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更新日:2024年5月21日
奥久慈しゃも」は、地理的表示(GI)登録を受け、県北地域の銘柄畜産物として県内外で流通していますが、現在、高齢化や後継者不足等により生産者の減少が進んでいます。
そこで、「奥久慈しゃも」生産の担い手確保による生産基盤の強化を図ることにより、地域の畜産振興に資するため、「奥久慈しゃも」の生産に興味がある方を対象に、新たな取り組みとして、農事組合法人奥久慈しゃも生産組合と県北農林事務所の主催のもと「奥久慈しゃも生産入門講座」を開催いたしました。
令和4年10月5日(水曜日)に大子町中央公民館で本講座を開催し、大子清流高校の学生を含め、17名の方々が受講しました。
午前中は県職員による「奥久慈しゃも」とそれに係る「県北地域の畜産振興」の概要の説明と、奥久慈しゃも生産者(奥久慈しゃも生産組合:高安理事)による飼養方法の説明を行いました。
→講義の内容について、いくつか質問もありました。(主なもの)
Q:鶏舎を作るときの注意点はありますか?
A:平飼いで1m²あたり10羽以下の密度で飼育します。鶏舎消毒のため床は必ずコンクリートにする必要があります。
Q:鶏ふんの処理はどうしていますか?
A:近くの農家に無償で使ってもらっている人が多いです。肥料代の高騰で、堆肥の需要が高くなっています。近くの農家さんとの付き合いも大事です。
Q:指定されている飼料には、他に何か混ぜてはいけないのでしょうか?
A:GIで規定されているので、必ず生産者全員が同じ飼料を使わなければいけません。食べるエサは肉質に大きく反映されます。
午後は「奥久慈しゃも」を生産する鶏舎を見学しました。
家畜伝染病予防のため、普段は一般の方々が養鶏農場に立ち入ることはできません。そのため、今回の講座は、受講生の皆様にとって非常に貴重な経験となりました。
今後の就農に向けて、受講生の皆様が熱心に鶏舎を見学する様子が伺えました。
受講後のアンケートでは、「次のステップ向けの講座があったら、ぜひ受講したい」等の意見もありました。
今後とも、県北農林事務所(畜産振興課)では、「奥久慈しゃも」の生産振興と、就農相談や経営相談を通じた受講生の就農等の支援を進めてまいります。
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