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ワカサギの人工ふ化放流は、ワカサギの産卵期である1月から2月にかけて、ワカサギを増やすことを目的として漁業者が毎年行っている活動です。
張網漁業と呼ばれる漁法でワカサギを生きたまま採捕し、オスとメスに選別します。なお、1月21日から2月末日までは、ワカサギの採捕禁止期間ですが、人工ふ化放流のため特別に採捕を許可しています。
ワカサギの精子と卵を同時に絞り出し、受精卵をつくります。
シュロ枠(木の枠に植物の繊維を付けたもの)に受精卵を付けていきます。
シュロに付着したワカサギの受精卵。
シュロ枠は束ねて船溜まりに入れ、ふ化を待ちます。
シュロ枠を入れる場所には、卵やふ化した稚魚が捕食されないように、網で仕切りをしています。