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更新日:2022年10月3日
鹿行管内では、令和4年度現在、46組織が多面的機能支払交付金事業に取り組んでおり、そのうち潮来市管内では9組織が活動しています。
9月12日(月)に「潮来市北浦湖岸自然を守る会」が延方小学校の5年生59名を対象とした「稲刈り体験学習」を実施しましたので、取組みの様子をご紹介します。
今般のコロナウイルス感染症拡大の影響で、中止が続いていた稲刈り体験でしたが、今回、約3年ぶりに開催を迎えることができました。
ほとんどの子にとって、稲刈りは初めての挑戦でしたが、活動組織の方と一緒に作業してコツを学びながら、刈り取りからおだがけまでの一連の作業に取組みました。
(1)刈り取り
最初の作業は稲の刈り取りです。稲を1束とり、下から上へ引き込むように鎌を使うと、しっかりと刈り取ることができます。
慣れてくるとテンポよく作業が進み、終わりが見える頃にはすっかり夢中になった子どもたちから、「もっと稲刈りしたいのにな~!」と残念がる声が聞こえてきました。
(2)稲をまとめます
刈り取った稲は「バツ印」になるように重ね、藁ひもでしっかり束ねることがポイントです。
地元の方からコツを教わって、上手に結べたかな?
(3)おだがけ
竹で組まれた稲架(はさ)と呼ばれる枠に稲をかけて、干していきます。
稲架は子どもたちの背丈ほどの高さがあるため、1束かけるだけでも一苦労といった様子でした。
作業が大変だった分、達成感もひとしおで、稲架いっぱいに稲が並んだ光景は圧巻でした。
写真からも、子どもたちの頑張りが伝わってくるのではないでしょうか。
作業がすすむと、子どもたちは「刈り取る」係、「束ねる」係、「おだがけする」係に自主的に分かれて、熱心に取り組んでいました。
活動組織のみなさんとの交流や、自分の手で稲を刈り取る経験を通して、毎日食べているお米がどのように成長し、食卓に届けられているかを学ぶことができたのではないでしょうか。
多面的機能支払交付金事業では、草刈りや泥上げといった農地を保全管理する取組みだけでなく、地域の様々な世代や立場の方が一体となった共同活動に取り組むことができます。
これらの活動をきっかけに、農業者以外のみなさんを含めた地域の交流の機会につなげませんか?
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