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更新日:2023年5月29日
褐斑粒とは,子実種皮にへその部分を中心に放射状の褐色の斑紋があらわれたものである。この斑紋はダイズモザイクウイルスやダイズ萎縮ウイルスなどのウイルスに感染することによって生じ,品質や等級低下の一因となる。褐斑粒の原因となるウイルスのほとんどは種子伝染し,さらに発病した大豆を吸汁したアブラムシ類によって媒介され,発生が拡大する。
本県の大豆栽培で発生するアブラムシは主にダイズアブラムシとジャガイモヒゲナガアブラムシである。ダイズアブラムシの成虫は体長1.4~1.6ミリメートルで,未展開葉に寄生する。ジャガイモヒゲナガアブラムシの成虫は体長約3ミリメートルで,葉裏に寄生し加害痕が黄変する。高温で乾燥条件が続くとアブラムシ類の発生量が多くなるため,ウイルス病が拡大し,褐斑粒が発生しやすい。
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褐斑粒
未展開葉に寄生したダイスアブラムシ
葉裏に寄生したジャガイモヒゲナガアブラムシ
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