茨城(幹事社):今おっしゃったのは,平成34年。
知事:平成34年4月ですね。
茨城(幹事社):それは何か。
知事:本格的な再開のためには,まだ新生児対応の専門医の方が必要だと。今回の4人の確保で産科と婦人科の体制はしっかり整ったわけですが,さらに新生児科と。どんどん専門化が進んでいまして,そういう意味では,新生児科の専門医が必要だということなので,本格的な地域周産期母子医療センターとして再開できるのは,その平成34年を待たなければいけないということです。
事務局:新生児科医は4名程度必要だと言われています。
茨城(幹事社):医師確保が厳しい中だと思いますので,慌てず,可及的速やかに探した上でもそれだけ時間がかかってしまうということになるのでしょうか。
知事:はい。なかなか厳しい状況は変わらないと思っています。
茨城(幹事社):わかりました。
県議選で議会の定例会の開催が変則になった関係もあって,12月議会がなかったのですが,来年度の予算の編成については,今どんな進捗状況になっていますでしょうか。
知事:今,重要案件についての議論を始めているところです。これを年内にあと何回か行った後に,準備を進めて,年明けにも,1月,あるいは2月までかけてしっかり準備をしていきたいと思っています。
茨城(幹事社):わかりました。
幹事社からは,以上です。各社さん,お願いします。
○RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入の推進について
知事:今年は電子決裁の利用率が99%,ほぼ100%近くなったということでニュースになりましたが,RPAの導入,これは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略ですが,要するに,定型的な仕事をオートメーションでやっていくという技術というか,ソフトウエアというか,そういうものを導入していて,今回,4業務で実証的に試験をした結果,業務の8割以上,86%ぐらい削減できたということが結果として出てきましたので,これを踏まえて,来年度以降はさらに大規模に定型的な業務についてRPAを導入することによって,人的資源を投入しなければならない業務量を極力減らせるところは減らして,もっと重要なところに人的資源を投入できるようなことを進めていきたいと思っています。
時事:ありがとうございます。
例えば,他の電子申請とか,そういった新たな展開についてはいかがでしょうか。
知事:電子申請の新たな展開というか,電子申請の手前として,県に対する申請書類,県民の方々からいただくようなものをなるべく電子化していかないといけないなと。いろいろ外部の企業の方からも要望をいただいていまして,紙での申請が義務づけられているようなものをきちんと見直して,電子申請も可能にするということをあわせてやっていくことが非常に重要だと思っていますので,それは来年に向けて徹底的に進めたいと思っています。
時事:わかりました。ありがとうございます。
茨城(幹事社):他になければ,ちょっと一つ。今年の漢字が出たのですが,知事の方でお考えがあれば,今年1年を象徴するような漢字をおっしゃることができればお願いします。
知事:前進した1年だと感じています。茨城県にとって,いろいろな新しい試みをこれだけ一度に始めたのは,何年ぶりかはわかりませんが,久し振りなのではないでしょうか。
茨城(幹事社):そうすると,一文字というと,「前」ですか。
知事:「前」か「進」かどっちかですね。
茨城(幹事社):あえてどちらかといえば,どちらにしましょうか。
知事:では,「進」でお願いします。
茨城(幹事社):わかりました。
知事:正確には,撤退というか,飲食物販事業をやめるという話だと認識していますが,1903年に神谷傳兵衛さんが創業して以来,県内有数の施設,歴史的観光資源でありますし,また,地元牛久市にとっても日本遺産を目指しているということもあって,県民全体はもとより,市民にとっても非常に大事な資産だということで,その象徴となるような,例えばワインづくりが無くなってしまうというのは,正直,非常に残念かなと思っています。
牛久市さんの方でも,何とか継続できないかということで,今経営しているオエノンホールディングスさんに要望書を出すというので,県としても支援をしたいと思っています。
茨城放送:あまりはっきり言えないかもしれませんが,今のところ,(県の)支援というのはどういったものが候補として。
知事:それはいろいろな話し合いの中で知恵が出れば採用されるでしょうし,知恵が出なければ,ある意味,一企業の経営判断の問題なので,何もできないかもしれないし,それは牛久市とオエノンホールディングスさんの話し合いをしばらくは見守るしかないかなと思っています。
茨城放送:ありがとうございます。
茨城(幹事社):特に無いですかね。
では,これで終わりにしたいと思います。
今日はありがとうございました。
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