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JA常陸奥久慈枝物部会の装飾部会では、枝物の産地PRのために賀詞交歓会やセレモニーなどの場を彩る枝物を使った生け込み装飾活動を行っていますが、この度、華道講師を招いて大型装飾の研修会を行い、部員11名が参加しました。
講師の萩谷先生からは、「生け花は空間美である。また、ただ枝を持ってきて挿すのではなく、枝葉の1本1本を見て生けること」等、アドバイスがありました。その後、班に分かれ、各自持ち寄った数十品目の枝物をふんだんに用いて、みんなで協力しながら作成にあたり、先生に講評をいただきながら、4時間ほどで作品を完成させました。部会員からは、「枝の魅せ方を学ぶことができた」「今後の装飾の機会に活かしていきたい」といった声があり、有意機な研修会となりました。
普及センターでは、引き続き枝物の産地ブランド化に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター S.K.
JA常陸奥久慈枝物部会のお正月向け商材であるオタフクナンテンについて、出荷者同士で目合わせをする目揃い会が行われ、約30名が参加しました。株式会社大田花きの池上担当の意見も交えながら、全体でボリューム感や色味、規格、調整・梱包の目揃えを行いました。紅葉した葉がお正月用リースに用いられ、アクセントとなるため、特に念入りに色味やボリューム感の目揃えを行っていました。
また、池上担当からは、注文対応以外にもどんどん出荷してほしいとの呼びかけがありました。
普及センターでは、引き続き枝物生産者・新規就農者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター S.K.
JA常陸奥久慈枝物部会の早春向け促成品目で、常陸大宮市の特産品認証をうけている「奥久慈桜」について、出荷者同士で目合わせをする目揃い会が行われました。サクラは定植してから出荷できるようになるまで何年もの時間を要するため、出荷経験の少ない方を中心に10名が参加しました。全体で、規格や梱包、長さ、花芽の付き方、枝ぶり、枝の調整、ボリューム感など、細かく目揃えを行っていました。
普及センターでは、引き続き枝物生産者・新規就農者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター S.K.
JA常陸奥久慈枝物部会の秋冬向け商材であるヤナギ類(雲竜柳、ドラゴン柳)・サンゴ類(サンゴミズキ、黄金ミズキ)について、出荷者同士で目合わせをする目揃い会が行われ、出荷経験の少ない方を中心に22名が参加しました。全体で規格や調整・梱包の目揃えを行ったあと、3班に分かれ、実際に調整作業を行いました。長さや枝ぶり、下枝の調整において、個人間のバラつきが大きくなるとクレームにつながるため、特に念入りにその目揃えを行っていました。
また、出席していた株式会社大田花きの小野担当から、注文対応には品質の高いものを出荷してほしいと呼びかけがありました。
普及センターでは、引き続き枝物生産者・新規就農者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター S.K.
JA常陸奥久慈枝物部会の七夕向け商材であるササタケについて、出荷者同士で目合わせをする目揃い会が行われ、16名が参加しました。全体で規格や調整・梱包の目揃えを行ったあと、若手生産者であるYF部員を中心に実際に調整作業を行いました。
長さや下枝の調整において、個人間のバラつきが大きくなるとクレームにつながるため、特に念入りにその目揃えを行っていました。
普及センターでは、引き続き枝物生産者・新規就農者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター S.K
JA常陸奥久慈枝物部会(部会長:菊池正男)は4月22日(土曜日)に総会を行いました。
総会に先立ち、研修会として「枝物部会の歩みと現況」という題目で石川会長から講演がありました。当部会は、平成17年に9名で設立し、「100人、100ha、1億円」を目標にかかげていましたが、いまや部会員は142名、販売額は2億円を突破し、常陸大宮市、大子町、常陸太田市にまたがる広域な枝物産地となっています。
会場には、当部会の装飾部が行った生け込みが展示され、出席者の目を楽しませました。
総会での議事は全て可決され、総会のあとには、販売額2億円達成記念表彰事業として、出荷本数上位5名などが表彰されました。
普及センターでは、引き続き農業者の所得向上に向け、関係機関と連携した支援をしていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター S.K.
令和5年1月14日、常陸大宮市内のJA常陸枝物促成室において、部会員70名参加のもと、JA常陸奥久慈枝物部会ハナモモ出荷目揃会が開催されました。今年のハナモモの作柄は、昨年同様に花芽付きが良く、品質の揃ったハナモモ12万束が出荷される見込みです。目揃会では実際にサンプルの切り枝を用いて束作りの実演をしながら、出荷規格や促成室搬入の流れを確認しました。普及センターからは、ハナモモ生産拡大を進めるために、これまでの事例を元にした株枯れ症回避策の取り組みについて紹介しました。
当産地のハナモモは、消費者の元でしっかり咲き切り観賞価値が高いと、市場評価が広まっています。皆さんも、ひな祭りには、「奥久慈の花桃」を飾って節句のお祝いをしませんか!
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.
JA常陸奥久慈枝物部会は、部会員140名で県北地域広域の枝物出荷部会です。今年は「目指せ出荷額2億円」を目標に掲げ、8月から11月にかけて、地区別の4支部において、研修会が開催されました。
支部研修の内容は、「市場担当者による講話」や「苗増殖講習会」、「農薬使用に関する講習会」、「若手部会員による研修報告会」、「ドウダンツツジ・ハナモモ試験検討会」等、各支部様々なテーマで開催されました。
また、いずれの支部においても新規部会員が増えており、直近3年で43名が枝物栽培を開始しています。今回の支部研修では技術研修はもとより、対面での交流・情報交換で支部内の団結が強まり、有意義な研修の場となりました。
普及センターでは、今後も部会活動を支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.
JA常陸奥久慈枝物部会の部会スローガン「心が伝わる産地をめざして」のもと、部会ではウクライナ人道支援活動に取り組みました。
部会役員が中心となり、全部会員へ賛同を呼びかけたところ、出荷物とは別にスモークツリーやドウダンツツジなど60種類、231束(5,059本)の支援用の枝物が集まり、6月20日の大田花き市場のセリで販売されました。当日のセリ開始前には、部会員から買参人に対し、ウクライナ支援への賛同を呼びかけました。めったにセリ場に出ない3mを超える規格のドウダンツツジやロシアンオリーブなども出荷されていたため、活発なセリ場となりました。
これらの売上金は全額、JA茨城県中央会及びユニセフを通して寄付されます。
普及センターでは、部会員の取り組みを今後も支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.
5月12日、JA常陸奥久慈枝物部会では、部会員40名と市場担当者参加のもと、ヒメリョウブ出荷目揃会を開催しました。
ヒメリョウブは、5月中旬から6月上旬にかけて出荷される枝物で、爽やかでやわらかな枝ぶりが好まれ、初夏の花束やアレンジメントの材料として多く使われます。近年、市場からの問い合わせも増えていることから、年々、部会内でも作付けが増加しています。(前年比10%増)
目揃会では、規格の確認と品質保持の取り決めが確認されました。また、今年の作柄は春先の暖かさもあり、開花が順調に進む予想で、出荷量は昨年に比べ、15%程度増加する見込みです。
普及センターからは、品質保持に関する試験結果の報告と、新植・改植の推進を行いました。今後も品質保持、安定出荷に向けた取り組みを支援していきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.(成長産業)
令和4年1月15日、JA常陸枝物促成室において、部会員60名参加のもと、JA常陸奥久慈枝物部会ハナモモ出荷目揃会が開催されました。今年の計画出荷予定数量は昨年並みの約11万束を予定しており、全量、注文対応で出荷します。今年の花芽の状況は良好で、品質の良い切り枝が出荷される見込みです。
当産地のハナモモは67名で約18haの栽培があり、枝肌のきれいな1年枝で収穫し、1束ごとにスリーブに入れて出荷するのが特徴です。3月3日の桃の節句に合わせ、部会員は1月下旬から切り枝を収穫・束作りを行った後、枝物促成室に持ち込みます。約10~14日間、促成室内で温度・湿度を一元管理され、蕾が膨らんだ状態で「奥久慈の花桃」として2月下旬をピークに出荷されます。収穫直後から出荷までの期間、鮮度保持剤を使って水あげを行っており、消費者の元でしっかり咲ききるハナモモにこだわっています。
2年ぶりの開催となった目揃会では、各部会員が実際に束作りの実演をしながら真剣に規格の確認を行いました。
普及センターでは今後も関係機関と連携し、ハナモモ産地拡大及び、安定栽培に向けた支援を続けていきます。
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.(成長産業)
JA常陸奥久慈枝物部会では、お正月用の切り枝サクラ「奥久慈桜」の収穫が始まるのを前に、11月11日に、部会員15名が参加し、目揃会を開催しました。「奥久慈桜」は、ピンク色が濃く、華やかさが特徴です。12月末に咲かせるために、収穫した切り枝を2週間程度、促成室(温室)に入れて蕾をふくらませたものを出荷します。
目揃会では、実際の切り枝のサンプルを用いて、作業の流れを確認し、束作りの目合わせを行いました。サクラを定植して5年以上経過する部会員も増えてきたため、各自が持ち寄った切り枝を互いに観察し、出荷に適する花芽かを確認し合いました。
今年の「奥久慈桜」の出荷量は前年並みの約2千束となる見込みで、都内の卸売市場を中心に出荷される予定です。
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.(成長産業)
JA常陸奥久慈枝物部会では、周年で多品目の枝物の出荷を行っています。5月中旬から6月上旬にかけてはヒメリョウブの出荷が盛んです。ヒメリョウブは、初夏の季節に合う爽やかな枝物花材で、やわらかな枝ぶりが好まれ、花束やアレンジメントの材料としても多く使われます。昨年からのコロナ禍であっても、家庭需要の伸びにより、市場からの注文問い合わせも増えています。
部会では、約35名・2ヘクタールを栽培し、春の花ものでは2.5万本の出荷を計画しています。また、品質の良いヒメリョウブを安定して出荷するために、昨年から、出荷前の水上げの徹底と、輸送中の荷つぶれ防止策としてダンボール箱での出荷に統一しました。
一方で、ヒメリョウブは、春の花の出荷適期が短く、市場からの注文に十分に対応しきれていない状況もあります。普及センターでは、生産拡大支援及び、出荷期拡大と品質保持のための調査を実施し、安定出荷に向けた取り組みを支援しています。
常陸大宮地域農業改良普及センター K.I.(成長産業)
JA常陸奥久慈枝物部会では、3月3日の桃の節句需要に向けた花桃の出荷がピークを迎えました。令和2年は、長い梅雨や夏期の猛暑など生育に影響がある天候でしたが、日ごろの徹底した栽培管理や促成管理もあり、平年並みの出荷量となりました。部会では、店頭用のポップを作成し、販促にも取り組みました。
枝物全般では、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各種イベントの開催が自粛される中、枝物の販売に苦慮した年でした。出荷額の落ち込みがあった部会員に対しては、新型コロナウイルス関連の支援策の活用により、経営の安定化を図ってきました。夏以降は、巣ごもり家庭需要もあってか、グリーン商材などの注文量は安定し、例年並みの販売に回復しています。10月に県内百貨店での販売促進イベントを開催し、消費者に直接、「奥久慈の枝物」をPR販売したところ、大変好評で、家庭用ニーズがまだまだあることを実感しました。
今後も、普及センターでは、枝物栽培技術の確立と併せて、多様なニーズへの対応と需要の掘り起こしに、産地とともに取り組んでいきます。
経営課 K.I (成長産業)