ここから本文です。
更新日:2021年3月10日
アニサキス(Anisakis)は、海産動物に寄生する寄生虫(線虫)です。 ヒトへ感染するときには主にサケ、サバ、アジ、イカ、タラなどの魚介類から感染します。
半透明、白色で、大きさは体長2cmから3cmで海の魚に寄生しています。
アニサキスが寄生した魚を生で食べたとき、まれに人の胃や腸壁に侵入し、激しい腹痛、吐き気及びおう吐等の症状を示します。
寄生部位(穿孔部位)により、胃アニサキス症、腸アニサキス症、腸管外アニサキス症に分けられます。 胃アニサキス症の症状は、食後数時間のうちに生じる激しい腹痛と吐き気及び嘔吐です。 絞りあげられるような痛みに周期的に襲われることが特徴的であるとされます。
医師による問診と臨床症状から胃アニサキス症が疑われる場合、胃内視鏡検査あるいはX線検査を行います。 内視鏡検査で胃壁に穿入してる虫体を発見した場合、虫体を摘まんで取り除く治療法があります。
※虫体を取り除くとすみやかに症状が消失することが多い。
サバ、ニシン、スルメイカ、アンコウ、タラ、イワシ、サケ、マスなど
加熱調理が最も効果的です。 生で食べる場合には-20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。 また、新鮮なうちに内臓を取り去ることも効果的です。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください