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更新日:2023年5月29日
いもち病には葉に発生する葉いもちと穂に発生する穂いもちがある。いもち病の発生には気象が大きく影響する。気温14~30℃(特に20~25℃)で,弱い雨や露などが続いてイネの葉が長時間ぬれるような条件のときに発生しやすい。一般的に6月の高温多湿,7~8月の低温多雨は発生を助長する。本県において葉いもちは,例年6月下旬から発生を認め,7月下旬に最も発生が多くなる。
1.発生を認めてから1週間以内に薬剤散布を行う。
2.常発地や,動噴等の使用が難しい場合には,粒剤をできるだけ初発前に散布しておく。
1.葉いもちが多発して上位葉に病斑が伸展している場合には,穂ばらみ末期と穂揃期の2回散布を行う。葉いもちの発生が少なく,上位葉への進展がない場合には,穂揃期に1回防除すれば十分である。
2.出穂期に降雨が続く場合は,いもち病の感染に好適な気象条件であるため,葉いもちの多少に関わらず防除する。
なお,農薬の散布にあたっては農薬のラベルを確認してから使用する。
※画像の無断使用および転用を禁じます。
いもち病による葉の病徴
葉いもち病斑
置苗が伝染源となっている(矢印,右側の置苗から左側の本田の株へ病気が移行している)
ごま葉枯病による葉の病徴
にせいもちによる葉の病徴
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