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更新日:2024年2月29日

アフリカ豚熱(ASF)について

アフリカ豚熱は、アフリカ豚熱ウイルスがダニの媒介や感染畜等との直接的な接触により豚やいのししに感染し、発熱や全身性の出血性病変を呈する致死率の高い伝染病です。日本では家畜伝染病予防法で家畜伝染病に指定されており、有効なワクチンや治療法はありません。

日本ではこれまで本病の発生が確認されていませんが、アフリカでは常在的に、ロシア及びその周辺諸国でも発生が確認されており、また、中国では平成30年8月にアジアで初めて発生が確認されて以降、中国国内で感染地域が拡大しています。

さらに、令和6年1月には韓国の釜山で、野生いのししでのアフリカ豚熱感染が確認されました。日本への直行フェリー乗り場の近くでもあり、国内への侵入リスクが非常に高くなっています。

畜産農家の皆様におかれましては、飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視強化に万全を期していただくようお願いいたします。

なお、アフリカ豚熱は豚・いのししの病気であり、人に感染することはありません。

アフリカ豚熱の発生状況(農林水産省HP)(外部サイトへリンク)

海外からお越しの皆様へのお願い

韓国を含め、海外の肉製品や海外で使用した衣服、靴にはアフリカ豚熱ウイルスが付着している可能性があります。

帰国後は以下の点にご注意のうえ、本病の国内侵入防止にご協力をお願いします。

  • 海外では動物のいる施設には行かないようにしてください。
  • 海外から肉の入った食品を持ち帰らないでください。
  • 靴についた泥を日本に持ち込まないよう、泥を落とし、洗ってから帰国の途についてください。
  • 空港内で、靴の消毒場所があったら適切に消毒してください。
  • 帰国後1週間は、観光牧場や畜産施設などには行かないでください。

リーフレット:海外からの旅行者の皆様へ(農林水産省)(PDF:562KB)

登山者・キャンパーの皆様へのお願い

諸外国では、アフリカ豚熱に感染した野生いのししが確認されております。

病原体の侵入や拡散を防ぐため、狩猟や登山、キャンプ等で山林に立ち入る際は以下の点にご注意願います。

  • いのししを誘引しないよう残飯は持ち帰ってください。
  • 靴の泥はその場で十分落としてから帰宅してください。
  • 帰宅途中に観光牧場や、畜産施設などには立ち寄らないでください。
  • 帰宅後も、靴や衣服は洗うなどしてください。
  • いのししが大量に死んでいるなどの異常な状態を発見したら、その公園などがある市町村へ連絡してください。

 

リーフレット:登山者・キャンパーの皆様へ(農林水産省)(PDF:882KB)

豚熱(CSF)とアフリカ豚熱(ASF)の比較

 

豚熱

アフリカ豚熱

病原体

豚熱ウイルス

アフリカ豚熱ウイルス

症状

突然死、発熱、削痩、下痢等様々

国内発生

平成30年に26年ぶりに発生

ワクチン

治療法

 

茨城県のASF侵入防止のための広報活動について

  • 動物検疫所が実施する広報活動と連携し、茨城空港でASF発生国からの畜産物持ち込み禁止等のリーフレットを配布
  • 海外研修生向け多言語リーフレットを作成し、農家及び監理団体等に配布

リーフレット

英語版(PDF:111KB)

インドネシア語版(PDF:101KB)

中国語版(PDF:95KB)

ベトナム語版(PDF:108KB)

日本語版(PDF:100KB)

 

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部畜産課家畜衛生対策室

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3982

FAX番号:029-301-3999

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