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更新日:2024年2月22日
就職の際、大学が理系だったこともあって、何かしら実験や研究に関わるような仕事がしたいと考えていました。その中で、霞ケ浦環境科学センターを持ち研究にも携わる機会がある本県の化学職という道を選択肢の1つと考えており、せっかくなら地元のためになる仕事がしたいという思いもあって、最終的に本県の職員を志望しました。
地球温暖化対策全般に関わる部署で、カーボンニュートラルの実現を目指すための県計画の進行管理や、再生可能エネルギー導入の促進、省エネルギー対策の普及などに取り組んでいます。地球温暖化対策は世界的にも関心が高まっている分野であり、常に新しい動きがあって大変な部分もありますが、その分充実感も感じられます。
任せられた仕事を自分の力でやり遂げた時に、自分が成長できていることを感じられます。以前、県内の大気汚染物質を監視する装置を更新する事業を担当したことがあり、システムの仕様や業務体制の改善に資する機能の実装・運用体制の検討など、考えることが多くて大変でしたが、その分やり遂げた時の達成感は大きかったです。
最初の配属先である下水道事務所で、難分解性物質の処理場内での挙動調査をしたことがあります。対象物質の除去率に変動がみられたため、流入濃度の変化や水温による処理への影響など、要因を知るために様々な調査を行いましたが、その中で常に工夫しながら職務にあたることが大切だと実感しました。
求められている仕事を正確に把握することが信頼関係を築く第一歩になると考えており、県民や事業者、市町村の方とお話する時はもとより、職場の打合せなどでも相手が必要としていること、伝えたいことが何かをいつも考えるようにしています。また、聞いた内容をできるだけ自分の言葉で相手に伝えることで、自分がちゃんと内容を理解できているか確認するようにしています。
入庁前はとにかく化学物質について専門的な知識が求められる職種というイメージを持っていましたが、環境行政に広く関わっているため、実際は1つの分野に限らず様々な関係法令等について広く知識を求められることが多いです。加えて、実務にあたっては他部署が所管する仕事を知っておくことや、県民や事業者の方に分かりやすく説明するためのスキルなども大切だと感じています。
時差出勤ができるため、仕事とプライベートの両立がしやすいと感じます。私は朝に集中して仕事がしたいので現在7時45分からの出勤にしていますが、一昨年、水戸黄門漫遊マラソンに参加した際は、更に早い朝7時からの早出に切替え、帰宅後に練習をしていました。
2013-2016 | 鹿島下水道事務所 (処理場の水質管理、排水事業所への立入検査・指導業務) |
2017-2020 | 環境対策課 (公害防止協定の運用、航空機騒音調査、大気汚染常時監視装置の整備) |
2021-2022 | 県南県民センター (環境法令に基づく事業所への立入検査・指導業務) |
2023- | 環境政策課 (地球温暖化防止のための県計画の進行管理、温室効果ガス排出実態調査) |
勤務前 |
6時15分 起床 6時50分 出勤 7時40分 職場到着 |
午前 |
7時45分 メール、回付資料の確認 8時00分 担当業務の資料作成 10時00分 作成資料に基づく事業打合せ 11時00分 打合せ内容の資料への反映 |
昼休み |
12時00分 売店でお弁当を買ったり、食堂を利用して昼食 |
午後 |
13時00分 各種照会対応 14時30分 担当業務の勉強会 15時00分 勉強会の報告書作成 16時00分 担当業務の資料作成 |
勤務後 |
16時30分 退勤 18時30分 買い物をしながら帰宅 19時00分 夕食・自由時間 23時00分 就寝 |
化学職の主な仕事は、簡単に言ってしまえば自分たちを取り巻く環境を守るための調査・研究や法律に基づく指導などを行う仕事です。様々な分野に関わるためその中には大変な仕事もありますが、頑張った分はちゃんと評価されます。公務員の仕事を具体にイメージできず不安に思うこともあるかも知れませんが、頼りになる先輩達もいます。将来一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
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