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更新日:2024年9月30日
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのマダニの生息場所に立ち入ると、マダニに咬まれることがあります。
茨城県内では、ヒトの刺症例が報告されているキチマダニ、ヤマアラシチマダニ、タカサゴキララマダニなどが広く生息していることがわかっています。生息場所は山林だけではなく、畑、公園、庭の草むらなど日常生活で出入りする身近な場所に生息している場合もあります。そのため、マダニに刺された時の対処法について事前に知っておくと安心です。
キチマダニ成虫 | ヤマアラシチマダニ成虫 |
屋外での活動時には、長袖・長ズボン・帽子・手袋を着用、首にタオル巻くなどして、腕・足・首などの肌の露出を少なくしましょう
出典:厚生労働省ホームページ:ダニ媒介感染症 |
帰宅時には服にマダニが付着していないか確認しましょう。明るい色の服をきていると、マダニを目視で確認しやすくなります。
シャワーや入浴でマダニにかまれていないかを確認しましょう。特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)に注意してください。
出典:厚生労働省ホームページ:ダニ媒介感染症 |
マダニに刺されても自覚症状がないことが多く、気が付かない場合が多いとされています。皮膚に吸着したマダニを無理に取ろうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿してしまうことがあります。マダニに刺されたら無理に取らず、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。
マダニの中にはヒトに感染する病原体を保有するものがいます。茨城県においても、近年、マダニが媒介する日本紅斑熱が発生しており、注意が必要です。マダニを除去した後は、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱などの症状がある場合には医療機関で診察を受けてください。
図 茨城県における日本紅斑熱発生件数の推移 |
令和3年度衛生研究所ポスター「ダニ媒介感染症に注意しましょう」(PDF:151KB)
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