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更新日:2018年10月12日
この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
知事定例記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。
・サンフランシスコにおける「常陸牛輸出拡大に向けた商談・交流会」の結果について
(作成:報道・広聴課)
平成30年10月12日(金曜日)
11時15分~11時33分 会見室
では,幹事社からいくつか質問させていただきます。
まず,先週,福井国体が閉会しまして,いよいよ茨城国体まで1年を切って,次は茨城の番というふうになりましたが,実際に国体に参加されてのご感想,また,来年に向けての改めて決意というものを教えていただければと思います。
知事:今回の福井国体の特徴というわけではないのですが,今回すばらしかったなと思ったのは,まず最初の開会式です。悪天候でありながら,開会式,それから,その後の日程についてもきちんと臨機応変に対応して終了した。その間,現場で,競技委員会とか,あるいは福井県の皆さんが大変ご苦労されていたようなのですが,これだけの異常気象が通常になってしまっている状況だと,茨城国体においても,きちんとその学びを我々としても引き継いで,どういう事態になってもきちんと国体を行うことができるような体制をつくっていくための非常に良い勉強になったのではないかなということが一つ。
それから,福井県は,人口が80万人に満たない県でありながら,今回,天皇杯,皇后杯を獲得,それも東京都にかなり差をつけて獲得したというのは大変すばらしい成果なのではないかなと,大いに福井県が盛り上がったのではないかなと見ております。
産経(幹事社):ありがとうございます。
知事:アンテナショップについては,10月25日にリニューアルオープンするということで,オープニングのセレモニーには,いばらき大使で女優の白石美帆さんと,本県出身の俳優,渡部豪太さんにもご参加いただいて,テープカット,それから,県オリジナル米の「ふくまる」の配布とか,あるいは,店内において地酒を振る舞うとか,まずはそのようなオープニングイベントを企画しております。
当然,私自身も参加する予定でございます。
皆さん(プレス向け)にも,内覧会を実施するとか,そういうこともいろいろ準備しておりますので,これによって茨城のブランド価値の向上,それから,茨城県内のさまざまな生産者,あるいは流通関係の皆様に,東京の市場におけるお客さんの反応などを検証するような場所としてしっかり機能するアンテナショップになればすばらしいなと考えています。
産経(幹事社):ありがとうございます。
○サンフランシスコにおける「常陸牛輸出拡大に向けた商談・交流会」の結果について
知事:まず,常陸牛については,今回,常陸牛の特徴をいろいろプレゼンテーションさせていただいたり,あるいは実際に目の前で希少部位のカットなどをしながら試食もしていただいた。参加していただいた方も,アメリカで著名なレストランの経営者,あるいは,料理研究家,料理関係のマスコミやメディアなどの方に大変喜んでいただき,関心を持っていただいて,早速,常陸牛を「是非うちの店でも使いたい」というお話をいただいたところとは,もう具体的な商談に入っているところでございます。
他にも,ニューヨークで最も有名な(予約を取れない人気の)お寿司屋さんを経営している「Shuko」(シューコ)のシェフ,Nichlas Kim(ニコラス・キム)さんも,牛肉だけではなくて,我々の持っていったお米「ゆめひたち」なども大変気に入っていただいて,食感がよくて,冷めても非常においしいので,是非自分のお店のお寿司にも使いたいという話もいただいております。
その場で,さらには,シカゴであるとかニューヨークでも是非同じようなイベントをやってほしいという依頼もいただいておりますので,そういう意味では,非常に強い手応えを感じております。
それから,サンフランシスコの日系のスーパーマーケットなども訪問させていただいて,「茨米」(うばらまい)の売れ行きなども含めて取材をさせていただき,意見交換をしたのですが,向こうの担当の方々も含めて,茨城県の食材,特に,お米だけではなくて,常陸牛,さらには干しいも,焼きいも,そういうものも含めて非常に関心を示していただいて,マーケットとしても,日本に比べて価格展開が非常にしやすいマーケットだということなどもお話いただいているので,今後,茨城フェアのようなことを是非やりましょうという話で,今後,事務的に進めていく予定でございます。
ということで,全般的に言えば,行ったことにより,いろいろな情報が入り,あるいはネットワークもつくれたと自負しておりますので,こういう形でどんどん挑戦していくことが,茨城県にとっての販路開拓に直結していくのではないかなという手応えを感じた次第です。
産経(幹事社):ありがとうございます。
知事:海外の方々も,50カ国,4,000人の方が参加いただけるということでございまして,非常に大きな会議として今回の世界湖沼会議を迎えることができるということは大変うれしく思っています。
政策フォーラムなどでも私自らプレゼンテーションさせていただきますし,水質浄化,それから,さまざまなステークホルダーとの共生,そういうことも含めて世界の方々と意見交換をしながら,実りある政策形成につながるようなヒントをいただくことが是非できればなと思っています。
産経(幹事社):ありがとうございます。
幹事社からは以上となります。
では,各社さん,よろしくお願いいたします。
読売:先ほどの世界湖沼会議の質問に関連してなのですが,今回,会期中に新たに滋賀県知事らとのキックオフセレモニーの予定が追加されました。世界湖沼会議としてのプログラムではないですが,こういった湖沼に関する課題解決のための連携に向けて期待されている点を伺えればと思います。
知事:滋賀県知事は,琵琶湖があるということを含めて,湖沼会議においては,今まで日本では中心的な役割を担ってこられたので,いろいろお互いに学び合うことが多いのではないかと思っていまして,是非,琵琶湖の経験に我々も学びながら,我々の経験を是非お伝えしながら,湖沼会議での議論をただの議論で終わらせずに,実際の豊かな生態系の維持という目標に向かってお互いに助け合えることができればということで,意義有るミーティングになるのではないかなと思っています。
読売:ありがとうございます。
時事:ふるさと納税の話なのですが,県内の市町村でも,地場産品外とか,調達額が3割を超えているものとかというのがあるところが結構ありますが,ほぼ全部見直すと言っていますし,多くが10月末までに見直すと言っていると思うのですが,県の市町村課の方でもヒアリングに入ったりしていると思うので,このタイミングで改めて知事のご見解というか,ご意見をいただければと思うのですけれども。
知事:ふるさと納税,それぞれの自治体のさまざまなPRのツールにもなるし,かつ税収をある程度そこで期待するという動きで,3割という国のガイドラインを逸脱した自治体なども若干あったという実態は,一方で,税収がなくなってしまう都市部の自治体が非常に困難な状況になっているという報道なども伺っていますので,ある程度の節度というのは必要なのかなと思いますし,そういう意味では,国のガイドラインに則って見直していくということも,お互い助け合うという観点からいうと必要なのではないかなと思っています。
時事:ありがとうございます。
知事:今後,インバウンドの海外旅行者などのことも考えると,支払手段が現金以外のもの,最近どんどんキャッシュレスになっていますので,そういうものに対応していくというのは非常に重要なのではないかなと考えています。
クレジットカードではなく,携帯を使った支払いというのが,特にアジアのインバウンドのお客さんだと一般的になっているという状況もございますので,今回の総務省の通知を受けて,電子マネーの活用を県内に広げていくことのきっかけになればいいのではないかなと思っています。
茨城:ありがとうございます。
県有施設でいうと,具体的には,例えば,県立の歴史館ですとか,あと,入館者の多い大洗水族館などもありますが,これらの対応についてはどういうふうに考えていますでしょうか。
知事:今後,詳細については詰めていきたいと思っています。
茨城:キャッシュレス化という大きな方向では,知事の中ではやっていきたいという強い考えが有るということですかね。
知事:はい,そうです。
茨城:わかりました。ありがとうございます。
知事:今回,一連の旧優生保護法関係の調査をずっと続けてきたわけでございますが,現状,1,691施設,44市町村の調査をした上で,国に対しても報告をしたということです。
合計67名が,ある意味,個人を特定できる資料があるような形で調査ができたということで,今後は,国とも相談しながら,可能な限り,優生手術を受けた方々の利益になるような形で我々としても対応していくことができればなと思っています。
毎日:基本的には,国の指示に従った対応という形になりますか。
知事:そうですね。法律でいろいろな制限がございますので,例えば,本人に対する通知にしてもできる限りのことはしたいと思っていますが,国と相談しながらきちんとやっていきたいと思っています。
知事:順調に進んでいるという認識なのですが,ちょっとまだ最終的に報告は受けていないのですが,多分,予定どおり10月の下旬に定期便として第1便がやって来ると認識していますけれども。
日経:まだ正式には決まってはいないというご認識。
知事:決まっていないのかな。ちょっと確認しないとわかりません。すみません。私は勝手にもう正式に決まっているのではないかと思っているのですけれども。もう自分の予定には第1便のセレモニーの予定が入っているので,おそらくは間違いないと思いますが,ちょっとそこは正式かどうかというのは確認してから,広報から後でお答えいたします。
知事:農業施設とか,あるいは農作物を中心に被害が出ている。それから,けが人なども出ている状況でございますが,特に,農業被害については国に対して支援を要望しているところでございまして,引き続き農林水産省を中心に働きかけていきたいと思います。
それから,県としても,利子補給なども含めて,県の農林漁業災害対策特別措置条例に基づいた支援を行っていく予定です。
幸いなことに,茨城県の場合,露地栽培が太平洋側に少ないものですから,神奈川とかのような農作物の塩害というのはない状況で,ただ,台風当日には,随分電線が塩分でスパークするという現象が相次いだということで,消防の出動要請が大変多かったという話は聞いていますが,農作物に対する大きな塩害というのはないと聞いています。
茨城:ありがとうございました。
知事:すみません,個別の具体的な案件について,私,まだ詳細を聞いていないので,その件については,いろいろ弁護士等と相談した上で対応を考えなければいけないと思っていますので,コメントは今の段階では差し控えたいと思います。
日本テレビ:県は戦うみたいな形で報道では出ているのですけれども。
知事:いや,そういうことはまだ私も,その詳細はきちんと確認した上で検討してまいりたいと思います。
産経(幹事社):各社様からいかがでしょうか。
では,なさそうですので,今日は以上とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
知事:ありがとうございました。
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