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更新日:2023年5月30日
老熟幼虫が稲ワラや刈株の中で越冬する。成虫は年2回発生する。越冬世代成虫は5月中旬頃から発生し,6月上旬に最盛となり,イネに産卵する。卵からふ化した幼虫は茎内に食入する。第1世代幼虫による被害として,6月下旬~7月下旬に茎の下部が黄色くなり,芯葉が枯れる症状が観察される。第1世代成虫は7月下旬から発生を認め,8月中旬に最盛となる。第2世代幼虫による被害は,出穂できずに出すくみとなったり,出穂しても白穂となったりする。
1.被害が多かった水田では,稲ワラを早期にすき込み,腐熟させる。
2.薬剤防除を行う場合の散布適期は,第1世代幼虫に対しては発蛾最盛期(例年6月上旬)の10~15日後,第2世代幼虫に対しては発蛾最盛期(例年8月中旬)直後~1週間以内である。
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ニカメイガ成虫
ニカメイガ幼虫
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