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新規繁殖和牛入門講座

県は、新規参入者や後継者の育成、さらには繁殖肥育一貫経営化を推進することで常陸牛を始めとした肉用牛の生産基盤の強化と品質の向上を図るとともに、地域の畜産振興に資するため、繁殖和牛経営を新たに始めようとする者等を対象とした講座を開催しています。

令和3年度新規繁殖和牛経営入門講座を閉講しました

令和4年3月5日(土曜日)に第8回講座及び閉講式を開催し、今年度の講座が修了しました。

今年度は聴講生を含めて11名が受講し、うち規定の出席回数を満たした7名の方に対して、修了証を交付しました。

なお、新型コロナウイルス感染拡大等の影響によるオンライン講義への変更などに伴い、交流の機会は減ってしまいましたが、農家体験実習は受入農家様の御協力のおかげで、各受講者3か所で実施することができ、現場で生のアドバイスを受けたり、先輩農家の方とつながりを作ることなど貴重な経験を得ることができました。

また、受講生の中には、受講中に繁殖和牛の導入を行った方や、来年度から経営を開始する方などもおり、今後における本県での肉用牛生産の担い手としてのご活躍を期待しています。今後とも畜産振興課では、就農相談や経営相談を通して受講生の就農等の支援を進めてまいります。

【講座の様子】

 

和牛閉講式写真1 和牛閉講式写真2
和牛閉講式写真3 和牛閉講式写真4
【参考】講座日程(実績)

 

日時 場所 内容
1 7月17日(土曜日) 肉用牛研究所

県内和牛、常陸牛の生産状況

県有雄牛の見学、牛の手入れ等

2 9月4日(土曜日) オンライン

飼養管理と栄養管理

育種価と和牛の血統

繁殖和牛の経営

3 10~12月(1日間) 各受入農家 農家体験実習1
4 10~12月(1日間) 各受入農家 農家体験実習2
5 10月19日(火曜日) 肉用牛研究所

和牛の登録制度、家畜取引

肉用牛の繁殖管理

牛の見方、体形、測定

繁殖牛の放牧

6 11月14日(日曜日) 全農家畜市場 子牛市場見学
7 10~12月(1日間) 各受入農家 農家体験実習3
8

2022年

3月5日(土曜日)

オンライン

牛トレーサビリティ制度、環境対策

肉用牛の衛生管理、各種就農支援制度

肉用牛の補助事業紹介

ー閉講式ー

【受講生の声】

〈農家体験実習〉

  • 実際に新規就農した受入農家の方から直接、話を聞くことができて有意義だった。
  • 牛舎の構造についてアドバイスをもらったり、また、一緒に牛を見ながらベストな体型等を教えてもらえて、とても勉強になった。
  • 繁殖経営の楽しさや大変さなどを直接聞くことができ、自分自身の就農後のイメージがより明確になった。
  • 放牧を取り入れた管理方法を実際に見ることができ、自分自身の経営への取り入れ方のイメージができた。
  • 受入農家で若い後継者の方と話ができ、自分自身の刺激になった。歳が近い人と畜産の話をする機会がなかったので、とても貴重な実習になった。

〈全体〉

  • 講座全体を通して、基本的な知識を学ぶことができた。さらに、繁殖経営に関わる人達との人間関係も築けてよかった。今後も今回築いたつながりを活かしていきたい。
  • コロナの影響で、受講生同士の交流機会が減ってしまったことが残念だった。

令和3年度新規繁殖和牛経営入門講座(第6回講座)を実施しました

令和3年11月14日(日曜日)に第6回講座を実施しました。

今回は、常陸大宮市の全農茨城家畜市場の見学会を実施し、6名の参加者が参加しました。

始めに市場名簿の読み方、子牛下見の際のチェックポイント等の説明を受けてから、出荷牛繋留場の見学、セリの見学を行いました。セリ見学中は当課職員の説明を受けながら、セリ結果等のメモを熱心に行いました。市場には、実習受入農家の方も出荷者として来場していたため、再会した受講生と笑顔で交流する姿が見られました。

令和3年度新規繁殖和牛経営入門講座(第6回講座)を実施しました(ワード:1,148KB)

農家体験実習が始まりました

当講座では、繁殖和牛農家での体験実習を実施しています。

本来であれば8月から実施予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、実施を延期していました。10月に入り「国の緊急事態宣言」が解除されたため、受入農家での体験実習を順次再開しています。実習では、牛の管理作業や自給飼料の収穫作業を行う他、就農へのアドバイスを受けたり、管理施設の見学を行うなど、貴重な体験となっています。

1月まで各受講生が3戸の農家において実習を行う予定です。

実習1 実習2
実習3 実習4

令和3年度新規繁殖和牛入門講座を開講しました(令和3年7月17日)

令和3年7月17日土曜日に令和3年度新規繁殖和牛経営入門講座を開講しました。

今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点等から、開講初日においては、開講式典ではなく、オリエンテーション形式に切り替えてスタートし、県の肉用牛研究所で第1回講座を実施しました。

年度の入門講座の受講生は、県内各地から女性3名を含めた11名です。今後の実習では、大子町の農家など14戸の協力を得て、1受講生あたり3回の現場体験実習も予定しています。

令和3年度新規繁殖和牛入門講座を開講しました。(PDF:221KB)