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更新日:2023年6月16日

結核と診断された方へ

結核と診断されたら

  • 服薬治療の必要性があり,人に移す可能性がある状態の場合は入院していただくこともあります。
  • 一般的には,抗結核薬を6~9か月間毎日服薬します。

潜在性結核と診断されたら

  • 現時点では結核を「発病」していませんが,結核菌に感染している可能性が高いため,
    発病を抑えるために服薬治療の必要性があります。
  • 一般的には,抗結核薬を6~9か月間毎日服薬します。
    効果は100%ではありませんが,かなりの確率で発病を抑えることができます。

服薬は毎日継続しましょう

  • 薬を勝手にやめたり,不規則に飲んだりしていると,薬が効かない「耐性菌」ができてしまいます。
    一度耐性菌をつくると,その薬は効かなくなります。
    耐性菌を作らないように,毎日,医師に指示された期間,内服を続けることが重要です。
  • 結核の治療を安心して行うために,薬について心配や疑問があるとき,
    副作用と思われる症状があったときは,主治医や薬局,保健所に遠慮なく相談してください。

日常生活のポイント

  • 薬の副作用をできる限りおさえ,確実に治していくためには,日常の生活を整えることが大切です。
    主治医の指導のもと,からだの回復を助けるような生活をしていきましょう。
     
     食事   :バランスの良い食事を規則正しくとりましょう
     運動・睡眠:体力をつけるために,からだの状態にあった適度な運動や十分な睡眠をとりましょう。
     お酒   :肝臓の負担が増えると,薬の副作用が出やすくなり,治療にも影響が出ます。
           結核の治療中は,お酒を控えましょう。
     たばこ  :たばこは,すでに結核菌で弱っている肺にとって,とても有害です。
           肺の機能を落としからだに負担をかけますので,控えましょう。
     感染予防 :たんの中に結核菌が出ている場合は,マスクをつけましょう。
           また,たんはティッシュ等にとり,ビニール袋に入れて口をしばって捨てましょう。

治療中の保健所の役割について

  • 結核と診断した医師は,直ちに保健所に届出をすることが法律で決まっています。
    保健所は,届出を受けた後,以下の支援を行っていきます。
療養のご相談
服薬支援
病気についての不安など,患者さんやご家族のご相談をお受けいたします。また,治療中の方の服薬を支援するため,適宜訪問や電話連絡等を行います。
結核医療費公費負担の申請窓口 結核の治療を安心して続けられるように,結核医療費を公費で負担する制度があります。公費負担額は病状により異なります。
接触者への健診 ご家族や接触のあった方へ必要に応じて健診をご案内しています。
治療終了後の
健康管理
結核の治療終了後,最低2年間は再発がないか,管理健診(胸部レントゲン検査)を行います。6か月に1回保健所より通知しますので,必ず検査を受けてください。

 

 結核医療費の公費負担制度について

  • 結核の治療を安心して続けられるように,結核医療費を公費で負担する制度があります。
分類       一般患者             入院勧告患者 

対象者

周囲に結核を感染させるおそれのない方 周囲に結核を感染させる恐れがあり,結核治療専門の医療機関で入院治療を受ける方(保健所から入院勧告します)
内容 結核に係る費用の95%を保険者と公費で負担,残り5%は自己負担

結核医療費及び食事代は全額保険者と公費で負担され,
自己負担はなし

※ただし,世帯の合計所得税年額により,自己負担が生じる場合があります。

結核の治療が終わったら

  • 症状や経過によりますが,服薬終了後は半年に1回程度,胸部レントゲン検査を行う場合があります。
  • 約2年間は経過観察期間として保健所から連絡がありますので,検査を受け,健康管理に努めてください。

このページに関するお問い合わせ

保健医療部つくば保健所保健指導課

〒305-0035 茨城県つくば市松代4丁目27

電話番号:029-860-6002

FAX番号:029-851-5680

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