ここから本文です。

更新日:2023年5月10日

クリ-モモノゴマダラノメイガ

発生及び被害の状況と発生条件

チョウ目の害虫であり,幼虫が果実に被害を及ぼす。
産卵は,クリ球果のトゲの基部に行う。卵からふ化した幼虫は,まずトゲをつづってその基部を外から食害するか,食入してトゲを枯死させる。この加害によって,クリ球果は部分的に変色してしまう。食入した穴からは糞を排出するが,老齢幼虫になると食害量も多く,排糞量も多くなる。クリの他にモモ等も加害するが,クリへの被害は7月下旬以降から目立つようになる。成虫の発生は,関東地方では6月中旬,8月上旬,9月上旬の年3回。

防除のポイント

1.収穫を毎日行うとともに,被害球果は集めて園外に持ち出す等,適切に処分する。
2.薬剤散布は,早生品種では8月上・中旬に,晩生品種では9月上・中旬に行う。

クリの耕種的防除法

※画像の無断使用および転用を禁じます。

被害球果 被害球果

モモノゴマダラノメイガ幼虫 モモノゴマダラノメイガ幼虫

モモノゴマダラノメイガ成虫 モモノゴマダラノメイガ成虫

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター病害虫防除部発生予察課

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1(園芸研究所内)

電話番号:0299-45-8200

FAX番号:0299-45-8255

病害虫の発生状況や、適切な防除方法は地域により異なる可能性があります。病害虫の防除や農薬についてのご相談は、お住まいの都道府県にある病害虫防除所等の指導機関にお問い合わせください。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?