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更新日:2017年7月24日
ぱぺる 1月9日号に掲載された、茨城県知事のインタビュー記事です。
橋本 昌茨城県知事 新春インタビュー
いよいよ2010年の新年がスタートしました。今年の茨城県は、待望の「茨城空港」がスタートしました。今年の茨城県は、待望の「茨城空港」が3月に開港するなど夢いっぱい。ここでは橋本昌知事にインタビューし、今年の県政のポイントをうかがいました。
-新年あけましておめでとうございます。まず、今年の思いからお願いします。
知事 あけましておめでとうございます。「100年に一度」と言われている不況が目に見える形で改善されたら、と願うところです。県政を預かる者として、また一個人としても経済が立ち直り、雇用が回復する一年になってほしいものです。
-そうした厳しい状況の中、今年の県政のポイントは。
知事 まず、「医療体制」の整備。これは県民のみなさんの命に直接関わることですから、待ったなしの最重要課題です。とりわけ産科医の確保に全力を挙げて対応し、お母さんたちが安心して子を産み、育てることのできる環境づくりに取り組んでまいります。具体的には医科大学との連携を強化して、県内への医師の定着を図ります。医学部定員の増など国の取り組みも重要ですが、県としてもできることは何でも取り組んでいきたいと思います。
7月には待望のドクターヘリを導入します。今年は、「茨城の医療は本当に良くなった」と言われるよう努力したいと思います。
また、医療とともに教育の面も大切な問題です。本県では全国に先駆け平成14年から小学校1年生で、平成15年からは小学校2年生でも少人数学級を取り入れています。
これは、児童が小学校入学段階から円滑に学校生活を送れるよう、学力を含めきめ細やかな指導をしようというもの。今は全国的な広がりを見せていますが、これを今後、小学校3、4年生に拡大するなど、児童がのびのびと学べる環境づくりを進めていきたいと考えています。
-続いて茨城空港が3月に開港しますが、いかがですか。
知事 いま、成田、羽田だけでは今後の首都圏の航空需要をまかなうことが困難な状況にあります。こうした中、国が主体となって建設をすすめてきたのが茨城空港です。
県としては、この空港の開港をきっかけに地域の活性化を目指しています。そのためにも、現在アシアナ航空しか決まっていない定期便を何とか国内線も含め増やして行きたいと考えています。
-ローコストの空港として注目されているそうですね。
知事 いま海外で求職に成長しているのがローコストキャリア(LCC)、まさに格安運賃を謳い文句にしている航空会社です。航空市場の新たな勢力として特に欧米、アジアでの動きが際立っています。このLCCを受け入れるには、安い着陸料など「コストの安い空港」にしないといけません。
茨城空港はLCCを受け入れられるコンパクトな空港であり、将来性は十分。新しい航空会社の新たな空港理念に合致した空港として大いにPRしていきたいと思います。
-観光面でもプラスに。
知事 その通です。ただひとつ申し上げたいのは、県民のみなさんに「茨城」のことをもう少し知っていただきたいということ。
例えば、昨年4月に公表された東洋経済新報社の住み良さランキングでは上位100位以内に守谷市やつくば市など県内6市が入り、高い評価を得ています。
また、県内には水戸市をはじめ、大子町、北茨城市、笠間市など各所に素晴らしい観光地があるのです。同時に、新鮮な魚介類、米、メロン、スイカなどの農産物にも恵まれています。他県から移り住んだ方には、その魅力が分かってもらえるのですが、むしろ県民の方に十分理解されていない気がします。
県民皆が胸を張って茨城の良さをPRできるようになればいろいろな面でプラス効果につながるでしょう。
-今年、取り組んでみたいことは。
知事 そうですね。「ダイエットです。」実は今年の11月には65歳になることもあり、健康を考える一年にしたいと考えています。
過去にも何回か挑戦したことがあるのですが、2、3キロまでは落ちるのですが5キロとなると大変。「5キロ」を目標にチャレンジしたいですね。何か良い方法があったら教えてください。取り組む意欲はありますから(笑)
-最後に、1年間を乗り切るのに必要なことは。
知事 なんといっても気持ちの持ち方。とにかく、くよくよしないことです。
読者のみなさんも経験があるでしょうが、気分転換は非常に大切です。大変なことがあっても、パッと気持ちを切り替えられれば大丈夫。
あとは、先ほどの質問にも関連しますが、食べ過ぎに注意すること。みなさんこの1年、健康に気をつけて一緒にがんばりましょう。
-ありがとうございました。
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