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更新日:2023年5月30日
茨城県において,稲穂を加害するカメムシ類には,クモヘリカメムシ,ホソハリカメムシ,トゲシラホシカメムシ等がある。いずれも成虫で越冬するが,越冬場所は種によって異なる。本県の水田においては,クモヘリカメムシが最も多く発生する。クモヘリカメムシは山林で越冬し,イネ科雑草地等に生息した後,イネの出穂とともに水田へ移動,穂を吸汁,加害しながら葉や穂に産卵する。ふ化した幼虫も成虫と同様に収穫期まで吸汁・加害しながら成長し,約1ヶ月で成虫になる。年間発生回数は1~2回である。
1.穂揃期に成虫を防除し,その後は出穂20日後頃の幼虫の発生盛期に防除を行う。
クモヘリカメムシ成虫
クモヘリカメムシ幼虫
ホソハリカメムシ成虫
ホソハリカメムシ幼虫
トゲシラホシカメムシ成虫
イネカメムシ成虫
アカスジカスミカメ成虫
アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫
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