県育成ナシ品種「恵水」の高温対策試験を実施しています

　近年の夏の猛暑の影響により、今後、農作物の生育等に対する影響が懸念されています。結城普及センターでは、県育成ナシ品種「恵水」について、高温等による生育や品質に対する影響と対策を検討するため、今年度から、八千代町と結城市の現地ナシ園で、遮光資材による高温対策試験を開始しました。

　気温が高くなる梅雨明け直前から、果実を遮光袋で被覆する区、ナシ棚の上に遮光ネットを設置する区を設置しました。今後、各区の温度や、葉・果実の日焼け症状、果実肥大等への影響を調査する予定です。

　「恵水」は、高品質で収益性が高い品種として、管内で生産量が徐々に増加しています。結城普及センターでは、この調査を通じて、「恵水」の安定生産に向けた支援を行っていきます。