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更新日:2024年3月5日
この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
知事定例記者会見の動画は、こちらから視聴いただくことができます。
(作成:報道・広聴課)
令和6年3月5日(火曜日)
15時15分~15時35分 会見室
茨城放送(幹事社):よろしくお願いいたします。進行幹事社LuckyFM茨城放送です。
退院後初めての知事会見ということになります。今の体の調子あるいは体の回復具合というのはいかがですか。
知事:おかげさまで順調に回復しておりまして、本格的に仕事も復帰できる状況です。
茨城放送(幹事社):ベストを100としたら、今どのぐらいまで来ていますか。
知事:95ぐらいは行っているんじゃないですかね。
茨城放送(幹事社):さらに、例えば精密な治療を勧められたであるとか、あるいはまた別の検査が必要とか、そういうことは現時点ではどうですか。
知事:特に言われていません。
茨城放送(幹事社):2月17日以降、副知事の皆さんらによる一部公務の代行ということもあったかと思います。例えば、在庁勤務の短縮だとか、あるいはどこか仕事をセーブしながらまた別の検査もということがあったり、あるいは逆に入院前のように元どおりという形なのか、その辺、今後はどうですか。
知事:今後は入院前と同様に通常に業務すると思います。
茨城放送(幹事社):それではここから先は転倒された経緯について念のため確認でお伺いしたいんですけれども、転倒されたのは、いつどこでどんな場面だったでしょうか。
知事:私は一切記憶がございません。15日の夜帰ってきて、16日金曜日。2月ですね。朝ちょっと頭が腫れぼったいなという状況のまま登庁して、体調も何となくすぐれなかったので、念のためちょっと早く切り上げて自宅に戻ってゆっくり静養して、次の17日土曜日に、ちょっと目のあたりが黒ずんできたというのが分かって、その上で、電話相談をした上で、慌てる必要はないというお話でしたので、自分で車で運転して浦安まで戻って、それで妻に付き添われて、念のためということで浦安の順天堂大学の病院のほうに伺ったと。検査した結果、そのまま手術を勧められたので、そのまま手術を受けたということになります。
茨城放送(幹事社):転倒された経緯の記憶がないというお話ですけれども。
知事:全くございません。
茨城放送(幹事社):15日に転倒されてでよろしかったですよね。
知事:自分では全く記憶ないんですが、症状などから転倒した以外には原因は考えられないということなので、恐らく転倒したんだと思います。
茨城放送(幹事社):転倒される前に、例えば普段と違うことをされたとか、あるいは。
知事:特にないですね。
茨城放送(幹事社):お酒も特には。
知事:お酒は、当然ちょうど自民党幹部との会合があったので少しは飲みましたけれども、特に普段より多く飲んだというわけではないです。
茨城放送(幹事社):2月17日に血腫を除去なさいました。その血腫の大きさはどのぐらいというふうに。
知事:私は見ていないので分かりません。
茨城放送(幹事社):周りの方からはそのお話は。
知事:結構大きかったと妻が言っていましたけれども、どのぐらいの大きさでそれを言っているのかよく分かりません。
茨城放送(幹事社):大きさによっては、この先相当心配だったのではないかとか、いろいろな。
知事:いや、そんなことはなかったですね。放っておいて治るケースもあるんだけれども、念のため手術したほうが回復が早いんじゃないかということで勧められて、開頭、血栓除去術という手術を受けたということです。
茨城放送(幹事社):ということは、どんな感じの手術というふうに。
知事:頭を開いて血腫を取るということです。
茨城放送(幹事社):なるほど、そうですか。こういった病気になられたということについて、正直今どんな心境ですか。
知事:無事に今元気でおりますので、あとはしっかりと仕事をしたいというふうに思います。
茨城放送(幹事社):別の言い方をするならば、自らでもこういうことがあるんだなとか、あるいは今まで例えば健康には自信があったんだけれども、自信過剰になってたのかなとか、いろいろなことを多分お休みでやられたりテレワークのときにいろいろ考えられたのかな、その辺どうでしょうか。
知事:特に、今後きっとより気をつけなきゃいけないとは思いますけれども、原因がはっきりしているわけじゃないんで。
茨城放送(幹事社):原因がはっきりしているわけではない。一部繰り返しても構いません。これはどういう意味合いというふうに捉えればいいですか。
知事:転倒した原因がよく分かっていないということですね。
茨城放送(幹事社):今日が久しぶりのフル登庁といいますか、フル勤務という形になっているわけですけれども、報道陣、それから県民の皆さんには、改めてになるかもしれませんが、どんなふうな県政をということになりますか。
知事:もう既に談話などで発表しておりますけれども、ちょっと健康を害した結果、皆様に多大な御迷惑をおかけしましたが、御覧いただいたように、元気で回復しておりますので、今後はしっかりと県政運営に引き続き前と同様に取り組んでいきたいというふうに考えております。
茨城放送(幹事社):では、大井川知事の体調面、それ以外の件も含めまして、各社さんどうぞ。
共同:共同通信です。お怪我のお話で恐縮なんですけれども、すいません、記憶がないということでしたけれども、お酒も飲んでないということだったと思いますが、発表では転倒というふうにされていたのは、そうすると、どういうことだったのか。
知事:手術の結果として、頭部の損傷の程度を見ると、これは外傷以外の原因ではあり得ないということで、転倒したことしか理由は考えられないと、そういうことです。私自身の記憶は全くありません。
共同:恐らく15日の夜だったんだろうなということ。
知事:15日の夜以外には考えられないと思います。
共同:16日は御体調ですとか、あとは見た感じですかね、外見はどう。
知事:見た感じは何の変化もなくて、頭の後頭部がちょっと何というんでしょうか、腫れぼったいというか、何か理由分からないんですけれども、起きたときそういう感じがして、そのまま通常勤務していましたけれども。
共同:たんこぶみたいになっていたということですかね。
知事:それに近いですかね、そんなはっきりしてません。何となく全体的に熱を持ってるという感じの、皮膚がちょっと腫れぼったいという感じで。
共同:16日朝起きて。
知事:そうです。それで気がついて、何でかなと思いながら役所に登庁したということです。
共同:16日は自覚症状としては腫れがあるなということ。
知事:そうですね、あとちょっと体調も気分が悪いので少し仕事セーブしながら、なるべく早く引き上げて、それで静養していました。
共同:念のため、17日に。
知事:17日に一応、目に内出血のような、あざのような黒く色がついたので、#8000番に連絡して、どうしたものかと相談をした結果、慌てる必要はないけれども、念のために医者に行ったほうがいいんじゃないかという話だったので、通常の予定、元々の予定どおり、自分で浦安に帰って、妻と一緒に一応念のためということで、順天堂大の浦安病院に行きました。
共同:17日に病院に行かれて、硬膜外血腫というふうに診断されて、これは急を要するものではなかった。
知事:急を要するかどうかというのは、どういう意味でしょうか。
共同:手術しないと後遺症ないし命に関わるというような診断が出たわけではなく、念のため手術しましょうと。
知事:全く自覚症状のない状況で、CTの結果、内出血があるので、血腫というのも認められるので、これは手術した方が早く治るので手術することをお勧めしますと、そのまま放っておいて治るケースもあることはあるらしいんですけども、医師の判断としては、開頭して血栓を取った方が確実に早く治りやすいということで勧められたので、その指示に従ったということです。
茨城:茨城新聞です。よろしくお願いします。先ほど体調が優れなかったというお話でしたけれども、体調、どういった状況だったのでしょうか。
知事:何か当時一緒に会った首長さんからも相当疲れてるんじゃないかというようなことを言われてたりもしているので、自分の状況としては何となく体調思わしくないなと。疲れが溜まってるのかなというくらいの雰囲気ですね。
茨城:分かりました。あと、その外傷を見ると転倒以外考えられないということでしたけれど、特に御記憶がないということで、転倒以外に例えば極端な話、殴られるとか、そういったことはもうまず考えられないと。
知事:私は記憶がないもんですから、そこは何とも言えません。
茨城:分かりました。ありがとうございます。
茨城放送(幹事社):茨城放送です。気分が悪いというのは、頭がぼうっとするという感じなのか、それとも全身の倦怠感という感じまでいってしまったのか、それとも。
知事:頭はぼうっとしてません。頭クリアでしてちゃんと仕事もこなしてましたけれども、全体的に疲れているのかなという感じですね。
茨城放送(幹事社):背中とかその辺。
知事:そういうことはないです。通常に普通に生活できる状況です。
茨城放送(幹事社):ありがとうございます。
知事:もうそろそろそのくらいにしてくれませんか。
茨城:ちょっと別な話題でお願いしたいと思うんですが、先月の半ばにイタリアに知事訪問されてると思います。その内容、結果についてお伺いしたいと思うんですが。
知事:非常に何年ぶりだ、38年ぶり(※)かな、長い年月経て、エミリア・ロマーニャ州との交流ということで向かったわけですが、日本からも40名以上の方が参加していただいたということで、先方の航空宇宙産業であるとか、あるいは農業であるとか、食の関係、そういうところといろんな接点をつくることができて非常に有意義だったんじゃないかなというふうに思います。
※事務局訂正:18年ぶりと発言しましたが、訂正しております。
姉妹県であるので、息長く継続的に努力を積み重ねていくことというのが非常に重要なのかなというふうに思ってますので、今後このきっかけをより充実させる努力というのが今後大事なのかなというふうに思ってます。
茨城:今回の訪問の結果で、何か直接的な何か取引ですとか、そういったことに結びつくという。
知事:県内のベンチャー企業が非常に先方でプレゼンをして、相当いろいろな引きがあったということは、具体的な話につながる可能性の一番確度の高いものかなというふうに思ってます。
そのほか県が主催、県とイタリア商工会議所が一緒に主催した現地のシェフを使って茨城の食材をイタリア風にアレンジして食べさせる会なんかも、非常に興味深く見てもらいまして、イタリアの方は非常に食に対する情熱が強いということもよく分かったんで、そういうのを踏まえながら今後、様々交流する方法はあるんじゃないかなというふうに思いますし、またエミリア・ロマーニャは非常に魅力的な物産が多くて、ワインからバルサミコ酢、我々が想像するようなものよりも、もう全然、全然レベルが違うバルサミコ酢なんかもあって、そういうものなんかも今後、茨城県との結びつきを強める中で、非常に有意義な話になるんじゃないかなということと、向こうの知事さんが非常にサッカー好きなんで、サッカー交流なんかもできるといいなというふうに感じた次第です。
茨城:38年ぶりの訪問(※)ということで、これから息長くというお話ありましたけども、これからどういった交流を進めていくという、何か今の段階で決まっていることとかあれば。
※発言者より、「18年ぶりの交流」から「38年ぶりの訪問」に訂正
知事:今の段階で何も決まってませんので、今後様々なきっかけをどうやって生かすかってことを検討することになると思います。
茨城:ありがとうございます。
NHK:NHKです。よろしくお願いします。
現在、新年度予算案、県議会で審議されているかと思いますけれども、この中で特に人材不足への対策に力を入れていらっしゃいまして、外国人材のより戦略的な活用、支援体制の強化など盛り込まれていると思うんですけれども、特にそういった人材不足対策であったり、外国人材などを重点的に盛り込んだ狙いについてお伺いできますでしょうか。
知事:それは多分皆さんのほうがよく知ってるんじゃないかと思うんですけども、急激な人口減少、特に労働力人口と言われている15歳から64歳の人口が急激に減る中で、出生率を上げるといっても、様々なライフスタイルに関わる話なので簡単ではないと。そうすると選択肢として何が残るかっていったときに、やっぱり海外の人材を活用する、あるいは海外の人材に選んでもらうというような環境をどうつくるかというのは非常に分かりやすい方策なんじゃないかなというふうに思いますし、そういう分かりやすい方策についてしっかりと具体的な対策を講じていくことが、茨城県にとって非常に大事なのかなというふうに思ってます。
NHK:ありがとうございます。
NHK:もう一点、お伺いさせてください。昨日になるんですけれども、ひたちなか海浜鉄道湊線が新たな延伸計画、国から認可を受けたと思うんですけれども、着工に向けて一歩前進した形になるかと思いますが、受け止めと県の今後の支援についてお伺いできますでしょうか。
知事:着工に向けて前進したことは非常にいいことではないかなというふうに思ってます。この湊線の延伸については、これまでもひたちなか市といろいろやり取りをしておりますので、今後、県がどのような役割を担うのかということについても、これまでも話し合ってきましたけども、今後具体的な話合いになるんじゃないかなというふうに思ってます。
NHK:ありがとうございます。
東京:本日の議会で、教育長人事を御提案になったと思いますけれども、4月に変わる森作さん、新たな。その人事の狙いを教えてください。
知事:森作さんは、来月の4月15日で任期満了となりますので、引き続き森作体制で築いてきた教育の改革路線、これを続けていくために柳橋さんが適任だということで、交代人事を今、提案してるところです。
茨城放送(幹事社):茨城放送です。1月1日に能登半島地震があって、経過という形になりますけれども、修復はできてはいるんですが、道路で多くの亀裂、それからめくれ上がりなどがあって、なかなか逃げるのが難しいのではないかという声が現地、それからこの原発のある茨城県内でも一部上がってはいるんですけれども、それを踏まえたときに、広域避難計画への影響ですとか、あるいは一部つくり直しですとか、あるいはまた、別の言い方になりますけれども、その原子力発電所に対するもっと強靭化したほうがいいですとか、そういった今後の原発、原子力防災ですか、そのあたりについては今後どんな展開になるか、今あれでしたら。
知事:それは私には分かりませんね。多重災害、複合災害に対する備えについて、原子力規制委員会がどういう今後見解を示すかということは注視しなきゃならないと思いますけども、石川県の状況が茨城県にすぐさま当てはまるということではないんじゃないかなというふうに私は思っていまして、あのように山がちな半島で海岸線沿いに1本道があって、それが切れてしまうとどうしようもないというところと、平坦な土地が広がっている茨城県とでは、大分アクセスにとっての環境が全然違うんじゃないかなというふうに思います。
しかしながら、石川県の事例なども参考にして、今後多重災害に複合災害に備えた形での避難計画っていうのをつくるような努力というのは今後していかなきゃならないし、今後その安全基準についての見直しというのは、それは国主導で行っていく、必要と判断すれば、行っていくということになるんじゃないかなと思います。
茨城放送(幹事社):ありがとうございます。
知事:もういいんじゃないですか。
茨城放送(幹事社):ありがとうございました。終了します。
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