県広報紙「ひばり」5月号「いばらきクローズアップ」
茨城県総合計画
「いばらき未来共創プラン」を策定しました
生活と産業の未来を拓く「イノベーション大県いばらき」を目指して
県では、3月に平成28年度からの新たな県政運営の基本方針となる茨城県総合計画「いばらき未来共創プラン」を策定しました。
今後、この計画に基づき、県民の皆さまをはじめ関係機関と力を合わせ、安全・安心で質の高い暮らしや、未来を支え切り開く産業を創出し、日本や世界の発展に貢献する「イノベーション※大県いばらき」を目指していきます。
イノベーション…新しい技術やアイデアで、今までの生活や産業をより良いものに変えること
基本構想
2050年頃の「いばらきの目指す姿」などを定めています。
基本理念
『みんなで創る人が輝く元気で住みよいいばらき』
~生活と産業の未来を拓く新たな価値の創造~
- 安全・安心、快適な生活環境のもとで、雇用がしっかりと確保され、誰もが個性や能力を発揮しながら主体的にいきいきと活躍することができる「人が輝く元気で住みよいいばらき」を創造していきます。
- 県はもとより、県民や市町村、企業、大学・研究機関、NPOなど、みんなが連携・協働し、生活や産業などさまざまな分野において、社会的意義のある新たな価値を生み出すイノベーションを創出することにより、日本や世界の発展に貢献していきます。
基本計画
基本構想に掲げる「いばらきの目指す姿」を実現するため、今後5年間に推進すべき分野別・地域別の取り組みなどを示しています。
政策展開の基本方向
1「人が輝く」いばらきづくり
- 生きる力を育む教育の推進
- 地域と世界の未来を拓く人材の育成
- 一人一人が尊重され活躍できる社会づくり
- 生涯学習環境の整備と文化・スポーツの振興
2「活力ある」いばらきづくり
- 科学技術を活かしたイノベーションの推進
- 日本の発展をリードする力強い産業づくり
- 農林水産業の成長産業化
- 人・もの・情報が活発に行き交う交流社会づくり
3「住みよい」いばらきづくり
- 少子高齢化に対応した医療・保健・福祉の充実
- 人にやさしい快適な生活環境づくり
- 安全・安心な暮らしの確保
- 人と自然が共生する持続可能な環境づくり
地域づくりの基本方向
地理的条件や社会経済の結びつきなどを踏まえ、県内を6つのゾーンに区分したうえで、ゾーンごとに2050年頃を展望した将来像と重点的に取り組むべき地域づくりの方向を示しています。
地域の特性や課題に的確に対応した特徴ある地域づくりを進めていくことにより、県全体の魅力・活力の向上につなげていきます。
重点プロジェクト
今後5年間に分野横断的に優先して取り組むべき12のテーマを設定しました。
1ストップ少子化・移住促進プロジェクト
- 結婚・妊娠・出産・子育て支援の充実
- 待機児童の解消と保育サービスの充実
- 本県への移住促進など
主な数値目標
いばらき出会いサポートセンター利用者等の成婚者数(累計)
現状(H26年)1,336組
↓
目標(H32年)2,700組
2いきいき健康長寿社会創造プロジェクト
- 生活習慣病の予防、介護予防と健康づくり
- 総合的ながん対策の推進
- 医療・福祉分野における人材の育成・確保など
主な数値目標
シルバーリハビリ体操指導士数(累計)
現状(H26年)6,685人
↓
目標(H32年)11,000人
3未来を拓く子ども・若者育成プロジェクト
- 確かな学力を身に付ける教育の充実
- 郷土を愛する心の醸成
- 青少年・若者の社会参画支援など
主な数値目標
科学系コンテストに向けたトレーニングへの参加者数
現状(H26年)492人
↓
目標(H32年)600人
4みんなが活躍できる環境づくりプロジェクト
- 女性の能力を発揮できる環境整備
- 高齢者の活躍の場の拡大
- 障害者の自立と社会参加の促進など
主な数値目標
障害者雇用率
現状(H26年)1.75%
↓
目標(H32年)2.05%
5みんなで守る、暮らしの安全・安心プロジェクト
- 地域防災力の強化と防災教育の充実
- 防犯・交通安全対策の充実
- 地域公共交通の充実など
主な数値目標
自主防災組織の活動カバー率
現状(H25年)72.3%
↓
目標(H32年)89.6%
6次世代につなぐ美しく豊かな環境プロジェクト
- 水素エネルギーの利活用と再生可能エネルギーの導入促進
- 森林湖沼環境保全対策の推進
- 地域の自然環境教育の推進など
主な数値目標
温室効果ガス排出量(H2年度比)
現状(H24年)1.7%
↓
目標(H32年)△8.5%~△15.2%
7未来を創る産業イノベーション創出プロジェクト
- 科学技術を活用した未来産業の創出
- ロボット産業の育成と社会へのロボットの普及
- 企業誘致の強化など
主な数値目標
生活支援ロボットの製造および活用したサービスを展開する企業等数
現状(H26年)1社
↓
目標(H32年)20社
8攻めのいばらき農業推進プロジェクト
- 農産物のブランド力強化
- 6次産業化・輸出の促進
- 農業を支える担い手の確保・育成など
主な数値目標
農業産出額
現状(H26年)4,292億円
↓
目標(H32年)4,400億円
9世界に開かれたいばらきづくりプロジェクト
- 国際社会で活躍できる人材の育成
- 対日投資・国際会議の県内誘致
- 国際観光の推進など
主な数値目標
外国人旅行者数
現状(H26年)18万7千人
↓
目標(H32年)72万人
10観光おもてなし日本一プロジェクト
- おもてなし日本一を目指した体制整備
- 国内外に誇れるおみやげづくり
- 広域観光の促進など
主な数値目標
本県観光に「非常に満足」している観光客の割合
現状(H26年)42.7%
↓
目標(H32年)50.0%
11魅力あふれる県北地域創造プロジェクト
- 茨城県北芸術祭の成功と活用
- 地域資源の発掘と都市農村交流の拡大
- ICTを活用した新ビジネスや多様な就業機会の創出など
主な数値目標
県北地域お試し居住利用者数(累計)
現状(H26年)-組
↓
目標(H28~32年)60組
12茨城国体、東京オリンピック・パラリンピックゆめ実現プロジェクト
- 「茨城の魅力」の世界への発信
- 選手の強化・育成
- 国体運営ボランティア等の育成など
主な数値目標
国民体育大会天皇杯順位
現状(H26年)31位
↓
目標(H31年)1位
この記事に関するお問い合わせ先
県企画課☎029(301)2523
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