ホーム > 茨城県の各部局の業務案内 > 農林水産部 > 出先機関 > 農業総合センター病害虫防除部(病害虫防除所) > 病害虫資料室 > イチゴ-うどんこ病
ここから本文です。
更新日:2023年5月9日
病原菌は,周年イチゴ上で生活を繰り返す。他の多くの病原菌の胞子が,水滴がないと発芽できないのに対し,うどんこ病菌は,空気中の湿気で発芽できる。高湿度ほど多発生するが,50%程度の比較的低い湿度でも発病する。
イチゴうどんこ病菌の発病適温は20℃で,他のうどんこ病菌と比べてやや低く,5℃以下及び35℃以上では発病しない。また,遮光すると,胞子形成が促進される。
葉,果実,葉柄,果梗などに発生する。僅かでも果実に発病すると,直接減収になる。また,多発生すると防除が困難になるため,イチゴの重要病害である。
1.ビニール被覆後は,ハウス内温度が発病に適した条件となる。また,ミツバチ導入後は,使用できる農薬が制限される。そのため,本圃では,ビニール被覆前後の防除を徹底する。
2.系統の異なる薬剤を組み合わせてローテーション散布を行う。
3.葉の表裏に発病するため,薬剤散布は葉裏にも薬液がかかるよう丁寧に行う。
※画像の無断使用および転用を禁じます。
被害果
果梗及び蕾の病徴
このページに関するお問い合わせ
病害虫の発生状況や、適切な防除方法は地域により異なる可能性があります。病害虫の防除や農薬についてのご相談は、お住まいの都道府県にある病害虫防除所等の指導機関にお問い合わせください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください