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更新日:2025年2月3日
小学生の時に水環境に関するシンポジウムに参加した頃から、「水環境」というものに漠然と興味を持っていました。さらに、大学で学んだ環境化学などの授業や研究室での学びを通して、地域の環境資源を守る職に就きたいと考えるようになりました。就活生になり、茨城県職員の採用情報を見た時、化学職の仕事内容がまさしく自分の希望と合致していたため、「ここだ!」と思い、県職員を志望しました。
河川や湖沼などの水質を保全するため、環境法令に基づいて工場や事業場の排水について規制を行っています。
具体的な仕事内容は、工場等から提出される届出書類の審査や、実際に工場等に立ち入って排水を適切に流しているかなどの検査を行い、改善が必要な事項があれば助言・指導をしています。
これまで経験してきた「水」に関する仕事を通して、環境中に存在する環境水が⇒安心安全な水道水や、産業に使用される工業用水として浄化・配水され⇒家庭や工場で利用された後に汚水や廃液として排出されて⇒河川・湖沼・地下水等として環境中に戻っていく…という水の循環の様々な観点から、水資源や県民の生活環境の保全に取り組めており、地域に少しでも貢献できているかなと思うと、やりがいを感じます。
入庁2年目の2018年に、つくば市で第17回世界湖沼会議という国際会議が開催され、その際に「水道水源として見た霞ヶ浦の水質の経年変化」について口頭発表を行いました。参加者には海外の研究者も多く、当日は英語で質問されるなど緊張しましたが、本県の取組を県外や海外に発信するという貴重な経験をすることができました。
仕事でやりとりする相手は同じ部署・他部署の県職員のほか、県民、事業者、国や他自治体など立場は様々であるため、それぞれの相手方が求めているものをよく理解し、最適な言葉で正確な情報を伝えられるよう、日々努力しています。
入庁前は「公務員」というと、真面目にコツコツと、従来からの伝統や考え方を維持していくことが求められるイメージがありました。しかし、入庁してみるとむしろその反対で、社会情勢の変化に合わせた事業の新設・廃止や業務の効率化など、改革すべきことはどんどん推進されていくことに驚きました。従前のやり方が今の時代も本当に最適なのか、常に疑問を持ちながら業務にあたることも大切だと感じています。
本庁で勤務していた時は、通勤に公共交通機関で片道2時間程度かかっていたので、疲労蓄積防止のため定期的にテレワークを活用していました。テレワークの希望も上司が快く受け入れてくれたので、遠慮することなく積極的に利用することができました。
今後も自身のライフスタイルの変化に合わせて、時差出勤やフレックスタイム制などの制度を活用してみたいと思います。
2017-2019 | 企業局水質管理センター (水道水・原水の水質検査、検査器具の購入・管理、霞ヶ浦の水質調査) |
2020-2022 | 環境対策課 (地下水・海水浴場の水質監視観測、ダイオキシン類対策、牛久沼水質保全対策) |
2023- | 県南県民センター環境・保安課 (水質関係法令に基づく工場等の立入検査・指導、浄化槽適正管理に関する指導) |
勤務前 |
5時50分 起床 7時30分 出勤 8時15分 職場到着 |
午前 |
8時30分 メール、回覧書類の確認 8時45分 工場・事業場の立入検査(3件程度) |
昼休み |
出張先近くの気になったお店でランチ |
午後 |
13時00分 工場・事業場の立入検査(1件程度) 14時30分 職場に帰庁、使用器具などの片付け 14時45分 事業者からの問合せ対応 15時30分 立入検査の報告書作成 16時30分 メール、回覧書類の確認 |
勤務後 |
17時15分 退勤 18時30分 ヨガのレッスンに参加 20時45分 帰宅 21時00分 夕食、自由時間 24時00分 就寝 |
化学職の業務は環境分野のみならず、防災、産業振興、衛生、上下水道など多岐にわたり、実際の業務内容も、本庁での行政、研究機関での調査研究開発、出先機関での現場に近い仕事など様々で、仕事を通して色んな経験ができるのが魅力です。仕事をする上では課題に直面することもありますが、頼りになる先輩方もいます。茨城県職員として一緒に働けることを楽しみにしています。
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