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魚介類は餌や生息水深など、種類ごとにその生態は様々ですので、本県では幅広い魚種を対象に検査を実施しております。
お知らせ
魚種 | 検体数 | |
---|---|---|
海面 |
188 |
20,861 |
霞ケ浦・北浦 |
15 |
1,199 |
河川・湖沼 |
15 |
1,436 |
合計 |
210 |
23,496 |
※上記表内で、霞ケ浦・北浦と河川・湖沼で重複が6魚種(ウナギ、ギンブナ、コイ、ボラ、モツゴ、ワカサギ)、海面と河川・湖沼で重複が2魚種(サケ、スズキ)あるため、内訳と合計とは一致しません。
上記の検査結果の表は証明書としてもご利用いただけます。(※平成24年4月公表分以降利用可能)
※過去の日別の検査結果(平成23年9月公表分以降掲載)
※これまでに行った魚種毎の結果はこちらでご覧ください。
茨城県農林水産物モニタリング情報(http://www.ibaraki-rdtest.jp/)
福島第一原発事故以来、県北部の3漁協(平潟・大津・川尻)に所属する沿岸漁業者は、平成24年から試験操業などを続けてきましたが、平成25年5月7日から本格的にシラス漁などの操業を再開しました。水揚げされた漁獲物については、定期的に県で放射能のサンプル検査を実施しており、その検査結果はすべて不検出となっています。
なお、シラス干し等に加工された製品は、さらに個々の加工業者が民間検査機関で検査し、安全性を確認したうえで、市場等に出荷しています。
◇平成25年のコウナゴ調査H25年2月12日から4月30日までコウナゴのサンプル採取のための操業を行ってきましたが、コウナゴの漁獲はありませんでした。なお、付随して漁獲されたシラス、シラウオについては検査を行っており、すべて検出せずとなっております。
◇平成24年の状況平成24年8月6日から同年12月17日まで13回にわたりシラス試験操業を実施し、県では、漁獲したシラス、カエリ(8月6日分はその製品を含む)の検査を行ってきました。詳細は次のとおりです。
加工品は、製造工程や水分の違いで結果に差が生じるので、8月10日以降は個々の加工業者毎に、検査が行われています。
テーマごとに内容をまとめた資料を掲載しています。
海産魚介類及び内水面魚介類は、現在、出荷・販売等の規制はありません。
【海面】
H28年10月6日:北部(北茨城市~日立市沖)のクロダイについて業界と県による生産自粛が解除されました。
H28年8月23日:県央部(東海村~大洗町沖)のアカエイについて業界と県による生産自粛が解除されました。
【霞ヶ浦・北浦水系】
【その他の河川・湖沼】
H27年7月23日:花園川水沼ダム上流のイワナ、ヤマメの出荷・販売自粛要請を解除しました。
H26年3月20日:花園川水沼ダム上流のヤマメについて出荷・販売の自粛を再び要請しました。
H26年1月30日:那珂川水系のウナギに対する出荷制限指示が解除されました。
H25年11月12日:利根川のうち境大橋の下流(支流を含む。)で採捕されたウナギ(天然)について原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)より出荷制限の指示を受けました。
H25年3月22日:花園川水沼ダム上流のヤマメの出荷・販売自粛要請を解除しました。
H24年5月7日:那珂川(支流を含む。)で採捕されたウナギ(天然)について原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)より出荷制限の指示を受けました。
水産物の放射性セシウムの基準値が1キログラムあたり100ベクレルとなりましたので、消費者が信頼・安心して本県の海産魚介類を購入できるよう、県と沿海地区漁連では、次のように対応しております。
(1)100ベクレル/キログラムを超過した魚種
(2)50ベクレル/キログラム超100ベクレル/キログラム以下の魚種
A.安全・安心な水産物を出荷するため、規制の対象となる100ベクレル/キログラムを超える水産物を流通させないよう、
漁業団体があらかじめ生産を自粛するもので、民間スーパー規制や放射性物質の検査を強化するガイドラインとあわせ、
50ベクレル/キログラムとしました(平成24年3月15日公表)。
A.水産庁において本県沖の水産物についてもストロンチウムの検査を実施しております。
本県沖では、平成23年は、イカナゴ、マイワシ、サバ類、アカガレイ計7検体、平成24年は、マイワシ、マアジ、ゴマサバなど6種7検体が採取され、いずれも検出下限値(0.013~0.03ベクレル/キログラム)以下でした。
また、H25年8月1日に公表された福島県沖を含めたこれ以外の検体の検査結果もすべて不検出となっています。詳しくは、水産庁のページをご覧ください。
環境中のストロンチウムとセシウムの濃度は比例関係にあり、原発事故に起因する海水中のセシウムとストロンチウムの濃度は100:1程度と想定されています。実際のストロンチウムの魚への蓄積は想定に比べてかなり少なく、ストロンチウムの影響は、人体への影響を示す係数(実効線量係数)を考慮してもセシウムに比べて相当に小さいものとなっております。
したがって、セシウムの濃度をきちんと検査していれば、十分に安全性を確認することができます。
現在の基準値自体も、ストロンチウムなどセシウム以外の核種について十分に安全側の余裕を持たせて設定されています。
ストロンチウムの分析には約3週間と長期間を要し、数多くの水産物の検査ができなくなってしまいますので、ご理解をお願いいたします。
プルトニウムにつきましては、原発敷地内からごく微量が検出されたものの、原発放水口付近及び沖合域の海水からは検出されておらず、
現時点では広く環境中に放出されている状況ではありません。
よって現時点で、プルトニウムを測定する必要はないと考えております。
A.水産物の検査は、食の安全を確保するという観点から、実際の利用実態にあわせた検査を行っています。
コウナゴやシラスなど、全部を食べる小魚類は、魚全体を検査し、骨や内臓を食べない大型の魚は肉の部分だけを
測定しています。アンコウのように内臓も食べる魚は、全部を測定します。
セシウムは、内臓よりも筋肉などに取り込まれる比率が高く、内臓を除去すると放射能の数値が低くなるということはありません。
A.現在の規制値100ベクレル/キログラム(ベクレル)は、肉・卵・魚介類等の様々な食品の摂取による放射能の影響を、まとめて「年間1ミリシーベルト以下にする」という考え方で設定されています。
セシウムの影響を計算する方法をご紹介します。
(1)ベクレル(放射能の強さ)からシーベルト(人への影響)への変換
(検査結果の数値ベクレル/キログラム)×0.000013(換算係数)=○ミリシーベルト
(2)食べる魚の量を想定する
1回に、××グラム食べるとして、全部でどのくらいの量を食べるかを計算・・・△△キログラム
(3)放射線の影響を計算し、日常生活の放射線量と比較する。
○ミリシーベルト×△△キログラム=○○ミリシーベルト
・胸のレントゲン検査0.05
・東京からニューヨークへの航空機利用0.1
・自然界から受ける放射線(年間・世界平均)2.4
(例)検査の結果100ベクレル/キログラムの魚を食べる場合
シーベルトに換算すると、100ベクレル/キログラム×0.000013=0.0013ミリシーベルト
これを、1回に50g、週に3回、1年間(延べ150回)食べ続けたとすると、50g×150回=7.5キログラム
放射線の影響は、0.0013×7.5=0.00975ミリシーベルト
放射線の影響に関する情報に関連するリンク
●県外の水産物に関する関連情報
・福島県の水産物の検査結果(福島県HP)(外部サイトへリンク)
・千葉県の水産物の検査結果(千葉県HP)(外部サイトへリンク)
●海水に関する情報
・県内の海水浴場の調査結果(県のHP)
・海水及び海上のモニタリング結果(文部科学省HP)(外部サイトへリンク)
●食べ物と放射性物質のはなし(厚生労働省特集ページ)
(外部サイトへリンク)