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結核の基礎知識
結核とは?
- 結核は、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。
- 結核菌は咳やくしゃみとともにしぶきとなって空気中に飛び散ります。
空気中に飛び散った結核菌を直接吸い込むことで、周りの人は感染します(これを空気感染といいます)。
しかし、すべての患者さんが周囲の人に感染させるわけではありません。
- 肺結核で、喀痰の中に結核菌がみとめられる場合にのみ感染させます。
結核の主な症状は?
- 結核の初期症状は風邪とよく似ており、長引く咳・痰・体がだるい・微熱がつづく・寝汗等の症状があります。症状が進んでくると、痰の中に結核菌が出てきます。
- 2週間以上咳や痰、微熱等が続いた場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
結核の「感染」と「発病」の違いは?
- 結核に感染しても、必ず発病するわけではありません。
- 結核菌を吸い込んでも身体の免疫力により、結核菌が閉じ込められた状態にあることを「感染」といいます。免疫力の低下により、結核菌が活動を始めることを「発病」といいます。
- 発病すると、咳や痰とともに菌が空気中に吐き出される(排菌)ようになります。
発病するのは、感染した人の1割程度で、一生発病しない人もいます。
感染したら人にうつしてしまうの?
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