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更新日:2020年8月21日
この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。
(作成:広報広聴課)
平成29年4月5日(水曜日)
11時30分~12時00分 会見室
共同(幹事社):では,会見を始めさせていただきます。司会を務めさせていただきます幹事社の共同通信です。どうぞよろしくお願いいたします。
幹事社から幾つか質問を用意しておりましたが,その前に,秋の知事選への出馬のご意向をお聞かせいただけないでしょうか。
知事:8月から9月にかけての知事選であると思いますが,出馬をさせていただこうかなと思っておるところであります。
今,地域間競争の真っただ中でもあります。そして,本県の場合も,今,復興・創生期間ということで,平成32年度までに何とか災害に強い県土を築き上げていきたい,あるいは,地方創生期間ということで,平成31年度までに働く場をつくる,交流を深めるといったことをやっていかなければいけない。大変多くの課題を抱えておりますし,さらに湖沼会議,さらには国体・全国障害者スポーツ大会,そしてオリンピック・パラリンピックという大きなイベントが続いてまいります。
そういったことを前にして,市町村長さん,あるいは市町村の議長さん,議員さんから大変多くの出馬要請をいただきましたので,そういった声に応えていきたいなと思っておりますし,私自身としては,これまでも最初のときから市町村というものを大事にしながら県政はやっていかなければ,地域全体としての実力アップにつながっていかないのではないかという思いでやってまいりましたので,そういった点では,市町村長さん,市町村の議長,議員の皆さんからそういう声をいただいたということについて大変に光栄に思っているところであります。
共同(幹事社):橋本知事が出馬を表明された件について,先に各社からご質問ください。
読売:無所属で出馬表明ということでよろしいでしょうか。
知事:はい,そうです。
読売:7選というと,現役の中でも一番長いということになりますが,それについてのご所感をお伺いできればと思います。
知事:私どもの上の世代が6期目をだいぶたくさんやられたのですが,その方たちが一斉に抜けてしまって,だいぶ前から私が現役では一番長い立場に置かれているわけでありますが,そういったことについてどう評価するか,いろいろな意見はあると思いますが,私は,一方で,例えば,権力の座に長くいると云々というようなことも言われておりますが,そういったことはないのだろうと思っております。権力の座にいるという感覚を持ったことがありませんし,権限については,知事ですからたくさんの権限がございます。それを県民の立場で執行していくのが私の仕事であって,今のはやりの言葉で言えば県民ファーストで,どうやってその権限を使っていくかということでありますから,権力といったような捉え方をしたことはございませんので,そういった点でも,長すぎるか,短かすぎるかということに重きを置く必要はないのではないかと思っております。これから,今それぞれの県政などが抱えている問題について適切に対応していけるか,そして,周りが一緒になってやっていってくれる状況になっているか,そういうことを考えていけばいいのだろうと思っています。
読売:後援組織,支援団体,推薦などで考えているものはありますでしょうか。どのように選挙戦を戦っていくお考えでしょうか。
知事:今日,こういう形で出馬表明をさせていただきましたので,これからいろいろできるだけ多くの団体に支援要請をしてまいりたいと思っております。
毎日:先ほど,課題も何点かおっしゃったと思うのですが,これから7選目を目指すに当たっての一番大きな課題,今後の県政課題はどういうところになっていくと考えておられますでしょうか。
知事:冒頭も申し上げましたが,大変な地域間競争の時代でありますから,そういう中で,茨城に住んでいてよかったと思ってもらえるような県をつくり上げていく。福祉の向上はもとよりでありますし,将来の茨城県民にとってもいいような状況をつくり上げていくということが大事なのだろうと思っております。
毎日:自民党はもう既に候補擁立されていらっしゃいますが,そういったところで選挙になった場合の争点ですとか,どういったところで(他の候補者と)違いをもって県民に訴えていこうと思われますか。
知事:向こうとの違いとかいう視点ではない形で,これからこういう県にしていきたいという話をしていきたいと思っております。
私は前から申し上げておりますが,強くてやさしい県にしていきたい。要するに,発展力もある,産業力もある,一方で福祉や医療,教育の面でもしっかりとした施策が行われている,そういった県にしていきたいなと思っております。
NHK:今まで6期をやってこられた知事の中での成果はどういったものか,6期目をやったこの4年間の中での成果をそれぞれお聞かせください。
知事:一貫して目指してきたものは,茨城を豊かな県にしていきたいということでありまして,そういった点から言うと,6期の間に,例えば,高速道路網も,北関東自動車道,圏央道,東関道とできてまいりました。そして,つくばエクスプレスもできました。あるいは,茨城港常陸那珂港区もできてまいりました。さらには茨城空港もできました。そういう状況の中で,企業誘致などに十分ほかの県と競争して勝っていけるような状況がつくられつつあるのではなかろうかと思っております。
その一つの証拠が,10年間の工場立地面積が1位ということでありまして,そういった中から,働く場の確保,今年も日野自動車さんが東京の本社工場を古河市のほうに全面移転してくださるということで,2千人規模の社員の移転が考えられているところでありまして,そういった点では,着実に茨城は力をつけてきたのかなと思っております。
そしてまた一方で,福祉,先般,県議会の中でも答弁させていただきました小児医療費助成事業については(対象年齢が全国で)一番下だったのです。今は上から10番前後のところまで来ております。そういった点で,余り日が当たらなかった福祉とか教育の分野にも力を入れてきたつもりでありまして,教育でも,授業についていけない子たちができるだけ出ないようにということで,学びの広場などという制度も導入し,少人数教育も積極的にやっております。そういった中で,全国学力・学習状況調査でも8分野中7分野で20位以内ということで,かなりレベルは上がってきたのだろうと思っております。
そういった点で,しっかりとした実績を上げてくることができたと思っておりますし,この4年間で言えば,先ほども申し上げましたが,例えば,日野自動車さん,ファナックさん,あるいはアイリスオーヤマさん,そういったところの誘致にも成功しておりますし,あるいは圏央道もでき上がってきておりますし,常磐線の東京駅乗り入れということも実現しているところであります。
こういった中で,少人数教育の充実とか小児医療助成の充実なども図ってくることができました。
それなりに,その段階,段階で必要とされる,県民が望んでいる方向に向けて,一歩ずつではありますが,進んできたのではないかなと思っております。
NHK:一方で,少子高齢化や人口減少は避けられない問題だと思います。そういった問題にどう対応していくのか,そして,魅力度が最下位という大きな課題もありますが,それについてどう対応していくのかをお聞かせください。
知事:少子高齢化という点では,東日本大震災以降,急激に進んでおります。原発事故の影響もあるのではないかなと。風評被害などもありますから。そういったことも心配しているところでありますが,それまで,社会保障・人口問題研究所が推計していた人口よりも上の線で来ていた。それが東日本大震災,原発事故以降,下になってしまったという点で大変に憂慮しているところであります。特に自然減がこれから毎年1万人を超える形で進んでいきます。これについては,平成13年から,私ども,少子化対策本部を設置しましていろいろな対策を講じてきております。例えば出会いサポートセンター,これも出会いの場がないということが結婚しない要因になっているということでありますので,積極的に展開しておりまして,多分,日本で一番うまくいっているほうではないかなと思っております。
あるいは,先ほどの小児医療費の問題とか,たくさんございますし,また,高齢化という点でも,健康な高齢者をできるだけ増やしていきたいということで,シルバーリハビリ体操の指導士の養成を行っております。これも間もなく8,000人から1万人になっていくという状況にございまして,大変積極的に多くの県民の方たちが参加してきてくれております。ヘルスロード構想も1,000キロメートルの指定を終えたところでありまして,県民が自分で健康を守るという体制をつくり,何とか超高齢化時代に健康寿命を伸ばしていけたらなと思っているところであります。
おかげさまで,今,介護の認定の割合も下から2番目になっておりますし,1人当たりの介護費用も全国で下から2番目という状況にございます。
そして,もう一つ,イメージの問題でありますが,本県の場合,茨城と使った名前が比較的少ないです。最近,茨城空港,茨城港などとできるだけ茨城という名前を使わせてもらっているのですが,例えば,有名なところが都市で挙げていけば,やはり水戸とつくばということになってくる。茨城という名前が出てこない。あるいは,鹿島アントラーズ,この間も,ある知事に鹿島って茨城県なのかということを言われてしまいましたが,テレビなどで放映されても茨城という名前が使われていない。稀勢の里,牛久が有名になっておりますし,龍ケ崎も有名になっておりますが,なかなか茨城というところまで結びついて考えてくれない。
そういった点で,個別の場面で,あるいは個別の都市で頑張っているところはたくさんありますし,住みよさランキングという点でも,本県内の都市が上位にたくさん入っているところであります。そういった実態がなかなか反映されていないのかなという感じがいたしますし,また,少しぐらいPRしても,国民の皆さんの頭に入っていっていないという状況もございます。
先般,ある県の小学生が授業で茨城県の勉強をしたと,そうしたら自分の県よりもなんて素晴らしいのだということで手紙をくれたこともありましたが,そういった点で,これからさらに茨城をよく知ってもらう,そのためにも一層の努力が必要だろうと思っております。
朝日:先ほど,支援団体のことで,積極的に要請していきたいというお話でしたが,政党に関してはどうなのでしょうか。
知事:政党には予定はしておりません。
朝日:わかりました。
もう1点,原発再稼働を含めた原発問題については,選挙戦では中心として訴えていくようなお考えはありますか。
知事:中心として訴えるということにはならないと思います。
朝日:中心にしないという,その理由は。
知事:県全体を考えた場合には,もう少しほかの課題のほうが県民の皆さん全体的に関心を持っているものがあるのではないかということです。
産経:前回,前々回の選挙では,表明されたのが6月,7月と結構ぎりぎりだったところでしたが,今回,この時期にされた理由というのはあるのでしょうか。
知事:いろいろな方から,相手陣営というか,もう橋本は次の選挙には出ないということで,自分のほうに支援をしてくれというお願いが来ているぞという話がございました。そういった中で,多くの人たちが早く表明しろというアドバイスをしてくださいましたので,きょうの表明になった次第であります。
東京:原発関連ですが,地元同意の時期が来たときに,どのような形で民意を確認するのかを,これまでの定例会見の繰り返しになるかと思いますが,お願いします。
知事:仮定の話ということになりますが,これまでも議会,あるいは記者会見で申し上げてきましたように,県は県として独自に安全性の確認を県の原子力安全対策委員会でやっていく必要があるのだろうと思っております。そして,その上で民意をどうやって確認していくか。一番全体を包含したものとしては原子力審議会がありますが,それに加えて,県議会,あるいは市町村の意向を十分に踏まえていくことが必要なのではなかろうかなと思っております。
先般も申し上げましたが,住民投票とか,そういったことをやるのではなくて,代表民主制でありますから,それを重んじながらやっていきたいなと考えております。
NHK:改めて,原発政策についてどのように訴えていくのかというのを教えてもらってもいいですか。
知事:今どういう方向に行くかということが決まっているわけではありませんので,今後,いろいろ政策を詰めていく中で考えていきたいと思います。全般にそうです。先ほどは現在の状況を申し上げただけで,選挙に向けてどういうことを訴えていくかということはこれから詰めていきたいと思います。
NHK:原発政策も含めてこれから考えていくということですか。
知事:はい。
共同(幹事社):原電が3月に原子力所在地域首長懇の中で新たな協定を締結することを提案しました。原電の提案では,6市村が同等の権限を持って協議会で合意形成を図るという内容です。
原電は,県に対して,今後説明していくとのことでしたが,実際に原電さんのほうから提案はありましたか。また,今回の提案への受け止めを教えてください。
知事:こちらにもお話は当日ありました。それをもとにして私どももいろいろ庁内では議論をしておりますが,当面は該当の市町村のほうでどういう対応をしていくのかということを見守っていくべきだろうと思っております。私どもがこれについてこうしたらという助言など,口を挟む状況ではないと思っております。
茨城:話が戻りますが,知事選の関係で,決断時期と,決断したきっかけを教えてください。
知事:難しいのですが,いろいろありますが,最終的には,市長会など多くの団体の方たちが,これからも茨城が地域間競争の中で頑張っていくためにも一緒にやっていこうということで,こちらに出馬要請をしてくれたということではないかなと思います。
茨城:そうすると,先だっての市長会でしょうか。
知事:先月の27日ですね。
茨城:それが大きなきっかけだったということでしょうか。
知事:そうですね。あのときの記者会見でも,前向きに検討したいということを初めて申し上げたところです。
茨城:繰り返しになってしまいますが,具体的な公約というのはいつごろまとめる方針でしょうか。
知事:半年近くありますから,これから日本社会,茨城県の状況というものがどう変わっていくのか。僕の任期もまだ8分の1残っているのです。ですから,そう早く云々ということではなくて,当面は日常業務をしっかりとこなしていかなければいけない状況にありますし,予定もびっしり入ってくると思います。
そういったことですから,公約云々については,その間に時間をかけながら取り組んでいくということになると思います。
東京:知事選の話の中にも,原発再稼働の話が少し出ていたのですが,今年の夏から秋にかけて延長申請の期間が始まるのですが,知事ご自身としては,40年を超えての運転については,容認はする方向なのでしょうか。そのあたりについてご意見があればお聞きしたいと思います。
知事:原電さんでも,今回のものは申請を決定した上でのものではないということを言っておられますから,私どもとしても,その言葉を信じて,今の段階でいろいろな検討を行っているという状況にはございません。
これから原電のほうでいろいろな特別点検などを実施して,どうなっていくのか。私ども,特別点検のための準備のいろいろな作業を始めるということについては反対はいたしませんが,その後,原電としてどういう方針を出され,そして,国としてどういう方針を出されていくのか,それを受けた後の判断になってくると思います。
東京:追加なのですが,特別点検については反対しないということなのですが,特別に原電に対して何か要望する部分とか,もしあればお聞きしたいと思います。
知事:特別に要望することはございませんが,特別点検も大変大きな点検でありますから,その中でしっかりと問題点を見い出せるような点検をやってもらえたらなと思っております。
共同(幹事社):冒頭でもおっしゃっていて,大変恐縮なのですが,次に当選すれば7期目に入るということで,それについて批判もあるかと思います。それへの反論をいま一度お聞かせいただけないでしょうか。
知事:反論というか,どういう批判について反論するのか。いろいろな観点からの批判があると思います。権力の座に長くいるというお話については,先ほど申し上げました。あるいは,いろいろな事件が起きるのではないかということについては,これは長いことやってこられた方々,長くやってこられているということは,そういった事件・事故を起こしていないからでありまして,逆に早い時期にやめている方のほうがそういう事故を起こしている例も多いということもございます。
ですから,私としては,その時点,時点で選挙民の皆さんが判断してくださればいいことだろうと思っていますので,そのときに選挙民の皆さんに対してどういう訴えかけをしていけるか,これからどういうことをやりたいということで選挙民の皆さんにお願いをしていくかということになるのだろうと思います。
茨城放送:次回の知事選に向けて,一般の県民の方々に対して,一番PR,アピールしていきたいのはどのようなことですか。また,もし当選なさった場合,次の4年間というのは,知事ご自身にとりましては,例えば,これまでの集大成であったりとか,あるいは,今後につながる何かの基礎固めであったりとか,どういった位置づけの4年間にしていこうと考えていますでしょうか。
知事:県民に何を訴えていくかということについては,先ほどお話ししましたように,公約というものはこれから詰めていきたいと思っておりますので,今の段階では控えさせていただきたいと思います。
それから,集大成ということについては,私は,これまでも,自分が何をやりたいからその期間やっているというのではなくて,県政はずっとこれからも続いていくものなので,その時点,時点で必要とされる施策をやっていけばいいという考えでおりますので,この期間にこれをやったから終わったというような感じではありません。
ただ,先ほど申し上げましたように,これからの4年間というものは,復興創生という,本県の場合,東日本大震災以外にも,鬼怒川の氾濫,関東・東北豪雨等もございました。そういった中でどうやって安心できる県土,災害に強い県土というものをつくっていくか。緊急輸送道路などの問題などもあります。そういったことも含めて,平成32年までの期間ですから,その大切な時間,時期のかなりの部分になってきます。
それから,地方創生ということについても,今,地域間競争の真っただ中でありますから,これも平成31年までであります。平成29年,30年,31年と,今度の4年間の大体半分以上,6割ぐらいを占めてくるわけでありますので,その時期にしっかりと市町村と一緒になって対策を講じていきたいということもあります。
さらに,湖沼会議,国体,そして全国障害者スポーツ大会,さらにオリンピック・パラリンピックという点では,国体という大事業は県を挙げて取り組んでいくものでもありますし,そういったことを,これまで準備に携わってきた者として,しっかりと成し遂げていきたいという思いもあります。
あるいはまた,オリンピックでも,いろいろな人脈などを使いながら,オリンピックのサッカーがカシマに持ってこられるかなという状況まできましたので,これをしっかり実行していきたいなと思っております。
読売:選挙に出るに当たって,今後のスケジュール感を教えてほしいのですが,政策をいつぐらいまでにまとめるかということと,何かしらの集会のようなもののご予定,今後いつぐらいにやりたいとかという予定があれば教えていただければと思います。
知事:集会みたいなものという点では,大規模大会を開くかというと,これまでも開いてきていませんので,これから戦略を考えていく上でどうなっていくかわかりませんが,今の段階でははっきりした考えを持ち合わせておりません。
それから,スケジュール感でありますが,これは実は,私はできるだけ選挙モードに入るのは遅いほうがいいと考えておりまして,今回も3月議会中は少なくともそういうモードになりたくないなと思っておりました。これはいろいろな行政をやっていく上で,ある程度の期間が選挙モードで無駄になってしまうというのは大変なことでありますから,それをどうやって少なくするかということも大切だろうと思っておりますので,そういった点を心がけながらこれからのスケジュールを考えていきたいと思います。
東京:争点になり得るとしたら,具体的に何が挙がってくるとお考えでしょうか。
知事:そこまで今まだ詰めておりません。いずれにしても,私は,究極の目的というのは,県民福祉の向上であり,茨城の発展であると。どうやって安全・安心して豊かな生活が送れるようにするか。そして,将来の茨城県民にとって望ましい方向の県土づくりが進んでいくかということだろうと思っております。
NHK:復興,そして地方創生を進めていく等々の取り組みというのは,対立候補,どの候補もそういったことは進めていくと言うと思います。
橋本知事だからこそできる何かといったところを聞きたいのですが,いかがですか。
知事:県全体を知っているという意味では,私はほかの人よりはかなりよく知っていると思います。その状況のもとで,どういうふうにしていけばいいのかということについても,したがってよく知っていると思っておりまして,これまでの知識・経験というものを極めて大事な時期にしっかりと生かしていきたいなということであります。例えば,先ほど申し上げましたオリンピックのサッカーを持ってくる。これも多分ほかの人ではできなかったのだろうと思います。
NHK:人脈など,そういった意味では,6期をやったというのは,一つのいい点であると考えてもよろしいのでしょうか。
知事:私はそう思います。その上で,初心を忘れずといいますか,先般,新規採用職員の辞令交付式のときにも申し上げましたが,初々しい緊張感というか,絶えず県政という大事なものを預かっているのだという感情を持ち続けることが必要だろうと思っております。
茨城:かねてから,知事は何期までというのは言わないことにしているとおっしゃっていたと思うのですが,今回,その辺はいかがでしょうか。
知事:何期までというようなことは私は申し上げませんが,ただ,知力とか体力とか,そういうことはおのずからあるのだろうと思います。
私が知事になってから6期を終了された方が確か5~6人おられるのですが,その中では私は6期目終了時で飛び抜けて若いほうになってまいります。
東京:再稼働関連でまた確認なのですが,地元合意の際に,県議会にどのような形で諮るか,またどの範囲の首長に聞くかというのは,そのときに決めるというお考えでよろしかったでしょうか。
知事:そうですね。今までの例を見ていても,さまざまなパターンがあると思いますので,そういったことも踏まえながら,その時期,時期で適切な対応をしていきたいと思います。
共同(幹事社):では,これ以上ないようでしたら,終了させていただきます。ありがとうございました。
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