アダルトサイトのトラブル

【事例1】

無料と書かれたアダルトサイトに入り、年齢確認画面が出たのでクリックしたところ、「有料登録が完了したので30万円を請求する」という画面が出て、動かなくなった。無料だと思ったのに話が違う。支払わなければならないのか。

【事例2】

小学生の息子にスマートフォンを貸して使わせていたところ、誤ってアダルトサイトに入ってしまい、登録完了と表示されたようだ。操作を誤った場合の連絡先が表示されていたので、連絡して未成年であることを伝えたところ、「登録料50万円を請求する。規約には未成年者でも請求する項目があるので、支払う必要がある。」と言われた。どうしたらよいか。

アドバイス

• 有料サイトに登録したと思わせて不当な請求をするワンクリック請求の手口と思われます。
• インターネット上の契約において、契約が成立する前に契約内容を確認できるようになっていない場合は、契約の取消しを主張することができます。料金を請求されても、支払う必要はありません。無視しましょう。
• サイトに「個人を特定した」「裁判所に訴える」などの脅し文句が書かれている場合がありますが、サイトへ接続しただけでは個人情報が相手に知られることはありません。しかし、表示された電話番号等に慌てて連絡してしまうと、相手に自分の個人情報を渡すことにつながります。絶対に連絡しないようにしましょう。
• もし相手に連絡して個人情報を教えてしまった場合は、料金請求メールが届いたり、電話がかかってきたりする可能性があります。メールアドレスの変更や、不審な電話の着信をブロックしたり無視するなどの対応を検討しましょう。
• 料金請求画面が消えなくなった場合は、情報処理推進機構（ＩＰＡ）（外部サイトへリンク）のホームページをご覧ください。

子どものネット利用には適切なフィルタリングを選択しましょう。

フィルタリングとは？

フィルタリングとは、インターネット上の有害サイト(出会い系・わいせつ・薬物・犯罪・暴力・自殺など子どもに有害な情報を掲載したサイト)へのアクセスを制限する機能です。有害なサイトにアクセスすることで発生するトラブル（不当な高額請求、迷惑メールの受信）から子どもを守る有効な手段でもあります。

• 携帯電話事業者には、携帯電話等の使用者が青少年か確認すること、青少年である場合にはフィルタリングの必要性等を説明することなどが義務づけられています。
• 保護者には、携帯電話等の使用者が青少年である旨を契約時に事業者に申告する義務があります。

フィルタリングを利用するには？

携帯電話事業者が提供するフィルタリングサービスや、市販されているフィルタリングソフトをインストールする等の方法があります。年齢に応じた設定ができるものもありますので、機能を適切に選択し、安全な環境でインターネットを利用しましょう。