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更新日:2017年1月29日

県広報紙「ひばり」2月号「コミュニティいばらき」

ひばり2月号コミュニティいばらき

県では、平成23年度から、小学生が自分たちの住む地域について、見たり・聞いたり・体験して自ら発見した「郷土の魅力」をまとめた学校ホームページ(郷土に関するコンテンツ)および作文のコンクールを実施し、優秀作品を表彰しています。
今回は、学校ホームページ部門で応募総数111点の中から知事賞に輝いた北茨城市立石岡小学校を取材しました!
皆さんも、ご自分の地域の魅力を再発見してみませんか。

 

梅原亜希子さんの写真

いばらき女性特派員
梅原亜希子

【プロフィール】
取手市在住
趣味:読書、料理

学校ホームページ部門事賞受賞作品
「親子で学ぶふるさと教室」北茨城市立石岡小学校

本県の最北端、自然豊かな北茨城市内にある全校児童24人の石岡小学校。子どもたちは、勉強をはじめ、お米作りや全校合唱など、仲良く協力しながら学校生活を送っています。学校行事にも地域の方がたくさん集まり、「いつでも誰でも参加できる」地域に根差した学校です。
今回受賞したテーマ「親子で学ぶふるさと教室」は、総合的な学習の時間の中で、昨年度の5年生が親子で地域について学んだ全5回の特別授業です。地域の方々を講師とし、「ふるさと石岡」への学びを深めるこの独自の教室は、なんと昭和60年から30年以上にわたり、毎年行われています。
昭和46年に閉山した常磐炭鉱の名残や中郷焼の大北窯、石岡天満宮のほか、市内の史跡などを訪ね歩きました。
地域の方々からの教えを通して、石岡の先人たちの営みに思いを巡らせた子どもたちの作品となっています

ふるさと教室の講座の一場面(中郷焼)の写真ふるさと教室の講座の一場面(中郷焼)

受賞作品のコンテンツを作った児童8人と先生方にお話を伺いました。

1.「親子で学ぶふるさと教室」を地域自慢で取り上げようと思った理由は?
(和田美恵子校長先生・益子直先生)

石岡の有名な史跡や歴史的な人物などについて子どもたちが自ら学ぶ「ふるさと教室」こそが、石岡を代表する自慢できるものだと思ったからです。
「石岡の子どもたちを地域ぐるみでたくましく育てていこう」という思いから地域の方が中心となって始まった活動で、保護者としてこの教室に参加する卒業生の方もいます。子どもたちはもちろん、携わる人誰もが楽しみにしている活動です。

2.「ふるさと教室」の中で、見たり・聞いたり・体験して印象に残っていることは?

  • 薬師堂や天満宮の由来など、色々なことが分かりました。出征愛馬碑や風船爆弾について教わった時は、本当に戦争があったのだと感じました。(佐々木南奈さん)
  • 常磐炭鉱の名残の炭鉱住宅や十石トンネル、桜並木などを見学しました。当時は、映画館やプールもあったと聞き、驚きました。(大髙健太さん・渡邉准さん)
  • 閉講式では地域の皆さんから、わらべ歌を教えてもらったり、おいしい七草粥や漬物を頂き、色々な風習を知ることができて楽しかったです。(笹沼雷さん)

3.あなたが考えるこの地域の魅力は?

  • 樹齢約300年のクスノキは見事です。(斎藤瑠七さん)
  • 渡るのが怖い「一本橋」が好きな場所です。(小谷田拓翔さん)
  • 有名な野口雨情の生誕の地であり、横山大観が住んでいた北茨城を誇らしく思います。(渡邉准さん)

4.これから、どんな活動・行動をしていきたいですか?

  • 2月11日に県庁で行われる表彰式では、ふるさと教室の内容を多くの皆さんに紹介したいです。その際には日頃からお世話になっている地域の皆さんを招待して、自分たちが発表する姿を見てもらいたいです。(小野子龍さん)
  • 学校を卒業しても、地域全体の催しの「さくらまつり」で披露する全校合唱や運動会など、後輩たちを手伝うために学校へ行きたいと思っています。(市川蒼依さん)

お話を伺った石岡小学校の皆さんの写真

お話を伺った石岡小学校の皆さん
(後列左から)渡邉さん、笹沼さん、和田校長先生、斎藤さん、益子先生、佐々木さん
(前列左から)市川さん、小谷田さん、小野さん、大髙さん、清水先生(6年生の担任)

取材を通して感じたこと

児童全員が、堂々と地域の自慢を語ってくれたことに驚き、真剣に学んできた様子に感心しました。
「『ふるさと教室』の一番の目的は、子どもたちと地域の方々との絆づくりです」とおっしゃっていた校長先生の言葉どおり、心のつながりが受け継がれ、この教室が続いてきたのだと思いました。今回知事賞を受賞したのは、地域の方々の「全ては子どもたちのために」という、日頃の温かな思いが導いてくれたのでしょう。
私自身も、ただ住んでいるだけではもったいない!足を延ばし、たくさんの人とつながり、知見を深め、郷土茨城をさらに愛着のある「ふるさと」にしていきたいと改めて思いました。愛着を語り継承していくことが、地域の活性化につながっていくのだと思います。
地域に思いを寄せる子どもたちの姿はとても頼もしく、今後の活躍が楽しみです。子どもたちの作品を、ぜひ、地域自慢のホームページでご覧ください。(梅原亜希子)

作文部門:「だいすきわがまち自慢作文」知事賞を受賞!

  • 小学1・2年生の部「大好きなきみ田の冬」
    高萩市立君田小2年長田成美さん
  • 小学3・4年生の部「大好きな河原子の海」
    日立市立河原子小4年平子奏さん
  • 小学5・6年生の部「ぼくが住むまち、自慢の平磯」
    ひたちなか市立平磯小6年小林郁斗さん

茨城を知ってこそ、茨城の良さが伝えられる「いばらきっ子郷土検定」

本県の魅力や歴史などについて、皆さんに楽しみながら知っていただくため、中学2年生を対象に「いばらきっ子郷土検定」を実施しています。

第4回いばらきっ子郷土検定県大会のお知らせ
市町村大会(予選:240校・25,296人が参加)を勝ち抜いた45校が、優勝目指して競い合います!

  • 日時:2月4日(土曜日)10時~15時40分
  • 会場:県立県民文化センター(水戸市千波町東久保697)
  • 参加校:44市町村の代表校1校(44校)と、国立・県立・私立の代表校1校の計45校(各校5人ずつ)
  • 実施内容:クイズ形式のトーナメント戦により優勝校を決定します。

昨年度の県大会の様子の写真
昨年度の県大会の様子(優勝したつくば市立竹園東中学校)

当日のスペシャルゲスト:蝶野正洋氏(予定)、入場無料ですので、ぜひ会場にお越しください!

郷土検定のウェブサイトから、どなたでもチャレンジできます!

県教育委員会ホームページに、「郷土検定(外部サイトへリンク)」のウェブサイトを開設しています。
ウェブサイトでは、自動で採点することができ、認定証も印刷できます。
中学生だけでなく、県民の皆さんも郷土の魅力を再発見し、周りの方にぜひ伝えてください!

郷土検定ウェブサイト画像(外部サイトへリンク)

「ひばり」裏表紙の問題にも、ぜひチャレンジしてみてください!

この記事に関する問い合わせ先

県生涯学習課029(301)5322

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〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2128

FAX番号:029-301-3668

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