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更新日:2019年4月1日
就農地:大子町
就農した時期:平成24年4月頃
就農した時の年齢:25歳,34歳
出身地:神奈川県,福島県
現在の経営:露地野菜1ha
当初は妻の実家の周辺(福島県内)で就農したかったのですが,東日本大震災があり,有機農業をやるために就農予定地を変更しなければなりませんでした。夫の祖母のふるさとは大子町。その縁で夫の家族が大子町に移住したため,私たちも大子町で有機農業を始めることにしました。
技術は,日本実践学園(県内)で学びましたが,だいたいは,農業をやりながら身に付けました。自然農法の本を読んだり,企業や近くの農家を見学したりはしました。
個人宅への野菜セット販売と飲食店に直接販売しています。県内・首都圏のイベントへ定期的に出店して販売PRをしています。また,知人を通して口コミでお客様が増えています。
「○○地区の周辺で,こういう農地を借りたい」と,農業委員会及び農業委員(2人)に相談したところ,確保することができました。軽トラックしか入れないような奥まった場所ですが,農薬のドリフトの心配が少なくて,まとまった農地をお借りすることができました。
仮住まいとして夫の家族の家に3年くらい住みました。大子町にはたくさん空家があるのですが,なかなか貸してもらえませんでした。就農して3年たつ頃に,農場の地主さんが,空家を紹介してくれて,借りることができました。
空家の修繕費は200万円くらいかかりました。町の助成を20万円いただきました。リフォーム業者に修繕してもらい2カ月程度かかりました。
5年間,農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)を夫婦で受給しました。
借りた農地を整備する際に,耕作放棄地再生事業を活用しました。
社会インフラ(病院,教育,交通)については,自分にとって不都合の度合いが大きいのかどうかを確認しておくとよいでしょう。特に,自分で販売する経営の場合,インターチェンジまでの距離や時間も確認してみてください。
大子町は寒暖差が大きく,それが野菜のおいしさにつながっていると思います。
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