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更新日:2024年4月1日
二ホンナシの難防除病害である黒星病抵抗性を持つ、これまでにない画期的な品種です。黒星病の防除が不要となるため、従来より農薬の散布回数を減らせる可能性があります。「ひたちP3号」、「ひたちP4号」ともに8月下旬~9月上旬が収穫期となり、主力品種「幸水」と「豊水」の端境期に出荷することができます。令和5年10月に品種登録出願公表となり、生産現場へ早期の導入に向け、県内産地での現地実証試験を行っています。
「ひたちP3号」 「ひたちP4号」
しなやかな草姿を持つ黄色の中輪品種です。従来の業務用途のほかに生け花やフラワーアレンジメント等での利用が期待されます。令和4年3月に品種登録出願公表となり、県内現地での切花生産が始まっています。
「常陸きらめき」
ニホンナシみつ症は果肉が半透明状になる生理障害です。成熟期高温乾燥等により発生することがあり、発生した果実は商品価値を失います。温暖化に伴う極端な気象条件のもとでもみつ症が発生しない優良品種の育成に取り組んでいます。
小ギクとグラジオラスは本県の特産品です。コギクでは、高単価で取引される7月東京盆、8月旧盆、9月彼岸にピッタリ出荷できる優良品種の育成を進めます。また、近年の厳しい夏期の高温でも開花遅延しない品種を開発するために、その検定方法やDNAマーカーの開発に取り組んでいます。
グラジオラスでは、国内唯一の育種機関として、輸入品種に負けない品質・オリジナリティを持つ優良品種の育成を進めます。
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