ここから本文です。
更新日:2019年12月4日
畑地かんがいとは,畑地の用水施設のことをいいます。畑地かんがいのメリットは以下のとおりです。 (1)栽培管理が容易になり,計画栽培・出荷が可能になる。 (2)品質が向上し,良い作物が栽培できるようになる。 (3)作業の省力化が図れ,作業時間を短縮することができる。 (4)干ばつの影響を受けなくなる。 (5)多目的利用により,減農薬栽培などが可能になり,多彩な営農が行える。 |
畑に設置される蛇口 | 畑地かんがいの様子 |
霞ヶ浦用水を使って畑地かんがいを活用した営農を行っている,畑地かんがいの先進地をご紹介します。 |
|
●江川新宿地区(結城市・江川新宿)
排水路や道路,区画の形状を改善するなど耕作条件の整備を行い,用水施設を整備しました。
整備後は霞ヶ浦用水を活用し,計画的で大規模な作付けが可能になり,ハクサイや小玉スイカを中心に作付けされています。
整備前 |
整備後 |
定植期のかん水 |
ハクサイ生育状況 |
●安静地区(八千代町・芦ヶ谷)
安静地区のハクサイ畑 | チューブによるかん水状況 |
・用排水施設整備後の地区農家の感想(回答:41名) 平成24年度安静地区事後調査資料より
借宿生子地区のレタス畑 | 春ハクサイの水封マルチ |
岩井北部地区のレタス畑 | 夏ネギのチューブかん水 |
古河市(旧三和町)の給水スタンド | 給水スタンドから水を運び,レタスにかん水する様子 |
給水スタンド位置図はこちら(PDF:250KB)
給水スタンド利用についてはこちら(PDF:621KB)
畑地かんがいの達人である農家の方を,畑地かんがい先駆的実践者(畑かんマイスター)として認定し,茨城県内の畑地かんがい計画区域に出張して話をする出前講座や,現地研修会を行う制度のことです。 |
|
畑かんマイスター出前講座 |
畑地かんがいに関心を持った地域の方に対して,実際に利用している農家の方に話をしていただけるため,非常に分かりやすく,説得力があります。霞ヶ浦農業用水推進協議会を事務局とし,随時申し込みを受け付けています。
畑地かんがいを契機に施設園芸を始めた方,規模拡大をした方などの実体験に基づいた生の話を聞くことができ,好評を得ています。
出前講座の様子 |
現地見学の様子 |
畑かん出前講座をご希望の方は,霞ヶ浦農業用水推進協議会までご連絡ください。 詳しいお知らせはこちら(PDF:167KB) 申込書はこちら(ワード:35KB) |
霞ヶ浦農業用水推進協議会
●畑地かんがい現地研修会
毎年,畑地かんがいのモデル実証ほ場を設置し,様々な作物のかん水効果を調査をしています。
畑地かんがい現地研修会は,農家や関係者が参加し,モデル実証ほ場の調査結果の発表や,かん水資材(かん水チューブ等)の実演を行っています。
○平成26年度開催実績
平成26年10月畑総中結城地区(八千代町)
・かん水施設を利用したネギ栽培の実証について
・畑かん営農に関する情報提供
・畑地かんがいの実演
現地研修会の様子 | かん水資材(スプリンクラー)の実演 |
講演会の様子 |
・平成26年度開催実績
平成26年11月演題「TPPをめぐる最近の情勢」
講師:茨城県農業協同組合中央会 寺山正史 農政広報部長
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください