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更新日:2023年2月20日

クレジットカード

2022年4月の成年年齢引下げにより、18歳から一人でクレジットカードを申し込むことができるようになりました。クレジットカードは近年普及が進むキャッシュレス決済の中心的な支払い手段の一つでもあります。クレジットの基本的なルールとポイントを理解しましょう!クレジットカード1

クレジットカードのしくみ

一般的に、「クレジット」は商品やサービスの代金を後払いにする支払手段のことです。現金を持ち歩くことなく商品やサービスを購入することができ便利であるという特徴があります。

消費者と販売会社の間にクレジット会社が入る「3者間契約」の場合、以下のようなしくみです。

  • 消費者は販売店でクレジットカードによる購入を申し込み、商品やサービスの提供を受ける
  • クレジット会社は代金を立て替え、販売店に支払う
  • 消費者は、後日クレジット会社に口座引落し等により代金を支払う

クレジットは、「消費者が約束どおりに支払う」という信用を基に成り立つ契約になります。

クレジットカードの発行

クレジットカードの発行を申し込むと、クレジット会社は信用情報機関に申込者の信用情報を確認し、返済能力を総合的に審査します。審査の結果、カードの発行が決まると、有効期限と利用限度額が決められます。ただし、カードの発行が認められない場合もあります。

信用情報とは?

信用情報は、個人を特定する情報や、ローンやクレジットに関する客観的な取引事実から成り立ちます。金融機関は、消費者の同意を得たうえで加盟する信用情報機関に信用情報を登録します。また、信用情報機関は、登録された情報を金融機関に管理・提供します。

支払いについて

支払い方法には、一般的に手数料がかからない「1回払い」や「ボーナス一括払い」、所定の手数料がかかる「分割払い」や「リボルビング払い(リボ払い)」などがあります。

リボ払いってどんなもの?

リボ払いは、毎月の支払額をあらかじめ決めて、支払残高が無くなるまで返済する方法で、所定の手数料がかかります。リボ払いは月々の支払額を一定に抑えられる反面、支払残高を把握しにくく、支払が長期化して結果的に手数料が高くなりがちです。

<利用上の注意点>
  • 「初めからリボ払いに設定されているカード」や「リボ専用カード」など様々なタイプがあり、利用方法はカードによって異なります。中には、リボ払いであることが分かりにくい名称が使われているカードもあります。意図せぬリボ払いを防ぐため、クレジットカードを作る際には会員規約を確認し、支払い要件を十分理解しましょう。
  • 普段から利用明細書等を確認しましょう。「手数料の記載がある」「利用金額に対して請求額が少ない」など、意図せぬリボ払いの可能性に気づくことができます。
  • リボ払いの総額を減らしたい場合は、支払残高の一部または全部を返済することで手数料を節約することができます。返済方法はカードによって異なるため、カード会社に問い合わせましょう。

滞納するとどうなる?

クレジットカードの支払いを滞納してしまうと、以下のようなリスクがあります。

  • 一時的にクレジットカードが利用停止になる
  • 支払いが完了するまでの間、遅延損害金が発生する
  • 信用情報に、滞納の履歴が残るATM

「銀行口座の残高不足で引落としができなかった」ということがないよう、残高を定期的に確認する習慣をつけましょう。また、引落し日は必ず確認しましょう。

 

なお、スマートフォンなどの端末代金を分割で月々の通信料と一緒に支払うことは個別クレジットに当たります。月々の料金を滞納すると、信用情報機関に延滞情報が登録され、将来クレジットカードを作れなくなったりローンが組めなくなる恐れがあるので注意しましょう。

安全に利用するために

クレジットカードは、正しく利用すれば便利で効率的な決済手段となります。その一方で、様々なトラブルがあることも知っておきましょう。

使いすぎには気をつけて!

クレジットはお金を使っている感覚が持ちづらく、総額でいくら使ったのかわからなくなることがあります。クレジットの支払いのために借金をして、多重債務に陥ってしまうリスクもあります。クレジットカード2支払計画をしっかり立て、きちんと管理しながら利用しましょう。

不正利用に注意!

クレジットカードの紛失・盗難や、フィッシングサイトなどによる個人情報の不正取得などのトラブルが起きています。カードの管理が不適切だった場合、不正利用されても補償されない可能性があります。被害に遭わないため、以下のことに気をつけましょう。

  • 暗証番号には、生年月日や電話番号などではなく他人から推測されない番号を設定しましょう。
  • カード番号や暗証番号を聞き出すようなメールが届いても、安易に送信しないようにしましょう。
  • 他人にカードを貸さず、適切に管理しましょう。たとえ家族間であっても貸してはいけません。
  • パソコンやサイト上にカード情報を残さないよう注意しましょう。
  • 利用明細を定期的にチェックし、覚えのない不審な請求があったら、すぐカード会社に連絡しましょう。

このページに関するお問い合わせ

県民生活環境部消費生活センター相談試験課

〒310-0802 茨城県水戸市柵町1丁目3番1号水戸合同庁舎内

電話番号:029-224-4722

FAX番号:029-226-9156

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