「働き方改革・生産性向上個別企業コンサルティング事業」成果事例発表会を開催しました

茨城県では,県内中小企業のモデル企業を目指す5社に対して,専門コンサルタント（社会保険労務士）による働き方改革や生産性向上に関するコンサルティング事業を実施しております。

今年度の成果報告の場として,「働き方改革・生産性向上個別企業コンサルティング事業」成果事例発表会を開催しました。

本発表会では,5社の今年度の取組について担当のコンサルタントからの発表,今年度の取組に対する感想や課題,今後の取組意欲等について,企業によるパネルディスカッションを行いました。

日程など

日時：平成31年2月19日（火曜日）14時00分～16時00分

会場：茨城県庁11階1106会議室（水戸市笠原町978-6）

参加者：県内企業経営者・管理者・人事労務担当者など約90名

内容

法律説明《働き方改革関連法の改正のポイント》

講師

早稲田大学商学学術院教授小倉一哉氏

第1部《コンサルタントによる各社事業報告》

各企業の担当コンサルタントより,今年度の目標,取組事例,成果等について発表。

• 株式会社いばらきのケア（常陸太田市・サービス業（介護）） 従業員主体の有給休暇取得促進の環境づくり,社内満足度調査による課題の共有
• 株式会社大貫工務店（大洗町・建設業） 残業時間等の把握を行い,社員自ら改善策を提案できるよう従業員ヒアリングの実施。
• 株式会社ダイイチ・ファブ・テック（水戸市・製造業）  技術を持っている人に負荷がかからないよう,多能工化に向けた労働時間管理。
• 株式会社トレンディ茨城（水戸市・運輸業） マニュアル（基準書）作成による作業効率改善,デジタコ・ドライブレコーダー導入。
• 有限会社モーハウス（つくば市・小売業）  テレワークによる東京とつくばでの業務シェアをスタート。

働き方改革・生産性向上取組事例集（PDF：6,832KB）

第2部《パネルディスカッション》

早稲田大学小倉一哉教授をファシリテーターに,各企業より課題や将来の目指す姿等を発表。

• 株式会社いばらきのケア（代表取締役　石川剛氏）  福利厚生やファミリーサポート休暇など特別休暇の充実を図り,人手不足の対策として取り組んでいきたい。
• 株式会社大貫工務店（常務取締役　池澤秀幸氏） 従業員の理解を得ながら,休暇の拡大などの取組により,従業員一丸となり働き方改革に取り組みたい。
• 株式会社ダイイチ・ファブ・テック（代表取締役　金森良充氏）  経営力向上を保ちながら,働き方改革と生産性向上の両輪で取り組んでいく。
• 株式会社トレンディ茨城（代表取締役　伊藤忠士氏） 業務の効率化を目指し,今年度より着手したマニュアル作りに力を入れていく。
• 有限会社モーハウス（代表　光畑由佳氏）  「ワーク・ライフ・ミックス」を図りながら,従業員満足度の高い企業を目指す。

企業目標一覧（PDF：100KB）

働き方改革・生産性向上成果事例成果発表チラシ（PDF：408KB）