第25回全国農業担い手サミットの首都圏近郊5都県日帰りツアーでひらさわファームが講演

　令和6年2月29日（木曜日）に第25回全国農業担い手サミットの首都圏近郊5都県日帰りツアーが開催され、茨城ツアーのひとつに組み込まれたひらさわファームの平澤協一氏が茨城町駒場庁舎で講演しました。また、当部門では平澤氏が部会長を務めるJA水戸茨城町キャベツ生産部会で取り組んだ過去の試験結果や部会の新たな取組みについて紹介しました。　

　まず初めに、平澤氏からは加工・業務用キャベツの栽培をはじめたきっかけやその後の部会の設立経緯、導入している機械化体系についての説明がありました。平澤氏は栽培だけでなく、出荷先との商談も行っており、生産者も販売に加わっていくことの重要性や加工・業務用野菜ならではの苦労をお話しくださいました。

　続いて当部門から、管内の紹介のほか、近年導入した業務・加工用キャベツ出荷期予測シート、水田でキャベツ栽培に取り組むための排水対策及び緑肥の試験について、失敗談等を交えて説明しました。

　参加者は四国や九州地方の生産者が多く、栽培品目も多種多様でキャベツを栽培している方はいなかったものの、緑肥による有機物施用や水田で野菜を栽培するための排水対策、肥料費高騰に対する堆肥の利用など、同様の活動を実践しており、有意義な情報交換が行われました。

　当部門では、今後も管内の農業者の活動を積極的に支援していきます。

　県央農林事務所経営・普及部門久米（成長産業）