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更新日:2023年5月30日
体長8~10ミリメートルで,体色は全体的に黒い。成虫が山林の落葉の下等で越冬する。水田の周縁部,特に山林等に近い場所で発生が多い。主にイネの株元に生息し,葉鞘から吸汁,加害する。生育初~中期に加害されると葉先がよじれ,草丈が低く,分けつが少なくなり,減収する。激しい加害を受けると穂の出すくみや白穂も発生する。6月下旬から7月上旬に葉に写真3のような症状がみられる場合は,イネクロカメムシによる加害が考えられる。
1.防除は越冬成虫の発生ピークで産卵開始前の6月末~7月初めに実施する。薬剤は虫によくかかるように散布する。
イネクロカメムシ成虫
葉に現れた被害
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