県広報紙「ひばり」8月号「いばらきクローズアップ」1
新たながん対策に取り組んでいます
昨年12月に、議員提案により、「茨城県がん検診を推進し、がんと向き合うための県民参療条例」を制定し、
新たながん対策に取り組むとともに、「がん対策基金」(20億円)を創設しました。
県では、がんを予防し、がんになっても安心して暮らせる社会づくりを目指し、より一層がん対策を進めます。
がん予防のために
- がん予防や検診の大切さを考えるきっかけとするため、小学1年生のお子さんから保護者の方に、がんと健康についてのメッセージカードを渡していただきます。
- 民間団体から、県民の皆さんにもご参加いただけるがんについての講演会、がんの予防・治療の冊子やDVDの制作などのがんに関係する取り組みを募集して、選ばれたプランに補助します。
1団体につき上限10万円(効果的で事業規模が大きいものは上限30万円)
がんを早く見つけるために
- がん検診を受けやすくするため、市町村が取り組む女性医師による子宮頸がん検診や郵送による大腸がん検診などを県が支援します。実施する市町村は、これから決定します。
- 若い女性に子宮頸がん検診と乳がん検診を受けていただくため、県内の大学などでポスターやチラシを配布するほか、講演会を開催しますので、ぜひご参加ください。
- 社員の方が検診を受けやすくするため、企業を対象としたセミナーの開催や、検診の啓発に積極的な企業などに対する表彰制度を設けます。
がんについて相談したいときは
- がん患者やご家族をはじめ、県民の皆さんが、がんについてのさまざまな相談ができる窓口を新たに設置しました。
・相談窓口:「いばらきみんなのがん相談室」☎029(222)1219
看護師や精神保健福祉士などが、電話や面談で相談を受けます。(詳しくは、お知らせひろばをご覧ください。)
県内のがん診療連携拠点病院(10カ所)などにも「相談支援センター」が設置されています。
がんを治すために
- 陽子線治療など高額ながん先進医療の治療費を、県が指定する金融機関から借り入れたときの利子を補助します。(9月開始予定)
借入上限額300万円、利率6パーセント(保証料含む)以内
- がん治療には、口腔ケアが重要です。医療従事者を対象とした研修会を開催して、がん治療における医科と歯科の連携を進めます。
10月は「がん検診推進強化月間」です
本県の、肺、胃、大腸、乳、子宮のがん検診の受診率は目標値の50パーセントに届いていません。
県では、「がん検診推進強化月間」を設け、がんを体験されたタレントの原千晶さんの講演会や啓発グッズの配布などを行います。詳細については、今後、がん対策のホームページなどでお知らせしていきます。「がん検診推進強化月間」を機に、がんや検診について考えてみましょう!
ねば~る君のがん検診動画公開中!
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この記事に関するお問い合わせ先
県北振興課がん対策推進室☎029(301)3224