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更新日:2021年7月5日
県南農林事務所経営・普及部門(土浦地域農業改良普及センター)が令和2年度に行った現地活動の情報紹介ページです。もくじの各項目からそれぞれの記事に移動することができます。
令和3年3月8日(月曜日)にアグリライフセミナー第4回を開催し5名の受講生が参加しました。今回は、女性農業士の芽場氏を講師に自身の農業経営の取組等について講話いただき、農業経営改善や女性農業士の地域貢献につながる活動を学びました。
芽場氏は、ナシ・ブドウを主体とした観光果樹園の経営に加え、バーベキュー場を併設し、家族等で楽しめる場づくりを提供していきます。観光農園の経営では「お客様の声を反映させ(貸出し用の椅子やトイレの改修など)リピーターの確保につなげることが重要である」、「今後として、若い消費者や個人をターゲットとして、キャッシュレス化にも取り組んでいきたい」とのことでした。
受講生から「直売や販売方法など詳しく質問に答えてくださり、わかりやすかった」、「観光農園を経営するにあたって入園料など近隣の状況を踏まえて決めること、地域取組を聞けたことが参考になった」等の感想があり、大変有意義な講座となりました。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
令和3年1月18日、5会場(土浦合庁・稲敷合庁・つくば普及センター・農業総合センター・農林振興公社)をオンラインで結び、県南地域青年農業者プロジェクト合同発表会を開催しました。
発表は「ブドウの小房づくりによる作業省力化及び商品開発の検討」(土浦)、「地域連携農業の可能性」(稲敷)、「緑肥を用いた荒廃地再生計画」(つくば)の3課題でした。発表者は後継者や新規参入者(脱サラ就農)の異なる立場からの発表となりました。いずれも堂々とした発表態度で、センター長や農業経営士や、専技からの質疑に的確に応答していました。最後に農林振興公社から『地域に根差したプロジェクト活動に期待するとともに、県南地域として広域で活動していってほしい』と講評を頂きました。
引き続き、青年農業者による経営体や地域の課題解決の取組を支援していきます。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
令和2年12月22日に、農林水産研修所つくば館水戸ほ場において本講座を開催し、県南地域の受講生9名が参加しました。研修所の指導員から、注意点などについて実演を含め説明を受け、農作業安全の必要性について認識を新たにすることができました。
トラクターの傾斜面危険体験では、15度の傾斜面に凹凸がある道をトラクターで実際に走行し横転疑似体験をしました。その後、刈払機の安全な操作方法、点検整備について実習を行い、最後に農作業安全のポイントととして、農作業事故の実態と事故防止策についての動画を視聴しました。
受講生からは「傾斜面でのトラクター作業の危険性がよく分かった」、「農作業中の危険な作業について具体的に知ることができた」などの声がありました。
当普及センターでは、農業学園を通して新規就農者が定着し、より活躍できるように継続して支援していきます。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
土浦地域では、女性農業者の経営者としての資質向上や交流の場としてアグリライフセミナーを開催しております。令和2年12月14日(月曜日)に第3回講座として「商品㏚のための上手な写真の撮り方セミナー」を開催し4名の受講生が参加しました。
セミナーでは講師の新垣氏により「初心者でもできる上手な写真の撮り方について」ご講義いただきました。「写真を撮る心構えは、自分の感性を大切にし、素直な気持ちで作成することが重要である。初心者でも気持ちを込めて撮った写真は相手に伝わる。①感動や楽しさが伝わる、②大さの比較対象、③カメラの影・頭の影・照明の有無、④パッケージを開けるか、中身を見せるか、⑤寄りすぎ注意、⑥写真で伝えるか、文字で伝えるか、⑦人が演出するか。何を見せるか。」というポイントを押さえて実演・実践を交えて熱心に教えていただきました。
受講生から「講義だけでなく、実際に体験することができてわかりやすかった。」、「今日学んだことを商品の撮影に早速活用していきたい。」等の感想があり、大変有意義な講座となりました。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
令和2年11月16日に、JA水郷つくば千代田梅部会会員のほ場2ヵ所において、冬季剪定講習会が開催され、ウメ生産者10名が参加しました。講習会では普及センターより、冬季剪定のポイントとして、切り返しと間引きの使い分け、太くなりすぎた長大枝の剪除、骨格枝先端や結果枝候補の育成方法等を説明した後、講習樹(「露茜」の若木、既存品種の成木)の整枝剪定を行いました。
「露茜」については、樹勢が低下しやすい特性を踏まえ、しっかりとした骨格枝を育てるための強めの切り返しを心がけるように説明しました。また、講習ほ場は水田転換畑であるため、根圏が浅い可能性が高く、発根促進のための有機物投入を実施するように助言しました。
既存品種の成木については、「樹高の切り下げ」と「樹の若返り(樹勢強化)」が課題であったため、骨格枝先端の積極的な切り戻し(切り下げ)、内向きの長大枝の剪徐、骨格士枝更新候補の育成等を中心に、部会員と意見交換しながら枝剪定を行いました。
今後も、ウメの安定生産と高品質果実の出荷につなげられるよう支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年11月6日、組合主催の立毛品評会が開催され、組合員を加え、茨城県農業総合センター専門技術指導員、JA新ひたち野・茨城県県南農林事務所経営・普及部門各担当者で審査を行いました。
生育は全般には順調でしたが、一部ほ場では、軟弱徒長・ハダニ害・立枯れが散見され、全体的に例年より開花が遅れている状況でした。審査の結果、土づくりに重きを置き、採光に心がけ適切な芽かきを重ねている生産者が1等となりました。
組合全体の切花カーネーション作付面積は前年比で6%減ですが、本組合ではオリジナル品種の親株育成に取り組み始めた生産者が下ります。引き続き、国内カーネーションをけん引する産地として発展し、農業経営の改善が図られるよう、関係機関と連携して支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年10月20日JA新ひたち野石岡梨部会にて温水点滴処理機実施講習会を開催し、15名の生産者が参加しました。温水点滴処理は、ナシ白紋羽病の防除技術として確立され、土壌中の病原菌密度を減らすことができ、罹病樹の樹勢回復や改植・補植樹の生育促進が期待されます。
講習会では当部門から白紋羽病の感染チェック方法や温水処理機の効果的な使用手順とポイント等について説明し、温水処理機を稼働させて実演を行いました。部会員から「ほ場の条件によって異なる電源や水源の確保方法まで知ることができたので参考になった」との感想がありました。JA新ひたち野石岡梨部会では昨年、温水処理機を導入し、今年度から部会員に向けて貸出を行っているところです。
当部門では、今後も生産者やJAと連携しながらナシの収量及び品質向上につなげられるよう支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年10月5日、土浦合同庁舎において、花きの銘柄産地指定証交付式が行われました。
花き銘柄第1号で認定された経緯をもつ産地、水郷つくば農業協同組合花き部会今泉共選部会の目代部会長からは「コロナ渦による経済低迷で情勢は厳しいが、伝統と技術の継承とともに、楽しんで生産活動できるよう取り組んでいきます。」とのごあいさつを頂きました。
新ひたち野農業協同組合花き部会の幕内部会長からは「安定した出荷量確保のために担い手確保についても取り組んでいきます。」と今後の活動方針を含めたごあいさつをいただきました。
コロナ禍において花きの消費・販売が落ち込んでいる現状ではありますが、こんな時だからこそ癒しを届け続けられますよう、他産地をリードする2つの花き産地の良品生産と担い手確保活動を、引き続き支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年9月1日に、土浦合同庁舎において農業学園レンコン講座が開催され、受講生22名が参加しました。講師を普及センター職員が務め、国内および県内におけるレンコンの栽培状況、生育特性、施肥管理の注意点、病害虫対策などについて説明しました。
質疑応答では、受講生から「作業場の確保をどうしたらよいだろうか」、「レンコンの追肥の時期がずれると影響があるのか」など多くの質問が出たことから関心の高さがうかがえました。
当普及センターでは、農業学園を通して新規就農者が定着し、より活躍できるように支援していきます。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
令和2年9月6日に志士庫園芸農業協同組合集荷場において栗出荷目揃え会が行われ、統一した品質での出荷に向けて生産者が果実の品質やサイズなどを確認しました。
当部門からは今年度のクリの生育状況、選果の際に除去すべき果実の見分け方、品質劣化させないための収穫の時間帯・経過日数について情報提供を行いました。また、今年度は受粉が良く、着毬量が多いため、クリの虫害対策として徹底して品質不良果を放置しないようにし、園外に持ち出し処分するよう伝えました。
当部門では、今後も生産者や組合担当者と連携しながらクリの高品質安定出荷につなげられるよう支援していきます。
【農業の成長産業化】
土浦地域では、女性農業者の経営者としての資質向上や交流の場としてアグリライフセミナーを開催しております。第2回講座として令和2年9月2日(水曜日)に販路開拓・拡大セミナーを開催し5名の受講生が参加しました。
セミナーでは、やさいバス株式会社営業統括部長を招き、「やさいバス株式会社の概要について」お話いただきました。さやいバス株式会社は、野菜を出荷する生産者、野菜購入者に対して物流サービスを提供しています。具体的な取り組みとして「購入者が送料を負担することや物流を効率的にするシステムを考案し、できるだけ生産者の都合に合わせたシステムを構築している」とのことでした。
受講者から「配達の手間や手数料が高いという問題が解決されそう」、「時代に合わせた販路を考える時だと思っていたので良かった」、「今回の講座で販路に興味がわいたので、今後行われるオンライン商談会に参加してみたい」等の感想があり、大変有意義な講座となりました。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
令和2年8月26日JAやさと園部選果場にて県育成品種「恵水」の目揃え会が行われ、統一した品質での出荷にむけて、色具合、サイズや糖度などを確認しました。
出荷は8月28日から始まり、今年度は9月中旬まで全7回を予定しています。また、JA新ひたち野石岡梨部会とJAやさと園部選果場では、JAの垣根を超え「恵水」の共同出荷をおこなっており、今年度で3年目を迎えます。
今後の生産者やJA部会担当者と連携しながら「恵水」の高品質出荷につなげられるように支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年8月6日に、JA水郷つくば稲作部会員を対象とした水稲ドローン活用現地研修会を開催、14名の部会員が参加しました。
水稲栽培へのドローン活用事例や導入コスト等について情報提供するとともに、カメムシたいもち病の防除について指導しました。使用機体の性能等について説明した後、自動航行による薬剤散布の実演を行いました。猛暑の中、短時間で効率的な散布を目の当たりにした部会員からは、作業委託や機体購入を検討したいとの声が多数上がりました。
当部門では今後もスマート農業の普及や稲作の省力・低コスト化を支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年7月28日に、やさと農協梅部会員のほ場において夏季剪定講習会が開催され、ウメ生産者15名が参加しました。講習会では、普及センターから夏季剪定の目的(貯蔵用分の蓄積、花芽の充実)を説明した後、昨年の冬に剪定した講習樹で剪定を行いました。
初めに生育状況を確認し、冬の剪定における切り返しの程度や結果枝の取り方が適切であったのか、部会員と意見交換しながら、今年の剪定方針を検討しました。また、冬に切る枝(切り戻し)と夏に切る枝(間引き)の考え方を整理しながら、剪定を行いました。部会員からは、剪定だけでなく、今年の収穫量や病害虫の発生状況についても、活発に意見交換が行われました。
今後も、ウメの安定生産と高品質果実の出荷につなげられるよう支援していきます。
【農業の成長産業化】
土浦地域では、女性農業者の経営者としての資質向上や交流の場としてアグリライフセミナーを開催しております。今回、第1回講座として令和2年7月20日(月曜日)農業総合センターで行われた令和2年度経営発展モデルアシスト事業審査会に参加し、セミナー受講生のうち1名が発表し、3名が聴講しました。
審査会では茨城県内の5名の女性農業者(発表者経営品目:イチゴ、カキ、ネギ、ブドウ等)から自身の「経営発展モデル」について発表され,先進的な取組をしている女性農業者の経営事例を学ぶ良い機会となりました。なお、当地域から参加した寺田氏からは「家族を育む農業」について発表があり、寺田氏自身の農業に対する思いが伝えられました。
受講者から「県内のいろいろな方の経営計画を聞くことができ参考になった。」、「農業を通して地域を盛り上げることができることを学んだ。」等の感想があり、大変有意義な講座となりました。
【未来の農業のエンジンとなる担い手づくり】
令和2年7月21日に新ひたち野農協、22日にやさと農協主催の飼料用米・ふくまる現地講習会が開催されました。経営・普及部門から追肥や病害虫防除等の栽培管理について情報提供を行いました。
飼料用米の収量向上のために、積極的な追肥を呼びかけるとともに、近年、出穂時期が遅い飼料用米にカメムシ類が集中し減収する事例が見られることから、必要に応じ防除を行うように呼びかけました。ふくまるについても、カメムシ類が集中すると品質低下が起きることから適期防除を呼びかけました。
経営・普及部門では、今後とも、需要に応じた多様な米作りのために指導を行っていきます。
【農業の成長産業化】
令和2年7月6~7日にJA水郷つくば稲作部会員を対象に水稲現地研修会を開催し、千代田・霞ヶ浦・土浦・新治の4支部合計で33名の部会員が参加しました。
経営・普及部門から気象経過や生育状況、水管理・追肥・病害虫防除について説明した後に各生産者のほ場を巡回、今後の管理について指導を行いました。中干しが効果的に実施できず苦労している状況や効果的な追肥技術、いもち病・カメムシ防除について活発な意見交換が行われました。
今後は、8月上旬に飼料用・業務用の晩生品種を対象とした現地研修会とドローン活用に関する研修会を開催する予定です。
【農業の成長産業化】
令和2年6月26日、7月7日にやさと農協採種部会主催の水稲現地講習会が生産者52名参加のもと石岡市八郷地区の種子生産ほ場4会場で開催されました。経営・普及部門から追肥や病害虫防除等の栽培管理について情報提供を行いました。カッターを用いた幼穂の確認方法について、実際に生産者に練習してもらいました。
生産者は、今年の長梅雨に対応した今後のほ場管理について活発に意見交換が行われ有意義な講習会となりました。
経営・普及部門では、今後とも、優良種子安定生産のため指導を行っていきます。
【農業の成長産業化】
令和2年6月30日(火曜日)、土浦地域女性農業士会は会員のほ場・作業場・直売所を会場とした研修会を開催しましたところ会員7名、関係者2名が参加しました。
まずは、昨年度認定された吉田悦子さんのレンコン栽培から販売について、研修しました。就農までの経緯やレンコン栽培における病虫害対策、異業種と連携した加工品(ハスの茶葉・レンコンクランチ等)の製造・販売の取り組みを研修することができました。特に直売所における感染防止対策(フィルムの設置・飲食の廃止)など、直売を手掛けている女性農業士たちには大変参考となった様子でした。
次に、齊藤礼子さんのカーネーション改植後の様子をほ場研修しました。近隣の方々への花育活動として、カーネーションの摘み取りをして頂きながら、収穫が終了した株の抜き取り作業を行ってもらう活動を20年程継続しています。これによって、改植作業を時期を逃さずに行っていると説明を受けました。
土浦地域では、今年も新たなの仲間が増えます。引き続き、地域をリードする女性農業者の活動を支援します。
【未来のエンジンとなる担い手づくり】
当管内の各梨部会では、ナシの高品質生産の一環として、生育期の見回り会が開催されます。調査樹の果樹横径を計測したり樹体をよく観察することで生育状況を確認し、系統出荷に向けた情報共有の場として活用されています。
令和2年6月11日及び12日にJA水郷つくば千代田梨部会の見回り会が開催され、ナシ生産者60名及び関係機関5名が参加しました。見回り会では「幸水」の果実肥大や病害虫発生の状況について調査しました。また、気象災害への対応策や着果管理等について、生産者同士の情報交換が行われました。普及センターからの講評では、生育期前半の気象の推移を振り返りながら見回り結果について報告し、樹勢に応じた新梢管理や黒星病を中心とした病害虫防除について指導しました。
今後も、収穫期に向けて状況把握を行い、部会担当者と連携しながら高品質果実の出荷につなげられるよう支援していきます。
【農業の成長産業化】
令和2年5月19日(火曜日)、新ひたち野農協の無加温キュウリ生産者5戸を対象に個別にハウス巡回を行いました。巡回では、産地で導入している品種の種苗会社の技術者を招き、草勢や水分管理、摘心、病虫対策について品種特性に応じた細やかな指導がありました。
巡回後は抑制キュウリの新品種説明会を行いました。今年は、新型コロナウィルス感染症対策として3会場に分散しての開催となりました。紹介のあった新品種は、草勢の強い「ニーナ」と適度な草勢の「まりん」でいずれの品種も複合耐病性があり、果形の安定性が良いとのことです。
今後も当部門では、キュウリ生産技術の向上やキュウリ産地の発展のための取り組みを支援してまいります。
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