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更新日:2024年11月13日

 鹿島下水道事務所 処理の方法

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 処理の方法 

 鹿島下水道事務所が管理する深芝処理場での処理は汚水処理汚泥処理に分けられます。 

汚水の処理方法

 深芝処理場では、現在、国内多くの下水処理場で用いられている処理効率の高い標準活性汚泥法を採用しています。

処理工程

概要写真

(1)各工場除害施設
 工場排水は、各工場が設置した除害施設で流入基準未満(以下)まで処理された後、下水道に排出されます。

工場除害施設

(2)沈砂池(ちんさち)
 下水道を通して集められた排水は沈砂池で砂、砂利を沈殿させ、し渣は除塵機で取り除き、排水をポンプで汲み上げて曝気油脂分離槽に送ります。

沈砂池 除塵機沈砂池 ポンプ設備

(3)曝気油脂分離槽(ばっきゆしぶんりそう)
 曝気油脂分離槽では送風機から送られた空気を散気筒を通して気泡にし、その上昇力で排水中の油脂類を水面に浮上させて分離除去します。

曝気油脂分離槽初沈

(4)最初沈殿池(さいしょちんでんち)
 沈砂池より長時間滞留させることで取り除けなかった排水中の微細浮遊物が沈殿します。沈殿した汚泥は、汚泥濃縮タンクに送られます。

最初沈殿池最初沈殿池

(5)エアレーションタンク
 最初沈殿池から送られてきた排水は、好気性微生物を含んだ活性汚泥と混合攪拌されます。送風機から送られた空気を散気筒やメンブレンフィルターを通して細かい気泡にし、水中に酸素を送っています。酸素により活性化した微生物は排水中の有機物を摂取し、分解処理を行います。

エアレーションタンクエアレーションタンク

(6)最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)
 分解処理された処理水と活性汚泥が流入してきます。汚れを食べた活性汚泥は沈殿し、一部はエアレーションタンクに返送され、残りは汚泥濃縮設備に送られます。

A系最終沈殿池A系越流堰
B系最終沈殿池B系越流堰

(7)消毒槽
 微生物で浄化された処理水を、最後に次亜塩素酸ナトリウムにより消毒します。

消毒槽

(8)放流
 消毒後の処理水を鹿島灘に放流します。

放流放流

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汚泥の処理方法

 下水処理場では毎日膨大な量の汚泥が発生しており、この汚泥を処理しなければ衛生的な環境を維持することは困難です。当処理場では減量化と資源としての再利用を図るため、「濃縮」、「脱水」、「焼却」により汚泥を処理しています。

主な汚泥処理工程は以下のとおりです。

発生汚泥の減量化

 排水処理工程で発生する汚泥を脱水・焼却のための様々な設備により減量化することで、施設の効率的な管理を行っています。濃縮工程では濃縮タンク・遠心濃縮機や脱水機により汚泥中の水分を除去し、流入汚泥量の約90%を減量します。更に焼却施設で脱水ケーキを焼却し、最終的には約99%を減量します。

処理工程

概要写真

(1)濃縮汚泥

約24万立方メートル/年
(令和3年度)

濃縮汚泥

(2)脱水ケーキ

約1.8万t/年
(令和3年度)

 

脱水ケーキ

(3)焼却灰

約1,011t/年
(令和3年度)
 
※乾灰と湿灰の合計

焼却灰

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濃縮・脱水

 

処理工程

概要写真

(1)汚泥濃縮タンク
 最初沈殿池から発生した汚泥はここに集められ、重力沈降で圧密を受け含水率が下がります。

汚泥濃縮タンク(後方は貯留タンク)

(2)汚泥貯留タンク
 汚泥濃縮タンクからの汚泥はここに貯えられ、脱水機へ安定供給されます。

汚泥貯留タンク

(3)遠心濃縮機
 最終沈殿池から発生した余剰汚泥はここに送られ、遠心力で濃縮してさらに含水率を下げます。

遠心濃縮機

(4)薬液溶解タンク
 高分子凝集剤を水で溶解した薬液は、凝集混和タンクへ供給されます。

薬液溶解タンク

(5)凝集混和タンク
 汚泥に高分子凝集剤を混合して、汚泥を凝集させます。

凝集混和タンク

(6)ベルトプレス型脱水機
 凝集混和タンクで凝集された混合汚泥を濾布の回転により連続的に絞り、含水率の低い汚泥ケーキを排出します。

ベルトプレス型脱水機脱水ケーキ

 

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焼却

処理工程

概要写真

(1)定量フィーダー
 汚泥ケーキを一時貯留し、流動炉に汚泥ケーキを連続定量的に供給します。

定量フィーダー定量フィーダー

(2)流動床焼却炉
 流動炉に投入された汚泥ケーキは流動空気により流動化した流動砂によって瞬時に乾燥焼却されます。

流動床焼却炉流動床焼却炉

(3)空気予熱器
 排ガスを流動炉の燃焼空気(流動空気)と熱交換することによって、省エネルギー化を図ります。

空気予熱器空気予熱器

(4)サイクロン
 排ガス中に含まれるダスト(ばいじん)を遠心力による沈降作用により、捕集除去します。

サイクロン

(5)セラミックフィルタ
 サイクロンで捕集不可能な微小ダスト(ばいじん)を帯電させ、静電気作用により捕集除去します。

セラミック1セラミック2

(6)排煙処理塔
 排ガス中に含まれる硫黄酸化物・塩化水素は、水酸化ナトリウム水溶液をスプレーさせ除去します。

排煙処理塔

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焼却灰の有効活用

  鹿島下水道事務所では、年間約1,000t(令和3年度)発生する焼却灰を人工軽量骨材(外部委託)の原料等にして、有効活用しています。

人工軽量骨材

 人工軽量骨材は膨張性頁岩(けつがん)に焼却灰等を混入し高温焼却することにより精製され、普通のコンクリートと変わらない強度を有するにも関わらず普通のコンクリートに比べ、約30%軽いという特徴を持っています。茨城県庁舎の床材には人工軽量骨材を利用しています。
 

人工軽量骨材(メサライト)

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事務所全景

〒314-0101 茨城県神栖市北浜9
電話番号:0299-96-2617
FAX番号:0299-96-1099
e-mail:kage@pref.ibaraki.lg.jp

このページに関するお問い合わせ

土木部鹿島下水道事務所施設管理課

〒314-0101 茨城県神栖市北浜9

電話番号:0299-96-2617

FAX番号:0299-96-1099

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