レタス-菌核病（Sclerotinia sclerotiorum）

発生及び被害の状況と発生条件

はじめ地際の茎や葉の基部に水浸状の病斑が現れる。やがて淡褐色水浸状となり,地際の茎あるいは葉の基部は軟化腐敗し,下葉から順次しおれてくる。腐敗した株の葉の基部などには,白色綿状のかびが生じ,さらに進展するとそこにネズミの糞に似た黒色の菌核を作る。
病原菌の発育適温は15～20℃で,25℃以上では発育は抑制される。秋から冬にかけて,平均気温が15～20℃になってきた頃に発生しやすい。

防除のポイント

1.発生を認めた場合は,菌核が形成される前に発病株を抜き取り,防除を徹底する。
2.収穫後は,菌核を圃場に残さないよう被害残さを圃場外へ持ち出し,適正に処分する。

レタスの耕種的防除法および物理的防除法

• 耕種的防除法
• 物理的防除法

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 被害株

 多発生圃場