ホーム > 茨城県の各部局の業務案内 > 農林水産部 > 出先機関 > 経営・普及部門(水戸地域農業改良普及センター) > リアルタイム現地情報 > 令和6年度法人化に関する勉強会を開催
ここから本文です。
更新日:2024年9月25日
令和6年7月24日(水曜日)と8月22日(木曜日)に、水戸合同庁舎において水戸市及び茨城町で法人化志向のある若手農業者8名を対象に、「法人化に関する勉強会」を開催しました。この勉強会は、法人化した水戸市内の農業者から法人化に至った経緯や法人化して良かった点、注意すべき点などの体験談を聞き、今後の法人化に向け参考としてもらうことを目的としています。
7月24日の第1回講座では、有限会社照沼農園の照沼氏、8月22日の第2回講座では株式会社AOKI FARMの青木氏より事例紹介として体験談を話していただきました。照沼氏からは、収支管理を徹底し、高品質な農産物を生産するため法人化した経緯、法人化することで収支状況が詳細に把握できるようになったことでコスト管理をしっかりと行うことができ、従業員への業務指示の根拠が明確となったこと、週単位で会計を把握することで早急に経費の調整を図れるようなった等の話を聞くことができました。
また、青木氏からは、法人化前は作業効率が悪く所得が伸び悩んだこと、経営の安定や従業員の育成及び労務環境を整備するために法人化したこと、法人化したことで信頼性が増し、農地の集積が進んだことのほか、労務管理や就業規則を定めたことで作業を計画的に進めることができた結果、収量や品質、売上げの向上に繋がっているという話を聞くことができました。
受講者からは、「法人化の前に税理士を雇って収支状況の把握から始めたい」「誰もが作業内容を分かるように改善したい」などの感想が挙げられるとともに、来年に法人化する意向を示した受講者もいました。
当部門では、今後も農業者の経営改善に向けた法人化について継続支援をしていきます。
県央農林事務所経営・普及部門 千ケ﨑(法人化)
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください