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更新日:2025年2月3日
県に就職する以前は、食品関係の会社で働いていました。当時の仕事内容と自分のやりたいことにギャップを感じでおり、そんな中で茨城県の畜産職の募集があることを知りました。大学時代に研究室で常陸牛の研究に携わっており、非常に興味深かったことを思い出し、県畜産物のブランドアップなどをとおして農家さんのためになる仕事をしたいと思い、県への就職を希望しました。
県のブランド牛である「常陸牛」のおいしさ、遺伝子に関する研究を担当しています。牛肉のおいしさには様々な要因が関与していますが、どのような成分が多いとおいしく感じるのか、そこにはどのような遺伝子が関与しているのかを研究しています。
オレイン酸や小ザシなどを認定基準に設けた新ブランドの「常陸牛煌」が2023年度に発表されました。私自身、オレイン酸や小ザシについて研究をしている中で新ブランドの認定基準として活用されたことは非常にやりがいを感じました。
遺伝子に関する研究を開始するにあたり、様々な研究機関に情報収集を行いました。その際に、自分では分からなかったこと、思いつきもしなかったことを多く知ることができ、印象に残っています。その後も、分からないことがあった際には相談でき、非常に良い経験となっています。
日頃は室内で研究していることが多く、農家さんとお話する機会が少ないため視野が狭くなりがちですが、農家さんが何を求めているのか、どうすれば利益につながる成果が出せるのかなどを考えて業務に取り組むように意識しています。
仕事が多岐に渡るというのが一番ギャップを感じた点です。畜産職ということで銘柄畜産物に関する研究がイメージされますが、種畜、人工授精用の精液、受精卵供給や、家畜排せつ物に関することなど様々な仕事がありました。また、自県の銘柄畜産物をPRするのも非常に大事な仕事だと感じました。
県職員となり2人目の子供ができましたが、出産の際は特別休暇などがあり非常に助かりました。また、子供が小さいうちは体調不良など急遽、休みが必要なこともあり、特別休暇やテレワークを活用できることは非常に助かっています。
2017-2021 | 肉用牛研究所飼養技術研究室 (黒毛和種子牛の育成試験、常陸牛のおいしさに関する試験) |
2022- | 畜産センター飼養技術研究室 (常陸牛のおいしさ、遺伝子に関する試験) |
勤務前 |
6時00分 起床、家事 7時10分 出勤 8時10分 職場到着 |
午前 |
8時30分 メールチェック 9時00分 実験計画作成 9時30分 実験開始 12時00分 実験終了 |
昼休み |
12時00分 昼食 |
午後 |
13時00分 共同研究先にサンプル持込み、打合せ(出張) 16時30分 帰庁、データ解析 |
勤務後 |
17時15分 退勤 18時30分 自宅帰宅、入浴 19時30分 家事 23時00分 就寝 |
茨城県は、常陸牛、常陸の輝き、奥久慈しゃもなど多くの銘柄畜産物があり、畜産が盛んな県です。その中で、畜産職として働くことは、非常にやりがいのある仕事だと思います。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
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