農林水産委員会 調査結果
県議会農林水産委員会(石井邦一委員長)の平成25年の閉会中委員会では,「生産基盤の保全整備と農山漁村の活性化を通じた茨城県の農林水産業の振興」をテーマに,力強い農林水産業を確立するための方策を検討してまいります。
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平成25年9月19日(木曜日)
<JA北つくば東部トマト選果場(桜川市)>
JA北つくば東部トマト選果場部会は,平成16年に筑西市・桜川市の広域部会として組織結成され,翌17年から同選果場を利用した生産・販売活動が開始されました。果実を傷めない選果システムの導入により,品質の安定や収量の向上が図られている同選果場の概要について説明を受けた後,施設内を視察しました。
<経営体育成基盤整備事業大宝地区(下妻市)>
本地区は,大正から昭和初期にかけて小区画(10a)で整備され,道路も狭小でしたが,本事業による水田の大区画化(30a〜1ha),道路整備の進捗に伴う大型機械の導入促進・排水路等の整備により,麦・ソバなどの栽培も可能となっております。本年度の事業完了に向けて,担い手農家は事業開始当初の10名から15名に増え,農地集積率も8.3%から35.3%へと着実に集積が進むなど,担い手育成を効果的に推進する同地区の概要について,説明を受けた後,現地を視察しました。
平成25年9月11日(水曜日)
<奥久慈茶業組合(大子町)>
福島第一原発事故の影響により,出荷制限を受けた大子町の茶は,奥久慈茶業組合などの生産者の努力と関係機関等の指導により,平成24年4月に出荷制限解除となりました。山間地域の厳しい条件の中,茶の生産振興に積極的に取り組む同組合の概要や茶の生産状況などについて説明を受けたのち,意見交換を行いました。
<北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」>
東日本大震災の津波の影響により被災した北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」は,7月13日にリニューアルオープンしました。ブルー・ツーリズム(漁村滞在型余暇活動)の拠点として,地域活性化と地場産業の振興を図る同施設の概要について説明を受けた後,施設内を視察しました。
県外調査(岐阜県,三重県,愛知県) 平成25年7月31日(水曜日)〜8月2日(金曜日)
<(株)コンティグ・アイ羽島プラント(岐阜県羽島市)>
(株)コンティグ・アイは,刈芝や草などからガソリンの代替燃料となるバイオエタノールを製造する機械の開発や販売などを行っております。当社の鈴木CEOから会社の概要や事業内容などの説明を受けた後,バイオエタノール実証プラントを視察しました。<松阪農業公園ベルファーム(三重県松阪市)>
松阪農業公園ベルファームは,2004年4月21日に開園した,広場・池・農場・庭園など約29haの広大な敷地を有す農業公園です。当公園を指定管理者として管理運営している(株)松阪協働ファームから公園の運営状況や事業展開などについて説明を受けた後,各施設を視察しました。<水土里ネット立梅用水(三重県多気郡多気町)>
多気町勢和地域では,地域の資源である「水や土」の価値を再認識し,地域の人びとと水土里ネット立梅用水が協働し,この地域資源を「保全」し「活用」するという活動を通じ,心豊かな里づくりを進めています。今回の調査では,立梅用水型小水力発電の実験・調査(合同プロジェクト)の概要について説明を受けた後,農業用水に設置された落差式小水力発電設備を視察しました。<独立行政法人水資源機構愛知用水総合管理所(愛知県愛知郡東郷町)>
愛知用水は,愛知県の尾張の一部から知多半島に農業・工業・水道用の水を供給する用水です。地域の活性化にも貢献しています。今回の調査では,愛知用水の概要や調整池と幹線水路の落差を利用した水力発電の導入などについて説明を受けた後,施設を視察しました。平成25年5月27日(月曜日)
<茨城県栽培漁業センター>
茨城県栽培漁業センターでは,安定した漁業経営をめざし,種苗の生産,放流,育成など,漁業を推進するための技術開発及び調査研究に取り組んでおります。今回の調査では,同センターの概要などについて説明を受けた後,施設内を視察しました。写真は現地調査の様子です。
<中国木材株式会社 鹿島集成材工場>
中国木材株式会社鹿島集成材工場では,国産材を有効利用するため,ベイマツと国産スギを組み合わせた異樹種集成材などの生産を行っております。今回の調査では同工場の概要などについて説明を受けた後,施設内の調査を実施しました。写真は現地調査の様子です。
平成25年5月16日(木曜日)
<特定非営利活動法人つくばアグリチャレンジ>
特定非営利活動法人つくばアグリチャレンジは,自社農園「ごきげんファーム」において障害者を積極的に雇用するなど,障害者の可能性を最大限に発揮し,農業を成長産業にするための農業経営の一形態としての確立を目指しております。今回の調査では,同法人の概要や農業を通した障害者の雇用拡大や就業支援,宅配サービス・新商品の開発等への取り組み状況などについて説明を受けた後,施設や耕作地を視察しました。
<農村交流基盤整備事業 八郷中央地区>
県では,農村交流基盤整備事業において,農村の活性化に資する集落間の連絡に必要な農業集落道等の交流基盤の整備を行っております。今回の調査では,八郷中央地区の農道整備による農村の活性化の取り組み状況などについて説明を受けた後,現地を視察しました。<畑地帯総合整備事業 東成井西部地区>
県では,畑地帯総合整備事業(担い手育成型)を活用し,地域農業のリーダー的存在である担い手農家へ農用地を集めて,経営規模を拡大することにより,担い手農家の農業経営の強化や育成を図っております。今回の調査では,東成井西部地区において行われている畑地かんがいを活用した営農の取り組みの概要について説明を受けた後,現地を視察しました。<やさと菜苑株式会社>
JA出資の農業生産法人である「やさと菜苑株式会社」では,農業の担い手育成や地域農業の振興を推進しております。今回の調査では,同社の事業内容についての説明を受けた後,農地を視察しました。
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