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平成30年3月15日(木曜日)に、かすみがうら市内のレストラン「かすみキッチン」で、養殖コイの凍結品を使用した料理の試食会が行われました。
養殖コイの凍結品は、霞ヶ浦漁業協同組合に所属する養殖業者が、県の「農林水産物地域ブランド力向上支援事業」を活用して開発に取り組みました。昨年度は、同事業を活用して加熱調理用の凍結品の開発に取り組み、一般的な活魚出荷によらない新たな形態での食材として十分に通用する製品ができたことから、平成29年度は「生食も可能な凍結品」の開発に取り組みました。そして、衛生管理や凍結方法など試行錯誤をしながら開発を進め、事業の成果報告として上記の試食会が行われました。
試食の後の意見交換では「新規の店舗でも使いやすい」「十分美味しい」「活魚出荷に頼らない新たな販路開拓の手段となり得る」といった期待する意見が出た一方で、「もうかる仕組みづくりをどう構築していくか」「生産管理や品質基準はどのように行っていくべきか」「産地としての地位の確立やブランド化をするためにはどうすればよいか」といった今後の課題に関する議論も活発に行われました。次年度以降も、凍結品を販売するまでの体制づくりなどを行っていくことが漁業協同組合や養殖コイ生産者の間で合意されました。
試食会の様子1
試食会の様子2
コイの刺身
コイのあらい
コイの燻製カルパッチョ
コイの刺身川エビラー油がけ
コイのパテ
コイの刺身酢味噌和え
コイの春巻き
コイの塩釜焼き