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更新日:2024年10月24日
県では、平成12年度から霞ヶ浦・北浦の湖岸において、ヨシを中心とする水生植物帯の造成に取り組んでいます。(漁場環境保全創造事業)
【現況・課題】
霞ヶ浦・北浦の湖岸にある水生植物帯は、コイ、ふな類やテナガエビ等の産卵・成育の場であり,また水質浄化の働きもあります。しかし、その水生植物帯の面積は環境の変化等により大きく減少してきています。
【事業の取り組み】
護岸の先に,消波施設の設置と盛土により静穏な浅場を造成し,ヨシを主体とした水生植物を植栽することにより,水生植物帯を造成します。これにより水産資源の回復と漁場環境の改善を図ることができます。
水生植物帯の平面図↑
【水生植物帯造成の効果】
・産卵の場 コイ、ふな類等の産卵の場となります。
・成育の場 魚の餌となる動物プランクトン等の良好な発生の場となります。
・保護の場 稚魚が外敵から身を守る場となります。
・漁業の場 水産資源が増加し、霞ヶ浦・北浦が良好な漁場となります。
・環境改善の場 水生植物帯により、水質浄化が促進されます。
←ヨシに産卵された魚の卵
【水生植物帯造成までの様子】
(平成24年度造成 行方市八木蒔地先霞ヶ浦)
造成前 造成直後
造成2年後
【繁茂状況】
平成23年度造成 小美玉市下高崎地先霞ヶ浦 平成18年度造成 行方市山田地先北浦
【水生植物帯造成施設の整備実績(平成12年~)】
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