県広報紙「ひばり」12月号「いばらきクローズアップ」
「ニセ電話詐欺」と「自動車盗難」が多発しています。
これから「年末に向けて特に注意」しましょう!
手口が巧妙(こうみょう)化する「ニセ電話詐欺」
平成27年1月~10月末までの認知件数は310件、約10億円の被害が出ています。
最近の被害傾向
- 「今すぐお金を送って」だけじゃない
「還付金がもらえます」、「必ず儲かるから名義を貸して」などと巧妙に誘ってきます。
- 「口座に振り込んで」だけじゃない
「代理の人に渡して」、「宅配便で送って」、「キャッシュカードを確認させて」など、さまざまな手口でお金をだまし取ろうとします。
- 被害者は高齢者だけじゃない
「サイト利用料金が未納です」といった架空請求などにより、あらゆる年代が被害に遭っています。
被害に遭わないためには…
- 「電話番号を変えた」という嘘にだまされないために、家族間で、こまめに連絡を取り合いましょう。
- 知らない人といきなり話さずに済むよう、常に留守番電話を設定しておきましょう。
- 「お金やキャッシュカードを今すぐ渡して」は、詐欺を疑いましょう。
- あやしい電話があったら、すぐに相談しましょう。
県警察本部ニセ電話詐欺相談専用ダイヤル
☎029(301)0074
翌朝、愛車が消えていた…多発!自動車盗難事件
平成27年1月~10月末までの認知件数は1,747件、前年同期に比べて15パーセント増加しています。犯罪率(人口10万人当たりの認知件数)は、全国ワースト1位となっています。
県内の自動車盗難事件の特徴
【車種別の割合】
貨物自動車の被害が6割を超えています!
また、プリウス、ハイエース、ランドクルーザーの盗難も多発しています!
※被害車両(既遂)に占める貨物自動車の割合(64.2%)は、全国平均値(37.1%)の約2倍
【犯罪率(全国比)】犯罪率:人口10万人当たりの認知件数
二重、三重の防犯対策で泥棒をシャットアウト!
- 保管場所に、防犯カメラや、音や光を発する盗難防止装置などを設置しましょう。
- 駐車場に扉が有る場合は、夜間は必ず扉を閉め、鍵を掛けましょう。
※南京錠が破壊される事案も発生しています。頑丈な鍵を複数使用するなどの対策をしましょう。
- 車両への盗難防止装置(警報器・ハンドルロックなど)の設置や、GPS装置を活用しましょう。
- イモビライザーが付いていても…イモビライザーの機能を無効にしてエンジンを始動させる、通称“イモビカッター”が悪用されており、イモビライザーだけでは安心できません。
※イモビライザーとは、電子的な照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができない自動車盗難防止システムのこと。
この記事に関するお問い合わせ
県警察本部生活安全総務課☎029(301)0110