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令和6年11月16日(土曜日)、県北地域の担い手確保を目的に、茨城県新規就農相談センター主催の「農場見学会&就農相談会in県北」が常陸大宮市を会場に開催され、県内外の就農志向者16名の参加がありました。
午前は市内でイチゴ経営をおこなっている菅野農業経営士と、有機農業を展開しているJA常陸アグリサポートの農場を見学しました。
参加者からは、休日の取得、獣害対策、有機と慣行農産物との価格差、病害虫対策などの具体的な質問が出され、活発なやり取りがありました。
午後は、農場見学先、農業法人、JA生産部会、就農支援協議会など9ブースが出展し、参加者からの相談を受けました。
出展者は、参加者からの、就農支援制度、住居や農地の相談先、雇用就農方法などの相談に応じながら、就農支援体制や現場で求められる能力、農業経営や農作業での課題等について熱心に説明していました。
普及センターでは、今後とも関係機関と連携して、新規就農者の確保・育成に取り組んでいきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター J.A
7月22日(月曜日)常陸大宮合同庁舎において、常陸大宮地域就農支援協議会が、令和6年度就農支援研修会を開催し、就農支援アドバイザーや関係機関など28名が参加しました。
普及センターから、県内の就農状況や就農支援の取り組み状況を紹介したあと、県北農林事務所企画調整課から、新規就農者に対する各種支援制度について説明がありました。
その後、笠間市の田村きのこ園代表の川島氏から「第三者継承でつなぐ地域の農業」と題して講演をいただきました。川島氏は他業種から笠間市地域おこし協力隊を経て、第三者継承により田村きのこ園の経営者となりました。第三者継承には「マッチングの機会を増やす」「農家との長期にわたる信頼関係を築く」ことが重要と、自身の体験を交えてお話しをいただきました。
就農支援アドバイザーからは「リース料の評価方法は」「経営者の家族と信頼を構築するには」など、多くの質問が出され、関心の高さが伺えました。
普及センターでは、これからも協議会の活動を通じて、地域における新規就農者の確保・育成に取り組んでいきます。
県北農林事務所常陸大宮地域農業改良普及センター J.A
7月26日火曜日、常陸大宮合同庁舎において、令和4年度常陸大宮地域就農支援協議会研修会を開催し、就農支援アドバイザー、就農希望者、関係者計29名が出席しました。
研修会では、まず、県農業総合センターから「本県における就農支援の現状と対応」について、県内の支援事例をまじえながら説明がありました。
次に、県北農林事務所企画調整課から「新規就農者育成総合対策(経営開始資金、経営発展支援事業)」について説明がありました。
また、新規就農者の事例発表として、昨年、常陸大宮市においてイチゴで就農された彦田真吾氏から、「就農までの経緯、就農する際の課題や苦労した点、就農支援者側への要望」などについて発表をいただきました。
出席者からは、「県北地域は他の地域よりも比較的農地を確保しやすいので、その有利な点をもっと就農希望者にPRすべき」、「就農希望者の農地や住居の確保、さらに今後は、経営移譲も含めて新規就農者の確保に向けた体制を整備すべき」など、活発な意見が出されました。
最後に普及センターから、現在の就農相談の状況、県北地域におけるスマート農業事例、中山間地域における土地改良事業の活用について説明をしました。
普及センターでは、今後も就農支援協議会活動を通じて、地域における新規就農者の確保・育成に取り組んでいきます。
県北農林事務所常陸大宮地域農業改良普及センター K.A
【写真】
常陸大宮地域就農支援協議会は主催で就農支援アドバイザー、関係機関など23名を対象に研修会を開催しました。
初めに研修会では、担い手育成担当専門技術指導員が「県内の就農支援の状況について現状と課題」を提起しました。次に、農業技術課がオンラインで、「農業次世代人材投資事業など就農支援に関する制度の概要」、「新規就農者の研修受け入れ要件の変更点等」について情報提供しました。最後に就農支援アドバイザーで常陸大宮市で施設イチゴを経営する早川重男農業経営士が、「研修受け入れ事例やアドバイザーの役割」について経験に基づいた事例を紹介してもらいました。参加者からは、各報告に対し活発な質問や意見が出され、有意義な研修会となりました。
今後も関係機関とアドバイザーが情報の共有化を図りながら、常陸大宮地域の新規就農者の確保・育成にむけて活動を進めていきます。
令和3年8月5日 常陸大宮地域農業改良普及センター Y.N(担い手)