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更新日:2017年4月20日

 

知事定例記者会見における発言要旨170420

この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

・大型連休の観光誘客に向けたPRについて

・平成28年通年(1~12月)工場立地動向調査結果について(1)

・東京五輪サッカー競技の誘致について(1)

・平成28年通年(1~12月)工場立地動向調査結果について(2)

・東京五輪サッカー競技の誘致について(2)

・いきいき茨城ゆめ国体・大会(全国障害者スポーツ大会)について(1)

・ふるさと納税について

・いきいき茨城ゆめ国体・大会(全国障害者スポーツ大会)について(2)

 

 

(作成:広報広聴課)
平成29年4月20日(木曜日)
11時15分~11時40分 会見室


 ○大型連休の観光誘客に向けたPRについて


日刊工(幹事社):今月末からゴールデンウイークが迫っています。大型連休の観光誘客に向けたPRについて,県としての取り組みや注力している点について,ご説明をいただければと思います。

知事:この後ろ(のパネル)にもありますが,ネモフィラとか陶炎祭とか,これから茨城県にとっては本当に花が見事な時期を迎えてきますし,また,そういった中でさまざまなお祭も開かれるということで,ぜひ大勢の方たちにそういうものがあるということをまず知ってもらいたいと思っております。

例えば,北茨城の御船祭,これも,実は,今度,重要無形民族文化財に指定されたものですから,普通の年ではない中間年なのですが,今年は5月2日から3日にかけて臨時的に開催されることになっておりますから,こういったことについては特に宣伝していかないと,一般の人は知らないでしまうのではないか。5年に1回ですから,前からまだ5年たっていないということで,そういうのももったいない話でありますから,ぜひ我々としてはしっかりとPRをしていきたいと思っております。

特に,今年は「ひよっこ」が放映されて話題になっているところでもありますので,こういったものも活用しながらやっていきたいなと思っております。

具体的にどういうことをやるかということにつきましては,観光いばらきのホームページで,今月18日からゴールデンウイークのお出かけ情報として特集コーナーを設置しております。

また,高速道路サービスエリアなどでのおすすめグルメ情報なども紹介しておりますし,今後は渋滞解消のためにどういうふうな措置がとられているかなどについてもPRしていかなくてはいけないと思っています。

また,いばキラTVにおきましても,波及効果が大変高いことから,トップページにおいて,ゴールデンウイークにおすすめの観光スポットを紹介していきたいなと考えております。

また,そのほか,SNSによるPR,あるいはメールマガジン,「旬刊!いばらき」などさまざまな媒体を通じて情報を提供してまいりたいと思っておりますし,さらに観光ポスターでございますが,これは毎年作成しておりますが,首都圏のJRの主要駅のほか,栃木県や群馬県内においても観光ポスターを掲出していくところであります。首都圏におきましては190カ所で掲示していきたいと思っておりますし,栃木県で38カ所,群馬県内で30カ所においてポスター掲示をやっていきたいと考えております。

日刊工(幹事社):今,今年度から始まっている「ひよっこ」の話が出てきました。知事もご覧になっているかと思うのですが,感想や視聴率などに関する所感などもお聞かせいただければと思います。

知事:視聴率は大体ほかのこれまでの朝ドラ並みなのかなと思っているところでございますが,何とか少しでも県内への観光客の誘致などにも役に立ってくれたらありがたいなと思っています。

地元のほうでは,「ひよっこ」推進協議会というものをつくって,例えば,「ひよっこ」のふるさとであることのPR,さらにはお菓子類,全部で今,315商品について協議会のロゴを使ったものが出ております。あるいはまた,NHKの公式ロゴは5品目でございますが,こういったものなどについてもしっかりとPRをしていかなければいけないなと思っています。

そして,先般,NHKの「土曜スタジオパークin茨城」が公開生放送されました。これも大いに誘客に役に立ってくれるのではないかなと思っております。

また,我々のほうといたしましても,NHKの番組情報誌「ステラ」特別編集版を全部で50万部作成しておりますので,例えば,いろいろな推進協議会の構成団体とか各市町村だけではなくて,例えば,セブンアンドアイホールディングスの協力を得て,1,048店舗で4万部ほど配布をしていきたいと思っておりますし,さらに,イオンリテールの協力を得て約1万5,000部ぐらい配布をしていきたいと考えております。

  

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 ○平成28年通年(1~12月)工場立地動向調査結果について(1)


茨城:少し古い話題で恐縮ですが,先般,発表になった工場立地動向調査で,立地面積で4年連続全国1位になるなど今回も良い結果を残したと思うのですが,知事の所感をお伺いできれば。

知事:我々,これから地域の活力を維持していくという意味では,企業誘致が極めて大きな役割を果たしてくれると考えております。特に人口の自然減が著しい時期を迎えていますので,少しでも社会減を抑える,あるいは社会増に持っていきたいというのが我々の大きな目標でありますから,立地推進本部を東京に設置しまして,ほかの県と比べてもかなり熱心に誘致活動に取り組んでいるほうだと思います。

延べでの昨年度1年間の訪問回数が約2,000回,1社に何回も行っておりますが,それだけ,じかに,あるいはまた,いろいろな形で情報を提供しながら誘致活動に努めてきたところでありますので,そういったことが報われたのかなという感じを持っております。

また,県内のインフラの整備が急速に進んできております。圏央道も,先般,県内全区間が開通いたしたところでありますし,また,そのほかに,助成制度,税制面の支援制度といったものも充実しておりますので,そういうトータルの中での結果ではないかなと思っております。

茨城:圏央道の(茨城県区間の全線)開通効果というのが非常に大きく,県南・県西に立地が相次いだかと思うのですが,今後,それ以外の地域にも波及させていくためにどのように取り組みを推進されていくのかお聞かせ願います。

知事:できるだけ企業側の情報を早く察知するということが一番でありますので,それに努めると同時に,県北などでも,地の利という点では,ほかの県などと比べればかなり有利であるということをしっかり宣伝していきたいなと思っておりますし,県北地域に関心を持っている企業も最近はだいぶ出始めておりますので,我々としても,そういったことをさらに関心が高まっていくような方向に持っていけたらなと思っています。

茨城:昨年はアイリスオーヤマ,ファナックなど,大手の企業の進出が相次ぎましたが,本年度も水面下でそういった前向きな話があればお聞かせ願います。

知事:今の段階で何とも申し上げようがありませんが,圏央道の開通効果というのは,私はかなり大きなものがあると思っております。例えば,坂東市あたりでは工業団地にだいぶ引き合いもあると聞いておりますので,そういったものが現実化してくれればありがたいなと思っています。

  

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 ○東京五輪サッカー競技の誘致について(1)


NHK:オリンピックにおけるサッカーの誘致の状況についてですが,組織委員会では,方向性は決まっているようなのですが,知事として,現時点でどれぐらいの進捗状況にあるか,今後の課題などがあれば改めてお伺いしたいのですが。

知事:どこまで進んでいるか,確実なのかというのは私も何とも申し上げようがないのですが,先週14日にも森会長にお会いして,何とか茨城で実施してほしいということを強くお願いをしてきたところであります。

今後,大会組織委員会の中で決まったとしても,FIFA,あるいはまたIOCといった手続きを踏んでいかなければいけませんので,若干時間はかかるのかなと思っております。

私どもとしては,復興五輪という中で,FIFAが日本のサッカー場に補助を出している中で一番多額の補助を我々は受け取っておりますし,ほかにFIFAから補助金を受け取って,今回,オリンピックのサッカー会場の予定になっているところはないわけでありますので,FIFAが補助金をくれている,それだけ熱心に復興にも協力してくれた,そういう会場でオリンピックをやっていくというのは大変意味があるのだろうと思っております。

NHK:森会長とお会いになられたというお話がありましたが,これは具体的には何か話し合われたのでしょうか。例えば,今後の作戦会議的なものがあったのかどうか。

知事:向こうは要望を受けるほうですから,作戦会議的なものはありませんが,茨城の場合には,復興五輪というきちんとした大義名分があるよなというような話は承っております。

  

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 ○平成28年通年(1~12月)工場立地動向調査結果について(2)


NHK:工場立地に関してなのですが,県北にも関心を持つ企業があるということなのですが,具体的にどんな動きが見られますか。

知事:それは,我々,企業誘致に関しては,よく企業さんから,株価にも影響を与えるのだと。うっかりそういう情報というのは漏らさないようにしてくれということを言われておりますので,事前情報については,申しわけないですが,何も申し上げることができません。

NHK:県北のどんなところに関心を持たれているのか,実際に誘致をするとしたらどういったところが今有力なのかなど,県側からのお話で考えをお願いします。

知事:例えば,県北というので,皆さん方,だいぶ不利なような印象を持たれるかもしれませんが,東北各県よりは一番東京に近い。消費地に近いわけでありますし,また,港なども比較的利用しやすい。そういったことも考えれば,私は,ほかの地域と比べればまだまだ有利な条件を揃えているのだろうと思っております。

NHK:より有利な状況として,港が整備されてきているというのが県北に関心を持つ背景になっているということでしょうか。

知事:それはちょっとわかりません。企業が立地するに当たりましては,企業間の取引関係とかいろいろなことがありますから,ただ,我々としては,今までの放射状の物流から環状型の物流ができるということは大変大きなメリットではないかなと思っております。

県北のほうでつくったとしても,高速に乗って,圏央道を利用して海老名ジャンクションまで行けばもう東名です。そういった点では,いろいろなものの移動などもしやすくなっているのではないかなと思います。

 

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 ○東京五輪サッカー競技の誘致について(2) 


茨城:先ほどの五輪誘致の件でもう1点お聞きしたいのですが,先ほど,森会長にお会いしたということですが,今後の予定やスケジュール等,何か考えていることがあればお聞かせいただきたいと思います。

知事:我々のほうで具体的に動くという場面はありません。あくまでサッカー協会,それから,日本のオリンピックの大会組織委員会,この2つを通じてしか動きようがありませんから,それについては,サッカー協会長の田嶋さんにも我々は十分にお願いしてありますし,先般,森会長にもお願いしてまいりましたので,とりあえずはいろいろな情報収集に努めながら,その場その場で適切な対応をとっていくということになるのだろうと思います。

 

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 ○いきいき茨城ゆめ国体・大会(全国障害者スポーツ大会)について(1)


東京:(茨城県で開催される)国体・障害者スポーツ大会についてですが,2年後の本番の成功に向けてどのような取組みをなさっているか,また,いずれの大会も開催は全国の持ち回りで行われていきますが,開催した後に茨城県にどんなものが残せるか,そういうビジョンがありましたら,ソフト面,ハード面含めてお願いできたらと思います。

知事:一つには,競技力をしっかり高めていって天皇杯を獲得したいということがあります。それとあわせて,選手の皆さんがちゃんと活躍できるように,施設等の整備をはじめとする受け入れ体制をしっかりしていくということが大事だろうと思っております。また,あわせて,きょう,これをやってまいりましたが,1,080円の茨城国体のネクタイです。ぜひ皆さん方にも使用していただければ大変ありがたいと思っておりますが,県民の機運の盛り上げということもしっかりとやっていかなくてはいけないなと思っております。

そういった中からどういうことがレガシーとして残っていくかということでありますが,一つは,今,せっかく一生懸命,競技力を向上させているところでありますので,私どもとしては,それがすぐ急に下がってしまうのではなくて,できるだけその効果が長持ちするようにしていきたい。あるいはまた,国体をきっかけにして,その地域の得意な種目になっていく。例えば,常総のハンドボールとか,私の地元である東海村のホッケーとか,そういったことができていけばありがたいのかなと思っておりますし,また,先般,日立市で池の川さくらアリーナが完成いたしました。水戸市でもそのうち体育館が完成するのだろうと思います。そういった点で,国体をきっかけに整備されたものについて,しっかりと国体後も有効活用を図っていく。そのために,全国大会とか大きな大会の誘致などに県も市町村も一緒になって取り組んでいくことが大事なのだろうと思っております。

東京:競技力向上というのは,指導する人材を,その後も長く確保していくというあたりで実現できるのでしょうか。

知事:選手として当面活躍してもらうように,我々としてはいろいろと人材の確保に努めているところであります。そういった人たちが選手としても当面活躍していく,あるいは,その後も指導者として茨城で活躍していただくというようなことができればいいなと思っております。

東京:障害者スポーツ大会のほうですが,本年度,課も設置されて,力を入れていくとお伺いしていますが,こちらも障害者のスポーツや暮らしの充実に役立つようなものがあれば教えてください。

知事:昨年のパラリンピックなどを見ていただいてもわかりますように,競技力を競い合うという傾向が障害者のスポーツについてもだいぶ高まってきておりますから,そういう傾向に沿った大会,しっかりと障害者の方たちが競技力を競い合って,その向上に努めていけるような大会にできればいいのだろうと思っております。

そして,そのためには,まず第一には,障害者スポーツに使う施設のバリアフリー化などを積極的に進めていって,障害者の方たちが使いやすいようにしていくことが必要だろうと思っております。

それから,そういったこと全般についてどうやって参加人口を増やす,競技力を高めていけばいいかということについて,大学等の寄附講座などもつくって協力関係などもやっていけたらなということも考えております。

 

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 ○ふるさと納税について


茨城:総務省がふるさと納税についての方針(についての通知)を出したのですが,返礼品の調達額を3割以下に抑えるようにといったことが示されましたが,知事の所感を教えていただければと思います。

知事:ふるさと納税というものは,どちらかというと,自治体同士の収入の奪い合いみたいな側面も出てきてしまった。そして,その中でふるさと納税をより多く集めるかということで,返礼品が高価なものなどが出てきてしまったものですから,それを目的にしてふるさと納税をする人がだいぶ増えてきてしまっている。これは本来のふるさと納税の目的としたものとは違っているのだろうと思っております。

そういった点で,これから,県ではそんなに大きな返礼品はありませんから,各市町村のほうで今の制度をどうすればいいかということを検討していかれるのだろうと思います。3割がいいかどうかということについては,多額な寄附の場合に,3割でも結構大きくなりますから,私はそういった点についても配慮しながら定めていく。例えば,返礼品3割というだけではなくて,最高限度額を決めておくといったようなことも十分に考慮していく必要があるのだろうと思います。

茨城:個別の話になりますと,例えば,日立市さんは家電品を返礼しているのですが,今回,家電品は全部だめという方針も出ました。そのことで苦労されているとか,いろいろと検討されているようですが,その点についてはいかがでしょうか。

知事:日立市にとってみれば,ある意味,地場産品だということを強く言っておられるわけでありますが,これも返礼品がどういう価値になっているのか,価格になっているのかといったことなども考慮して決めていかれればいいのではないかなと思っています。一律に電気製品は全部だめかというと,そこは地元として,その商品についてどう考えているかということも十分考慮しながら決めていかれればいいのではないかなと思います。

茨城:最後に,元総務相もやられていた片山慶大教授など,その制度自体もやめるべきだというような意見を持っていらっしゃる方もおります。知事は,制度自体についてはどうお考えですか。

知事:本来の主旨に沿ったものであれば,それは,それぞれ自分の関係しているところを応援したいということでありますから,我々として反対するといったものではありませんが,今ちょっと返礼品の競争は過度すぎるのかなと。しかもそれがインターネットでオークションにかかっているとか,売り出されているとか,そういったことはあるべき姿ではないのだろうと思っています。 

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 ○いきいき茨城ゆめ国体・大会(全国障害者スポーツ大会)について(2)


NHK:国体・障害者スポーツ大会の話題の中で寄附講座というお話がありましたが,具体的にどこの大学にどの程度みたいなところがあれば。

知事:これはちょっとまだ,これから相手との交渉の中でどういうふうになっていくかということになりますので,ここでは申し上げることはできませんが,いずれにしても,障害者スポーツということについては,先ほども申し上げましたように,これまでよりは,より日が当たってきているような気がいたしますので,これをしっかりと,もっと障害者のノーマライゼーション,社会参加といった方向に向けて役に立てるようなきっかけにしていく必要があるのだろうと思っています。

そういった点でも,障害者スポーツについての寄附講座というものを,相手方がありますが,これから十分検討していきたいと思います。

NHK:国体も,もう既に2巡目に入っているという中で,競技力の向上とか施設を残すという部分については,なかなか先詰まり感みたいなものがあるかと思います。そういう中では,地域のバリアフリー化ですとか,そういったものを進める大きな起爆剤になるかなと,今,お話を伺っていて思ったところです。今回の国体,それから障害者スポーツ大会を通じて,こんな形になればということがありましたらお聞かせ願えますか。

知事:これから寄附講座をつくるところですので,その中でどういうことをやっていけばいいのか,せっかくの全国障害者スポーツ大会が開催される。その選手,指導者といったものをその後,どのように有効活用と言うとおかしいかもしれませんが,競技力の向上に役立ててもらえるかということもありますし,施設などについても,やってみる中からいろいろな声が出てくるのではないかなと思っております。

例えば,東京オリンピックのときのパラリンピック,これも障害者の方たちが世界の中での障害者の位置づけというものがまるっきり違っているではないかということについて感ずるところがたくさんあったというようなことを映像などでも見ておりますので,そういったきっかけとして,茨城県内においてこの全国障害者スポーツ大会が役に立ってくれればなと思います。

日刊工(幹事社):ありがとうございました。 

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