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更新日:2024年9月30日
麻しんはウイルスによる感染症です。「麻疹」や「はしか」とも呼ばれますが、どれも同じものです。
感染力は、インフルエンザや新型コロナウイルス、おたふく風邪よりもずっと強いといわれています。人によっては感染から10~12間日症状が出ない期間があるので、海外で麻しんに感染して、気づかず日本に入国してしまうことがあります。
予防にはワクチン接種が最も有効です。麻しんが流行している国に行く場合は、2回の麻しん含有ワクチンの接種歴を確認することが推奨されます。
麻しんが流行している国は、世界に多く存在します。(下記の表)
これらの国から帰国した後は、特に麻しんの症状に注意した健康観察が必要です。
報告数 |
人口100万人あたり |
|
1位 | インド(アジア) | イエメン(中東) |
2位 | イエメン(中東) | ガボン(アフリカ) |
3位 | パキスタン(アジア) | ソマリア(アフリカ) |
4位 | カメルーン(アフリカ) | リベリア(アフリカ) |
5位 | ナイジェリア(アフリカ) | ジンバブエ(アフリカ) |
6位 | ソマリア(アフリカ) | カメルーン(アフリカ) |
7位 | エチオピア(アフリカ) | ジブチ共和国(アフリカ) |
8位 | インドネシア(アジア) | 中央アフリカ共和国(アフリカ) |
9位 | コンゴ共和国(アフリカ) | 南スーダン(アフリカ) |
10位 | トルコ(アジア) | アフガニスタン(アジア) |
典型的な症状は、まず38℃前後の発熱が2~4日間続き、咳や鼻水、喉の痛み、目の充血などがどんどん強くなります。その後、1℃ほど熱が下がった後(半日くらい)、再び発熱(多くは39.5℃以上)があり、発疹(赤いぼつぼつのようなもの)が顔や身体などに出てきます。
ワクチン接種が1回のみの場合、免疫が十分に得られないことがあります。このような方は、これほど強い症状が出ないこともありますが、麻しんに感染することがあります。(修飾麻疹)
上記のような症状が出現した場合や、発熱や発疹などの症状がある方と接触して、1~2週間後に同じような症状が出た方は、注意が必要です。
麻しんは空気感染・飛沫感染・接触感染など様々な経路で感染します。
そのため、受診の際には、前もって医療機関に連絡してから、マスクをして受診をしてください。また、移動の時はできるだけ電車やバスなどはお控えください。
麻しんは感染する力が非常に強いので、医療機関への事前の連絡や公共交通機関の利用、外出を控えていただくことは、感染を広げないために非常に重要なことになります。
国立感染症研究所HP ”麻しん発生状況に関する注意喚起”(外部サイトへリンク)
WHO HP “Global Measles and Rubella Monthly Update”(外部サイトパワーポイントファイルへリンク)
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