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更新日:2024年9月4日
「結核の常識2024」のパンフレット(PDF:2,327KB)
結核菌によって、主に肺に炎症を起こす病気です。痰の中に結核菌が出るようになった重症の結核患者がせきやくしゃみをした時に飛び散るシブキの中の結核菌が空気中に浮いていて、その空気を吸い込むことによって感染します。
痰の中に菌を出していない軽症の場合は、他人にうつす恐れはありません。
結核菌を吸い込んでも身体の免疫機能により、体内に結核菌が閉じ込められた状態にあることを「感染」といいます。
また、身体の免疫力・抵抗力の低下により、結核菌が活動を始めることを「発病」といいます。
発病するのは、感染した人の1割程度で、一生発病しない人もいます。
結核初期の症状はカゼにそっくりなので見過ごしがちです。
結核菌に感染し、防衛に失敗して発病すると、初期のうちはカゼに似た、痰、微熱、寝汗、だるさ等々の症状が出ます。
さらに病状が進むと血痰がでたり、喀血したりします。
菌はゆっくり、確実に肺を浸食し、空洞は大きくなります。
せきが続くようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。
こんなときはすぐ病院へ
重症(人にうつす可能性がある)の場合入院していただくこともありますが、結核にとても有効な薬があります。
通常6ヶ月から12ヶ月くらい薬を飲み続けることでなおります。
発病しても、全員が体外に結核菌を排菌して感染させる訳ではありません。
仮に感染性の結核であっても、治療を開始するとまもなく人への感染の心配はなくなります。
また、日常生活においても、ほぼ今まで通りにすることが可能です。
患者をいたずらに遠ざけたり、恐れたりする必要はありません。
結核を発病しますと、病気の不安ばかりか、人への感染や偏見への不安、職場の気遣い等、患者さんは多くの問題を抱える事がありますので、周囲の方も結核に対する正しい知識を持つことが必要です。
茨城県中央保健所保健指導課結核担当電話番号029-241-0571
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