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更新日:2023年5月10日

ナシ-アブラムシ類

発生及び被害の状況と発生条件

 ワタアブラムシは新芽を加害し,萎縮や変形を起こす。展開した葉や,茎は加害されても変形することはないが,糖類が多量に含まれている排泄物を出し続けるため,すす病が発生する。
 ナシアブラムシは主に新梢葉の葉表に寄生し、葉表を内側にし,葉裏から縦に巻く。
 通常,増殖は単為生殖で行われ,幼虫で産まれてくる。越冬の際は,有性生殖を行い,受精卵で越冬する。低密度時には翅の無い個体が多いが,密度が高くなると,翅を持った個体も現れ,他所へ移動する。
 県内の主な発生種は,ワタアブラムシ,ナシアブラムシ,ユキヤナギアブラムシである。

防除のポイント

1.増殖が速く,被害を受けると葉が巻いてしまい,薬液がかからなくなることもあるので,初期防除を徹底する。
2.新梢を加害するので,新梢に薬液がかかるよう防除を実施する。

 

※画像の無断使用および転用を禁じます。

ワタアブラムシ幼虫 ワタアブラムシ幼虫

ワタアブラムシ成虫 ワタアブラムシ成虫

ナシアブラムシ被害葉 ナシアブラムシ被害葉

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農林水産部農業総合センター病害虫防除部発生予察課

〒319-0292 茨城県笠間市安居3165-1(園芸研究所内)

電話番号:0299-45-8200

FAX番号:0299-45-8255

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